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5速MT搭載! ダイハツが「ミライース “GR スポーツ”」コンセプトを公開! 高性能“ターボ”×鮮烈「赤黒2トーン」採用! 伝説モデルの「アバンツァート」再来になるのか

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5速MT搭載! ダイハツが「ミライース “GR スポーツ”」コンセプトを公開! 高性能“ターボ”×鮮烈「赤黒2トーン」採用! 伝説モデルの「アバンツァート」再来になるのか

■ターボMTに赤黒って… 「アバンツァート」復活!?

ことしも開幕して大盛り上がりをみせたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2025」では、ダイハツブースで披露された「ミラ イース GR SPORT コンセプト」に大きな注目が集まりました。

このミラ イース GR SPORT コンセプトは、ベーシック軽コンパクトカー「ミラ イース」にターボエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載したコンセプトカーです。

【画像】超カッコいい! これがダイハツの「ミライース GRスポーツ」です! 画像を見る(67枚)

エクステリアは、「GR」エンブレム付きの専用フロントバンパーや、ディフューザーを持つ専用リアバンパー、足回りにはBBS鍛造ホイール+ブリヂストン「ポテンザ RE050A」を装着してスポーティさを獲得。

内装にも本革ステアリングホイール・レカロ製スポーツシートなどが奢られていました。

そんな姿を見て、かつて数多く存在した軽自動車のホットハッチと、それらが繰り広げた“パワーウォーズ(出力戦争)”を思い出した人も多いでしょう。

その始まりは1983年にさかのぼります。三菱が「ミニカ・アミL」と「ミニカ・エコノ」に軽自動車初のターボエンジンを搭載したのがきっかけです。

当時の軽自動車規格は550ccで、最高出力も39psしかありませんでしたが、その性能は抜きん出ていました。

同年、これを追うようにダイハツが初代「ミラ」に41psをマークするターボ版を追加。するとこれも同年、スズキが2代目「アルト」、そしてスバルも「レックスコンビ」にターボエンジンを載せて追随します。最高出力はそれぞれ44psと41psでした。

翌1984年、三菱はミニカを5代目にフルモデルチェンジして、42psを発生するインタークーラー付きターボを設定。

続く1985年にはミラが2代目となって、インタークーラー付きターボエンジンを搭載したスポーツグレード「TR-XX」が登場します。

するとパワーは一気に10ps追加の52psにアップして“パワーウォーズ”が勃発。ライバルのスズキは1986年にアルトを48psへ、そして1987年にはDOHCインタークーラー付きターボで64psを絞り出す「アルトワークス」が出現しました。

ここからはミラに話を絞ると、2代目ミラも1988年に64psを達成。

1990年、660cc規格でフルモデルチェンジされた3代目にもTR-XXは継承され、1991年にはTR-XXにピレリ製タイヤやエアコン・パワーステアリングなどを標準装備した「TR-XX アバンツァート」が登場。

当初は「TR-XXリミテッド」として設定していたモデルも、途中から走り重視グレードの「TR-XX アバンツァートR」へと改称されています。

1992年には、4WDの「X4(クロスフォー)」がTR-XX系に編入され、「TR-XX X4」となりました。

1994年登場の4代目ミラは、全車のエンジンがSOHCからDOHCに変更されたほか、4気筒エンジンも設定されました。エアロパーツ・専用シートなどで内外装をドレスアップしたTR-XX アバンツァートは継続販売。

ノーマルの「アバンツァート」、4気筒エンジンを積み、LSD・リアディスクブレーキなどを備えてさらに走行性能を向上した「アバンツァートR」、そして4WD版の「アバンツァートR4」も用意されました。

1996年にはマイナーチェンジが実施され、フロントはグリルの変更・マルチリフレクター式ヘッドライトを採用。サイドスポイラーも大型化しました。

リアではテールゲートに移植されたナンバープレートと、アンダーガードもしくはディフューザー風の処理が施された専用リアバンパーが目を引きました。

その後ミラは、1998年に5代目がデビュー。この代でもスポーツモデルは存在しますが、アバンツァートの名称はこれ以降消滅して、現在に至っています。

■「ミライース アバンツァート」 登場に期待か

ところでミラはモータースポーツとの関連も深く、3代目にはモータースポーツ向けのベースモデル「X4R(クロスフォーアール)」を設定(ただし外観はエアロパーツを備えないノーマル状態)。

続く4代目ではTR-XXアヴァンツァートRの装備を簡略化・エンジンをチューニングしてトランスミッションもクロスレシオとした「TR-XXアヴァンツァートX4」と、そのFF版「X2」を発売。国内ラリーを中心に活躍しました。

それから20年以上が経過した現在、ミラは新時代のベーシックなエントリー軽コンパクトのミラ イースとして系譜を歩んでいます。

それでもミラ イースは現在全日本ラリー選手権などに参戦。参戦車のフロントバンパーのデザインはミラ イース GR SPORT コンセプトでも採用。ラリーから得た経験や知識が投影されていることが伺えます。

今回披露されたミラ イース GR SPORT コンセプトは、まさにTR-XXアバンツァートの再来・軽ホットハッチの復活を感じさせます。

長年ミラと熱いバトルを繰り広げたアルトワークスは2021年に販売が終了。

その後登場した9代目ではスポーツモデルこそ設定されず、ライバルがいなくなって久しい今こそ、求められているモデルかもしれません。

ダイハツの担当者によると、「反響次第では市販化も検討します」とのこと。そんな「ミライース アバンツァート」の再来に、今後も注目です。

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みんなのコメント

5件
  • blu********
    アルトワークスが無くなった現代では丁度いい車なんじゃないでしょうか。
    これを出して売り上げの落ちてきたコペンを生産停止する手もあるし。
    アルトワークスの中古価格がとても高いことから需要はあると思います
  • j_n********
    160万円台なら、ソコソコ売れるかも?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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