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「本当に必要?」バブル期にワイパー付きサイドミラーがあった!? 昭和~平成時代のいたせりつくせりな雨の日装備を紹介します

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「本当に必要?」バブル期にワイパー付きサイドミラーがあった!? 昭和~平成時代のいたせりつくせりな雨の日装備を紹介します

昭和だろうと令和だろうと、雨の日は鬱陶しいと感じる人は多いはず

サイドウインドウやドアミラーに付いた水滴は安全運転の大敵です。昭和・平成の時代にはワイパー付きサイドミラーや超音波雨滴除去装置付きドアミラーなど、鬱陶しいと感じる問題を解決してくれる装備が存在しました。かつて雨の日に活躍した、あるいは現役で活躍している装備を紹介します。

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梅雨時前にはメンテナンスが不可欠

雨の日は昭和だろうと、令和だろうと、鬱陶しいと感じる人は多いはず。視界もそうだし、スリップも気になる。とくに視界は安全運転の基本。梅雨時前にはあらためて窓の油膜、シリコン被膜を落とし、視界をスッキリさせておくとともにワイパーの点検も不可欠だ。

窓に油分汚れがもたらす油膜、シリコン被膜(ルーフからのワックス成分の流れ落ちなどによる)が付着していると、ワイパーを使うとかえって視界が白くなり、悪化する。これはまずいので、ウインドウの油膜、シリコン被膜を落とし、ワイパーがしっかりと水滴を拭き取ってくれるように準備したい(リアワイパー装着車のリアウインドウも同様)。

しかし、そこまで準備しても困るのがサイドウインドウやドアミラーに付いた水滴だ。霧雨のような雨だと、もうミラー面が薄い水膜で真っ白。まともに後方の視界を確保することがままならなくなる。これは危ない。日頃から天気にかかわらず安全視界確保のためウインドウクリーニングを欠かさない筆者は、雨の日の出発前にワイパーのないフロントサイドウインドウとドアミラーの水滴のふき取りを欠かさないようにしている。

日産初代「レパード」はワイパー付きサイドミラーを国産車で初装備

そんな悩みを、じつは昭和の時代に解決してくれる装備があったのだ。つまり、ワイパー付きサイドミラーである。国産車で初装備したのは、たしか1980年にデビューした日産初代F30型「レパード」だろう。

当時はまだフェンダーミラーだったが、そのミラー面に小さなワイパーが付いていたのである。そしてそれはバブル真っ盛りの1988年に華々しく登場し、シーマ現象を巻き起こした日産初代FPY31型「シーマ」に受け継がれ、今度はドアミラーの装備として発展、進化したのだった。

そのシーマのデビュー同年に登場したトヨタ「マークII」、「チェイサー」、「クレスタ」には、なんとサイドウインドウワイパーを用意。機能はそのままで、サイドウインドウにワイパーを備え、なおかつウインドウウォッシャー液まで出る仕掛け。よくぞそんな装備を思いついたものである。その装備、「本当に必要か?」というユーザーの声が上がったのか、1代限りで消滅したのであった。

トヨタ「セルシオ」は超音波雨滴除去装置付きドアミラーを装備

しかし、トヨタの雨の日の安全のための研究は継続。1989年登場の日本の高級車を一新したトヨタ「セルシオ」がやってくれた。そう、超音波雨滴除去装置付きドアミラーである。高周波でガラスをブルブルと振動させ、水滴を吹き飛ばす画期的な機能、装備であったことは事実。

デジタル一眼レフに採用されるカメラ内部のCCDなどの汚れを超音波振動で落とす理屈に近いと思われる。もっとも、最近のクルマでドアミラーヒーターが付いていれば、振動ではなく熱でドアミラーの曇りや水滴をなくすことも可能となっている。

日産「パルサー」はアンブレラポケットを搭載

そして、もうひとつ、雨の日に困るのが、傘の置き場である。濡れた傘を持って乗り込むと、その置き場に困る。折り畳み傘ならカバーが付いていることが多い(なくしていなければ)からまだマシだが、一般的な長傘だとそうもいかない。雨の日のお店の店頭に置いてあるような袋を用意するのもなんだかなぁ……である。

ところが、昭和・バブルの時代には、そんな悩みを解決してくれた珍装備が「瞬間的に」自動車メーカーのごく一部で採用されていたのである。やはり昭和のバブル期前夜(!?)の1986年に登場した日産N13型「パルサー」に搭載されたアンブレラポケットである。なんとドア開口部断面にズボッと穴が開いていて、そこに、横に傘が差し込めるというかなりユニークな装備である。ただし、ドアが開いていないと、差し込むことも、引き出すこともできない。

スズキ「ワゴンR」のアンブレラホルダーは全長約90cmまでの長傘も収納

もっと分かりやすく使える車内の傘置きとしては、昭和・バブル期からはかなり年月がたった2017年デビューのスズキ「ワゴンR」のリアドア前端内側の両側に付いているアンブレラホルダーがある。全長約90cmまでの長傘が収納でき、肝は底に排水口があること。前席乗員にとっては使いづらいが、後席乗員には、雨の日にこれほど便利で有難い装備も他にないものである。

ホンダ「N-WGN」は長傘が置けるスペースを装備

ほかにも長傘が後席にスッキリと収められる軽自動車としてホンダ「N-WGN」がある。こちらは初代から、リアシートアンダートレーという名称で、センタータンクレイアウトによる後席下の空洞を生かしたトレイで、傘専用ではないが、長傘が置ける(サイズによる)スペースとなる。ただし、一体式のトレーだから、排水機能はない。

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みんなのコメント

6件
  • dar********
    昔は「クリンビュー」と言うスプレーがあった。窓ガラスの外側に吹き付けて油膜のギラギラを取ったり、内側に吹き付けて曇り取りにした。
  • pyo********
    今の車にはヒーターが付いてる。
    雪で凍ってる時は役立つかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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