2000年、V７０ボルボのエアコン不調

Question

エアコンが不調です。
エンジン始動時はしっかり冷えます。
が、10分後ぐらいに効きません。ボンネットを開けて調べてみると、エンジン始動時にはマグネットスイッチがON・OFFを繰り返して
正常に作動しています。低圧パイプが凍結することはありません。間隔は15秒～45秒程です。

その後、マグネットスイッチが入らなくなります。
圧力（プレッシャー）スイッチの高圧側（配線2本）を直結してもNGです。
エアコンスイッチもON・OFFで出来ているので、リレーを怪しんでいます。

リレーの場所と、圧力（プレッサｙ－）スイッチ3本の電気の流れが分かりません。

御存知の方、よろしくお願います。

Answer 1

2000年は875(97～00)の最終か285(00～08)の初期かどちらのV70か分からないのではっきり詳しくは書けないので簡単に説明します。
エンジンルール内のヒューズボックスにリレーがあるはずです。フタの裏かオーナーズマニュアルで。怪しいトコがいくつかあるので実車見ないとなんとも言えませんが、リレー換えるか直結でダメでプレッシャースイッチでもないならコンプレッサーじゃないですか？マグネットクラッチが切れてから入らなくなるってことですよね？だとしたらコンプレッサーが回らなくなった時に電源がきてるか確認してみてはいかがでしょう。気をつけながらコンプレッサの横に着いてるコネクタでわかります。電源きてて回らなかったらコンプレッサーですよね。以前XC70で１台まったく同じ症状の車がコンプレッサーだったので参考までに回答させていただきました。
質問内容とズレててすみません(^-^;

Answer 2

マグネットクラッチが入らないなら、やはり入らなくなった時にコンプレッサに12V（正確には13V前後）きているか見たほうが１番早いです。
前の方が回答しているように～2000のV70（まだ角ばった形）と2000～のV70（丸くなった形）では勝手が違います。しかしコンプレッサに12Vきてればどちらにしてもコンプレッサ不良でしょう。2000～のV70はエバポレーターの温度センサーが壊れてコンプレッサが切れなくなり、結果としてエバポレーターが凍り風が出なくなって効かなくなるという故障もありますが、風が出なくなって効かないのであって、コンプレッサは入ってますからこれはまずないでしょう。

Answer 3

●原因
直接のエバポレータ凍結でしょう。しかし，真の原因は，エバポレータの温度センサに関するものです。以下に説明いたします。

●エバポレータとは
エアコンの室内ユニット（HVAC：エイチバック）の中にある熱交換器で，冷たい冷媒により空調風を冷却します。

通常は，1～3℃になるように制御します。これ以下の温度になると，空調風に含まれる水分が凍結し，エバポレータのフィン（アルミの薄）の間に詰まり，空調風の流れが阻害されます。

●エバポレータの温度制御
エバポレータを通過する空調風の流れから見て，下流側にサーミスタ方式の温度センサが付いています。ちょうど，φ5mm×20mm程度のセンサが，フィンの間に挟んでいます。

このセンサの温度で，例えば次のように制御します。

所定の温度以下 ～ コンプレッサのクラッチをOFF … エバポレータの冷却停止
所定の温度以上 ～ コンプレッサのクラッチをON … エバポレータを冷却

ここで「1～3℃」と書いたのは，いわゆる「ヒステリシス」が付いているからです。

●真の原因
下記の2通りが考えられます

(1) センサが抜け落ちた場合 … これが最も高い可能性です。センサはクリップなどでエバポレータに留める場合もありますが，多くは，ただつっこんでいるだけです。このため車両の振動などにより，抜ける場合があります。

センサが抜けると，一番，冷たい部分の温度を検知できなくなります。このため，エバポレータは「-3℃」なのに，センサは「+5℃」と判定し，コンプレッサのクラッチをONしたままになっているとおもわれます。

→ 対策は非常に簡単です。センサをエバポレータに差し込むだけです。

(2) センサの破損 … 可能性はありますが，非常に少ないです。なぜなら，完全にセンサが破損するのは，サーミスタの特性から見て，考えにくいからです。もし破損しているとすれば，センサのハーネス（配線）やエアコンのECU（電子制御回路）も怪しいことになります。

しかしエアコンECUの破損なら，そもそもエアコンがONになるのも考えにくいです。

●まとめ
エバポレータから温度センサが脱落しているのでしょう。

もしあやしいディーラでは，センサの脱落なのに，センサの異常とかエアコンECUの破損といわれて，高い修理費を請求される場合があります。信頼おけるディーラで，作業内容を見ておきましょう。

ご参考になれば幸いです。