最後まで迷った魅力的な車
アウディA3SB、BMW120i、アルファ147等と比較検討されているハッチバック。
自分も同様に比較検討した結果、A3を選
2008.1.14
- 総評
- 最後まで迷った魅力的な車
アウディA3SB、BMW120i、アルファ147等と比較検討されているハッチバック。
自分も同様に比較検討した結果、A3を選択しましたが、C30とは最後まで迷いました。
オーナーではないのですが、少しでも同じような車で迷っている方の参考になればと思い、自分の視線で比較した結果を投稿させて頂きます。
まず、この車の最大の魅力はスタイル! 特にリアビューはとってもユニークで街中で見掛けると思わず目で追ってしまいます。自分がこの車を知ったのは、実は高速道路のサービスエリアで偶然自分の車(前に持っていた車です)の隣に真っ赤なC30が止まった時でした。「やけに小さいボルボだな」と思いながら、自分の車を降りて何気なくC30の後ろを通ろうとしてびっくり! そのリアビューに見とれてしまいました。次の週にはボルボのディーラーに行っていました。その時乗っていた車はもう10年以上経っていたのでそろそろ次の車を検討しようかと思っていたところだったので足が向いていました。
以下に挙げますが、リアビューだけでなくじっかりとしたクルマ作りにも感心して本気で購入検討しましたが、結局買わずA3SBに決めてしまいました。今でもこの車は気になる存在です。
- 満足している点
- ●なんと言っても美しいリアビュー
信号待ちでこの車が前にいると、誰もがきっと魅入ってしまうと思います。
スタイル重視に割り切ったデザインは潔さを感じます。
●2.4Lの必要十分以上のエンジンパワー
国産車のプレミアムハッチバックにはもっとハイパワー車がありますが、2.4SEでも十分過ぎるパワーだと思います。試乗だけですが街中でも高速道路でも山道でも不満はありませんでした。
●意外に快適なリアシート
後席は2人掛けに割り切ったお陰で、非常に乗り心地の良いホールド性にも優れたリアシート。ちょっと足元の前後スペースが狭いかなと思いますが、元々後ろに人を乗せることが少ないので問題ありません。むしろこの小さな車の後ろに乗せられる人は意外な快適さに驚きそうです。
●硬派ではなくエレガントな内装
ドイツ車系の実用美とも、国産車系の豪華さとも、一線を画すリビングのような居住空間。
意見が分かれるところでもあるでしょうが、これには独自な印象を受けました。ウッドのセンターコンソールなんて家具みたいです。アルミパネルにするのも良い感じです。
●全グレードで安全装備が標準で充実している。
サイドエアバック、カーテンエアバックも標準です。その他も安全には特に力を入れているメーカーらしいです。
●静寂性に優れたキャビン
ドアを閉めると別空間。10スピーカーシステムの音も尖ったところもなく心地よく楽しめます。
●オプションパッケージがお買い得
バイキセノンヘッドライト(オプション)、助手席パワーシート、サンルーフ、10スピーカーシステム、17インチアルミホイールで235,00円は安い。
- 不満な点
- どうしても購入に踏み切れなかった気になった点は以下のところです。
▼5ドアの設定がない。
スタイル重視なので3ドアがベストマッチだと言うことは解るのですが、後席にカバンを放り投げて乗る手軽さが諦めきれなかったです。悩んだんですけどね。。
▼トランクに荷物が載せにくい。
トランクの開口部が狭いことと位置が高いことから、大きな旅行カバン、クーラーボックスを入れるのに苦労しそうでした。それ以外の場面では何とかなりそうです。
▼カーナビを納める場所がグローブボックスしかない。
モニターはオンダッシュにできるのは魅力なのですが、本体をセンターコンソールに納めたいと思いました。
▼車両本体価格と支払総額の差が大きい
348万円はA3SBと同額なのですが、3年間整備費諸々を足していくとなぜか40ー50万円の差になってしまいます。予算の厳しい自分には無視できませんでした。2.4AktivにしてもA3SBの1.8TFSIより高い。
以下は気付き事項です。あまり大きな問題とは思いませんがご参考に。
▼ハンドルが大きい。
軽快なイメージの外観に比べると鈍くさい印象。ここだけはC30専用ステアリングホイールを考えて欲しいです。
▼サイドブレーキが運転席から遠い。
左ハンドル車との共有でコストダウンなのでしょうが、ちょっと使いづらい。ライバル車もそうなので比較としては問題になりません。
▼運転の楽しさが薄い
必要十分以上の動力性能は間違いないのですが、ライバル車の方がハンドルを握ってからの楽しさを感じさせてくれました。助手席に乗っている人はこの車の方が快適かも知れません。
細かいですが、ブレーキの効き方はA3SBや120iが浅いところからカチッと効き始めるのと対象に、C30は踏んだだけ効く印象でした。自分にはこちらの方が乗りやすかったです。
「運転して楽しい」より「乗ってて楽しい」車なのかも知れません。
▼安全と環境に力を注いでいるはずなのに燃費が悪い
プレミアムカーでけちくさいこと言うな、と言われそうですが、2.4Lなりに何か工夫して欲しいものです。エンジン関係に目新しさを感じられませんでした。
今でも魅力的な車であることには変わりありません。実用性との綱引きで割り切れずC30の世界に飛び込めなかった者の感想です。
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