フォルクスワーゲン アップ！ 「なんだかなぁ ユーロN-CAPで5つ星取った衝突安全ボディに、ESPやプリクラッシュセーフティまで付いて、その上、実用燃費で20km/lを超える車が1」のユーザーレビュー

なんだかなぁ ユーロN-CAPで5つ星取った衝突安全ボディに、ESPやプリクラッシュセーフティまで付いて、その上、実用燃費で20km/lを超える車が1

2012.9.22

総評

なんだかなぁ
ユーロN-CAPで5つ星取った衝突安全ボディに、ESPやプリクラッシュセーフティまで付いて、その上、実用燃費で20km/lを超える車が150万円を切る価格。
これだけでも評価に値するし、これだけの内容の車は他のメーカーでは作れないでしょ。
別にドイツ車だから盲目的に評価してるんじゃなくて、どこの国の車かは関係なしに、他より優れているとこがあるんだから。

満足している点

自動車はどうしても生活に必要なんだけど、環境負荷は極力低くしたい。
かといって安全性はきちんと確保したいと思えば当然、この車は魅力的にうつる。
燃費を重視すると、軽くて安全性の低い車になってしまう。安全性を重視すると、重くて大きい車になってしまう。両立は難しい。
ハイブリッドカーであれば確かに燃費が良くて安全性も高い車があるのだが、ハイブリッドであることで減らせる燃料で節約できるエネルギーよりも、製造時に必要なエネルギーが高くなってしまう。環境負荷を減らせるわけじゃない。
そこいらへんの微妙なジレンマ的なところをうまく解決したからこそ評価されているのがこのup!という車。
化石燃料の消費を抑えたいから燃費のよい車を選択したいっていうんであれば、ハイオク指定も気にならない。
簡素な内装だって環境負荷を抑えた製造方法によるところなんだし、パワーウィンドウが必要最小限しか付いていないのも、無駄なモーター無駄な配線がなくて好ましい。
マニュアルエアコンしかり。必要なときに必要に応じて動作させるものなんだから。
多少癖のあるミッションにしたって、伝達効率が高くて軽量、それで燃費が良くなってるんだし。

不満な点

まぁ、ドイツのワゴンRだからね。外観とかは製造工程コスト低減重視。評価に値するようなもんじゃないよ。
本国では100万円を切る価格から売る車で、お金のない若者向けや、韓国車に流れた人を呼び戻す役割もある車。別に取り立てて付加価値があるわけじゃない。元々付加価値を付ける気はないんだから。
安全性や環境性能は重要だから絶対に手を抜きませんよ、アウトバーンのある国だから、走行性能も安全性の一部だからそれなりに良くしておきますよ、ただし、それら以外は最低限のものしかつけてませんよ、という車。
日本のお客様の多くが重要視する部分が最低限になっているのは事実として、それはそういう成り行きなんだからそれはそういうものとしてさ。
まぁ、それで興味ないならないでいいし、興味ある人にも特にミッションはくせがあるから試乗は必須だと言っておきたい。
ただ、だからといってこの車を叩くのは何なのよ。
そもそも多くの日本人が自動車というものに興味を持ってなくて、たいした台数も売れないんだから、自動車を製造する場所としてはともかく、自動車を売る市場としてはどうでもいい扱いされてるわけ。
そのどうでもいい地域の、またどうせドイツ車なんか買わないと最初から分かっている人たちの意見なんて、VWが聞くわけないじゃん。
日本人の嗜好なんて微塵も反映されてない車。
ドイツから韓国車を追い出し、世界でトヨタを抜くための車なんだからさ、当然じゃん。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験