高い?安全性が低い?そうかな?
軽自動車の方がマシだの何だのと言っているが、UP!にはサイドエアバックに横滑り防止装置と言った、安全装備は勿論、UVカ
2012.9.28
- 総評
- 高い?安全性が低い?そうかな?
軽自動車の方がマシだの何だのと言っているが、UP!にはサイドエアバックに横滑り防止装置と言った、安全装備は勿論、UVカットガラス、ヒーター付リモコンドアミラー、エアコン、オーディオ、リモコン式センターロッキング、と言った国産じゃオプションになる様な装備が標準になっている。さらにセンサーで前方10m以内にある障害物を探知し、30km/h未満での事故を回避・軽減する自動非常ブレーキが標準装備されてるのは特筆すべき点。仮に国産車に同じ物を装備させたら、かえって価格は高くなるのではないだろうか。
それに軽い車が危険という時代でもない。物理学的に考えれば確かにそうかもしれないが、じゃあ600kg程度しか重量のないF1マシンなんてどうなるのか?時速200~300km/hでクラッシュしてもマシンは大破はするがドライバーが大怪我をする事は殆どない。
仮にもアウトバーンが存在し、排気量1リッターでも設計時にその走行を見越さないといけないお国柄の車。日本の100km/h基準で設計され、コスト削減の為、安全装備も削ったような中途半端なリッターカー(特にトヨタのヴィッツやパッソ)とはワケが違う。何処かのレポートにあったが、日本車メーカーは時速100km/hに甘えきっている。
小さい外車だから小馬鹿にする悲しい輩も多く存在するが、自分はそういう考えは間違っていると思う。やはりボディ剛性は雲泥の差だし、足回りもしっかりしている。国産では安全装備をオプションでも装備する事すら出来ないモデルが存在する中、全てを網羅しているのは国産車ではほんの一握りだ。(そう言った意味ではスイフト&スプラッシュは優秀)自分はこういうコスト削減の為に安全装備を疎かにしている今の国産自動車メーカーの姿勢を馬鹿にしたい。
勿論、車に好き・嫌いはあるだろうし、メーカーに対しても好き・嫌いが人それぞれあるだろう。しかし、こういう安全装備をしっかり標準で抜かりなく装備して来ること。こういう車造りを日本車メーカーは真摯に受け止めて、今後の参考にして欲しいと思うばかり。
- 満足している点
- 総評でも記したが、安全装備に抜かりはないこと。特にスバルのアイサイトの様な自動非常ブレーキが標準で装備されているのは本当に特筆すべき点だと思う。そんな装備があれこれと付いているのだから、決して値段は高くない。むしろ非常に良心的。
高い!高い!と言う人も居るが、海外から船に入れて輸送して来るのだから、本国より値段が高くなるのはある程度やむを得ない。
そして、小さくてもやっぱりドイツ車。排気量1リッターなので決して速い車ではないが、上記安全装備の他、足回りの適度な硬さに加え、ドア開閉時の質感(最近は国産も頑張って来ては居るが)はまだまだ国産とは違うな・・・と思う。直進安定性も国産の同クラスとは別物。ドイツ車だ。特にトヨタのヴィッツやパッソ(1リッターモデル)の直進安定性なんて不自然な挙動をするので、こういった点を国産車メーカーは真摯に見習って欲しい。
- 不満な点
- 排気量1リッターなのにハイオク指定であること。欧州車なのだから仕方ないが、国内では受け止められにくいと思う。また、国内のこのクラスでは圧倒的にAT(CVT)ユーザーが占めている中で、マニアックで少々クセのあるミッション。これも国内ユーザー(特に女性)に受け入れられるかかなり疑問。
それと完全な好みの問題だが、あまりエクステリアデザインも良いとも思えない。まだ、ルポの方が個人的には好き。
一番の心配な点は電装系の強度だろう。これは外車全般に言えることだが、総じてこう言った部分は圧倒的に国産車の方が勝っていると思う。保障期間中は良いが、いざ有償修理となった場合、国産の同クラスの修理費と比較して倍以上はかかると思われる点。
長い目で見れば維持費は国産より結構かかる・・・外車の宿命なのかもしれないが、おそらくUP!も今のワーゲンの保障内容やプランを見ると保障が切れた時の恐怖感は他の外車と同じと思われる。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験