フォルクスワーゲン ティグアン 「CX-5(CX-8)と最後まで悩んで・・」のユーザーレビュー

CX-5(CX-8)と最後まで悩んで・・

2019.5.7

総評

CX-5と最後まで悩んだ結果、積載能力と後部座席の広さでティグアンにしました。
CX-5の良さは特徴的で何にも似てないオリジナリティを持つエクステリアに加え、静かでパワフルなディーゼルエンジン、価格不相応な内装の豪華さかなど、圧倒的なコスパが魅力で、お買い得感は十分に得られると思います。（逆に人気過ぎて街にあふれかえってきましたが・・）

エクステリアの好みは個人差があると思いますが、ティグアンは360度どこからみてもシンプルで飽きそうにない外観が気に入ってます。ドアノブも握る度に感化される形状で、女性や子供でも手を入れやすく握りやすいそうです。
インテリアは硬質な感じで冬季は冷たさを感じますが、細部に渡ってユーザーフレンドリーな使い勝手のよさがあります。

なにより趣味のロードバイク（2台）または、トライアル車（1台）を車載できるところが購入の最大のポイントでした。

懸念としては、現代的な機能やセンサーが複数備わっているため、致命的な故障や不具合が発生しないことを願うばかりです。

満足している点

・直進、コーナーなどの安定性
・トルク
・車格の割に好燃費
・ちょうど良いサイズ
・積載量
・右足にもフットレスト？(ACC時に便利)
・車内、社外のライトギミック
・カタログに載ってない”先行車発進お知らせ”のような機能

不満な点

・アイドリング～低速時の振動とエンジン音
・ナビの施設検索
・メーター内に時刻表示がない
・ベストハンドル角度でのメーター視認性
・ディーラーでも変更してほしいコーディング類

デザイン

5

直線的でシンプルなデザインの中に美しいプレスラインがあり、陰影が際立つことで存在感を表しているように思えます。リアからのフェンダーラインは特に美しく感じられます。
あふれかえるSUVの中でも、丸くなく、尖っていないシンプルなフォルムなのに目立つデザインを魅力だと感じてます。

走行性能

4

低速でも高速でも普通車のようにキビキビと取りまわせるところが意外でした。
トルクが太いので日常生活域でも乗りやすく、100km/hオーバーで流しても高い安定性を保ってくれます。これらを過不足なく両立してくれているトータルバランスの高さは、所有して初めて理解できました。スポーツカーではないのですが走りをそこそこ楽しめます。

購入当初はDSGの低速での繋がりに違和感を感じましたが、慣れてからは苦にならなくなりました。（学習するのかも）

４MOTIONについて
９５％以上がオンロードでの使用、雪も少ない地域ゆえ、4駆の必要性をこれまで感じたことがありません。
燃費を優先して普段はFF車、”いざという時は４駆になる”この仕様でちょうどよかったと思います。
4駆の恩恵は一般走行中にも気づかないところで受けていると思うので、この車を手放してFF車に戻ったときに改めて感じられれば幸いと思います。

TDI 2.0L (150ps)エンジンはライバル車に比べるとパワー、燃費、振動、騒音など、際立つ優位性までは感じられません。大人しい運転をされる方にちょうど良いと思います。

踏みこむと、”ドドドドド”という昔のOHVのような野太い音で加速します。
回転数よりも、負荷で音と振動が増す印象で、低回転高負荷はすこし騒がしくなります。
また、レスポンスもガソリン車のようなパンチはありませんがモリモリと湧いてくるような加速をします。

乗り心地

3

ふわふわせず、ゆらゆらしない。しなやかなスポーティさを感じられるSUV。長時間運転でも苦にならないフィーリングが良いですが、すこしタイヤは扁平55の割には硬く、突上げは強めな印象。
ボディ剛性は然ることながら、ハンドリングの味付けなども含めたトータルバランスの高さは、欧州車の強みだと思います。

シートは昔流行ったレカロシートのような微調整ができガタつかないダイヤル可倒。座面サイドが起きていてホールド感があるのに沈みは少なく程よい硬さ。また、座面・背もたれも大きめで、ヘッドレストも前後に調整できるため包み込むような感覚で特に気に入ってます。そのためか、リクライニングできない仕様になっています。
素材はマイクロフリースと聞いてチープな印象を持ちましたが、想像を裏切る肌触りだったので、あえてステータス目的で気を使うレザーシートにしなくて良かったとさえ感じてます。

カラカラ系の騒音は慣れるまでの問題で、車内の静粛性は抑えられていて、妻の乗っている軽（N-WGN初代）よりも圧倒的に静かです。

ミニバンからの乗り換えでしたが、家族からは居住性を除けば以前より快適とのことです。

積載性

5

趣味でロードバイク、トライアル車に乗っています。ロードバイクのサドルを上げ下げせずに2台縦積み（ホイールは外してひっくりかえすことになるが）できる車を探していてようやくこの車にたどり着きました。
最近のSUVは天井が低く、床が高いためこのニーズを実現できたのはヴェゼルとCX-8（特殊な載せ方になるけど）だけでした。
同趣味の方には強いアピールポイントになると思います。

なお、トラ車20インチも後ろゲートから縦積みできます。

燃費

5

街乗りメイン（エアコン常時使用）というか、自宅周辺を中心に138km乗った時点のトータル燃費は平均12km/L（車両表示）くらい。
高速95km/h巡航で概ね18～20km/L(車両表示)くらい。
郊外を50km/hあたりで流した際には20km/L(車両表示)以上出ることが多い。


なお、自己ベストは郊外約40kmの走行で26km/L


3000km走った感想
メーター読みでは17〜20km/Lを表示するものの、満タン法では15〜17km/Lあたりになる。
なお、燃費を意識せず粗めの運転でも12km/L前後には落ち着くため、全体的にかなり優秀なほうだと思う。

5000km走った感想
トータル5260km/323L＝16.28km/L
高速主体なのでかなり燃費が伸びます。

2.4LのNAのエスティマの時は同じ乗り方で9.0～10.0km/Lくらいでしたので、約1.6倍の燃費向上。また燃料費も約15%下がるので燃料コストはとても良くなりました。

価格

3

昔の日本車のような値引き攻勢で、かなり安く買えましたが、それでも高めだと思います。
しかし、日本車のほうが値引きが小さく、オプションありきなので、最終的には大きな差はないと判断しました。

故障経験

ナビの更新がなかなか上手くできませんでした。DL、展開、コピーに時間がかかるので失敗するととても負担・・・
（ＳＤカードを変えたらうまく更新できました）