バランスの良い車です
普段乗っている2007年式トゥアレグとの比較です。(比較対象がまったく異なる車ですが、シャランもVWの中で上級の方に位置すると思
2011.4.23
- 総評
- バランスの良い車です
普段乗っている2007年式トゥアレグとの比較です。(比較対象がまったく異なる車ですが、シャランもVWの中で上級の方に位置すると思いますので、比べてみました。また、トゥアレグからの乗換えを検討する方もいらっしゃると思いましたので。。。)
動力性能、ハンドリング、高級感(内装・静寂性)のとてもバランスの取れた車だと思いました。
ただ、悪く言うと、尖ったところがなく、色気のない、普通の上級ミニバン、というところでしょうか。
- 満足している点
- ・ハンドリング →トゥアレグよりしっかり軽快にコーナリングし(当たり前ですが・・)、ゴルフよりも若干マイルドです。(ゴルフほどではないですが)トゥアレグより圧倒的に道路への接地感を感じられます。やはりこの車もミニバンなのにドイツ車っぽいです。
・動力性能 →エンジンはおなじみのツインチャージャー1.4TSIですので、他のTSI車と比較しても、同様の性格です。他のTSIよりも若干低速寄りにトルクの出る特性でしょうか。ターボが効く感覚はほとんどなく(社内からはプシューンという音すら聞こえない)運転しやすいです。
(ただし、昔のゴルフで初めて1.4TSIを搭載したGTグレードのような心地よいパワー感はないです)
レスポンスは大変よく、不満のない加速をします。3.6Lのトゥアレグと比較してもこちらの方が低速~中速は速いと思います。高速はパワーのあるトゥアレグの方が圧倒的に良い加速をします。したがって、待ち乗りだと、トゥアレグと大して変わらないレベルではないでしょうか。
・ミッション →変速プログラムは秀逸です。トゥアレグの変速プログラムに似ていると思いました。(同じ重量級の車だからでしょう)変速ショックは他のDSG車と同等ですが、重量級の車なので坂道ではかなり発進時に後へ下がってしまうので、若干気を使います。(ポロなどはDSGでも後へ下がってしまうことはあまりないです)
・内装 →新型トゥアレグにも通じるピアノブラックの内装が高級感があり、かっこいいです。やさしさはあまりない内装ですが、かっこよさはあります。
・静寂性 →かなり静かです。3000回転まではトゥアレグとまったく遜色ない静寂性です。まさに高級車という感じです。
- 不満な点
- ・重量からすると、3.5L以上のエンジンを積んでいてもおかしくない車ですので、坂道では回転数は高めです。(というかトルクのおいしい領域に持っていこうと変速するので、坂道などではだいたい3000回転前後をこの車のDSGはよく使います。)そのため、坂道ではエンジン音がちょっと大きめです。不満は少ないですが、余裕のない感じが山道などではちょっと疲れるかもしれません。
・エンジンブレーキがあまり利きません。ちょっと急な(10度くらい?)下り坂では、回生ブレーキなどを装備していても、重量が勝ってしまい、3速でもどんどん加速してしまいます。2速では回転数が上がりすぎてしまうので、結局フットブレーキを踏むことになってしまいます。DSG+小排気量エンジンなので仕方ないところです。
・概観ははっきりいってごくフツーの1BOXです。国産ミニバンのような色気は皆無です。車を良く知らない人から見ると、200万円代のただのファミリーカーと思われそうです。(乗ってみるとそんなの吹き飛ぶくらいよさがあると思います)
・プッシュスタートは、VWはあまり積極的に装備しないようですので、この車も例に漏れずプッシュスタートはありません。(コンフォートラインに限る)
プッシュスタート車に慣れている自分は鍵をポケットから出すのがかなり面倒です。
・クルーズコントロールのレバーがウィンカーレバーのすぐ下にあるので間違いそうです(慣れの問題ですが)
・グレードと価格のバランス・選択肢が微妙です。
コンフォートラインでは、自分としては皮シートは不要ですが、電動テールゲート(オプションでは選べない)、キセンノンライト(オプションであります)はほしいです。でも、コンフォートラインにオプションをつけるとすぐにハイラインに手が届いてしまいますので、オプションは我慢した方が良いか、上のグレードを買うことになると思います。コンフォートラインだとお買い得感がある車なので、惜しい感じがします。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験