フォルクスワーゲン ポロ 「気軽に付き合えるスポーツ性能が魅力」のユーザーレビュー

気軽に付き合えるスポーツ性能が魅力

2021.7.4

総評

気構えなく普段使いできるスポーツカーである事が大きな魅力。
前車シビックタイプRは性能面はピカイチでしたが、派手な外観に赤のシートとシートベルトで恥ずかしい思いもありましたし、走り屋に煽られることもしばしば…

基本性能が高く、走ることに関しては全く不満がありませんし、DSGのダイレクトなフィールも気持ちが良いものです。
とにかく素早く走れて燃費もいい。
外観は比較的大人しいので、人目を気にせず自己満足の世界に浸れるのがうれいしですね。

満足している点

派手さの無い普段使いできるスポーツカー。
小型のボディに充分すぎるパワー。

不満な点

ロボタイズドミッションの不自然さ。
特に停止寸前のスムーズなブレーキングがしづらい点と擬似クリープが滑らかで無く唐突な点が残念。
ブレーキ自体が初期の効きが唐突で強いのも不自然さがあります。
あとは、電動パーキング位は欲しかったかな。
→ミッションは保証修理で交換し、スムーズかつメリハリのある乗り味になりました。
当初の状態とは大きく向上し質感も高いと感じます。

デザイン

4

全体的に保守的ですが、エッジの効いたボディラインに大径ホイールはヨーロッパのホットハッチを良く表現されていると感じます。

走行性能

5

どんなシチュエーションであろうとパワー不足と感じることはありません。アクセルを踏めばシフトダウンして一気にパワーが出てくるし、コーナーもロールはするものの自然なフォームで安定して抜けられとにかく安心感があります。
最近の車らしくハンドルが軽いのが何となく不釣り合いで、クイックなステア比を考えるとスポーツモードではもう少し重めのフィールが欲しいところです。

乗り心地

4

基本的に引き締まっています。
路面が荒いと揺すられ感が強いです。
反面、上下動が少ないので長期離走行の疲労軽減に繋がっていますし、スポーティさも感じられます。
ただし、45扁平のタイヤを考えるともう少ししなやかでも良いのではと思います。本国でのGTIは40扁平の18インチタイヤ装備ですから、それと同じでも良かったのでは。

積載性

4

6Rポロに比べて少し積載性がアップしました。
リアシートを倒せばかなり積めるはずです。
ポロでは1〜2名乗車がメインですのでこれで充分。

燃費

5

巡航燃費は抜群に良いですね。
郊外〜高速では15km/L程度はコンスタントに出ますので性能を考えると充分過ぎる印象です。
ただ、渋滞の多い市街地だと7km/L程度がいいところ。
この辺は排気量も2Lになった事も影響しているかと。

価格

4

輸入車、性能を考えるとこのくらいが妥当なのかと思います。
オプションつけると乗り出しで400万円を大きく超えることになるのは車格からすると高いとも言えますし、経年で値落ち幅が大きくなる傾向の車なので、その辺は割り切りが必要です。

故障経験

購入してすぐにバック時の異音が発生がありました。
リアブレーキの共鳴音との事でウエイト取り付けで多少の軽減はありましたが、いまだに音が出ています。
また、発進直後と停止寸前のカタカタ音と振動が出ており、保証修理でDSGユニット全交換となり、以降とてもスムーズでメリハリある走りに激変しました。
以前乗っていた6RポロGTIはDSG故障で手放した経緯があり、湿式6速のAWポロGTIの DSG耐久性に期待したいです。