フォルクスワーゲン ポロ 「自由自在　値段だけが国産車にとって救い : :　そのかっちり感は、レーザー溶接をはじめ高張力鋼板の使用による所が大きいだろうが、それだけではなく、骨太」のユーザーレビュー

自由自在　値段だけが国産車にとって救い : :　そのかっちり感は、レーザー溶接をはじめ高張力鋼板の使用による所が大きいだろうが、それだけではなく、骨太

2010.6.6

総評

自由自在　値段だけが国産車にとって救い
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:　そのかっちり感は、レーザー溶接をはじめ高張力鋼板の使用による所が大きいだろうが、それだけではなく、骨太の骨格(この大きさで車重1100㎏)も貢献していよう。同じような大きさの国産コンパクトカーに比べて100㎏くらい重いのだ。ただし、1.2Ｌターボはトルクが17.8kgm、NA1.8L並みにあるので鈍重さは全く感じらない。それどころが、低回転(1550回/分)から最大トルクを発生させるので、軽快ですらある。
　試乗は快適であった。加速、減速、カーブ、全てが思うままに安心して操縦できた。「自由自在」という言葉が試乗していて浮かんできた。
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満足している点

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○ボディ剛性：
　上述した通りです。レーザー溶接は国産車に対する強烈なアドバンテージだろう。（レーザー溶接についてはゴルフレビューで書かせてもらいました。）
○安全性
　これまたゴルフのレビューで書かせていただいた高い安全性がポロにも引き継がれている。能動・受動安全性ともにハイレベルだ。重めの車重も受動安全性では有利に働く。
○全幅の狭さ
　1685㎜、マーチ、パッソ、IQ、スプラッシュよりは広いが、スイフト、フィット、デミオ、ヴィッツより狭い。ゴルフよりは10㎝以上狭い。狭い道のまだまだ多い日本では、安全を確保した上での全幅の小ささは大きな長所になると考える。車幅1790㎜のゴルフでは乗っているとボディ左端が気になり、どうしてもセンターライン寄りを運転していたが、ポロはコースの中央付近を自然に運転することができた。
○燃費の良さ
　10・15モードで20㎞/L。低速からの厚いトルクは、実燃費もよいだろうことを予想させてくれる。10・15モードが17㎞/Lのゴルフの市街地実燃費が13～14㎞というから、ポロでは15～17㎞/Lくらいだろうか。
◎以上からもたらされる走りは、ホント気持ちよかった。この小ささでこの爽快さのある走りは国産ホットハッチなら充分に対抗できるのであろうが、この燃費と安全性を兼ね備えるものとなると、もはや国産車にはライバルはいないように思う。
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不満な点

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▼さらなる軽量化を望む
　叶わない要望だろうが、全長／全幅をもう30㎝／10㎝削って、3ドア化6MT化してくれたら、さらに使いやすい、軽く運動性能の高い楽しい車ができそうなのだが・・・ルポのような・・・
▼外国産
　今や国産車といっても、外国の部品も多く、新型マーチは組み立てすらタイで行われるという。それでも、この不況の時代、できれば国産の車を買って、日本の企業を応援したい。補助金という税金を使うなら、中小企業の日本の部品メーカーに少しでも還元してあげたい。
▼価格
　補助金などを加えると210万円、今話題のプリウスの最廉価版と同等くらいか。国産コンパクトカーの買い得仕様の倍、最上級仕様の数10万円高、というところか。やはり、ポロをコンパクトカーとして見る限り、割高感は否めない。
◎それでも、ポロに乗ると、200万なら買ってもいいかなあ、と思ってしまいそうになる高い完成度（快適な加速･旋回、安心な減速、疲労度の少ない運転）がある。ガンバレ日本車、ガンバレ日本。
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デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験