バイクも好きな方にお勧めです
私はスポーツバイクが好きで20年以上ナナハンで峠を攻めています。車はボードやサーフをするのに必用で乗ってきました。今まで
2008.12.7
- 総評
- バイクも好きな方にお勧めです
私はスポーツバイクが好きで20年以上ナナハンで峠を攻めています。車はボードやサーフをするのに必用で乗ってきました。今までサニーバン5万km、VWパサート10万km、フォレスター8万kmと乗り継いできました。ポロには4年で3万km程乗っています。
主な乗り方は、下道を使って夜の間に雪山に行くことです。都心を抜け山の中まで一気に200km以上走ります。ポロはそんな使い方に十分以上に答えてくれる頼りになる車です。走るのが好きな人。単なる道具ではなく車と対話をしたい人にお勧めです。けして圧倒的なエンジンパワーがあるとか、鋭角的にコーナリング出来るとかというわけではありません。
しかし、疲れた体をカバーしてくれるボディー剛性と直進安定性、アクセルの踏み方で姿勢をコントロールでき、確実に破綻無くコーナーをクリアーしていくといった特性は、車の隅々にまで感覚をいきわたらせることが出来、運転していて本当に楽しいです。片側2車線以上の幹線道路で偉そうに走りたいという人には乗ってもらいたくないし、理解できないことでしょうが、自分を持っている方には本当にお勧めです。
燃費に注目したエコもいいですけれど、この性能を、安い車両価格で堪能出来るのですからとても満足しています。この大きさでしか味わえないドライブの楽しさがありますよ。
- 満足している点
- まず、ボディー剛性が素晴らしいです。ハンドリングにも適度な重さがあり、雨や雪でもとても安心感があります。サスのダンパーをザックスのコンフォートタイプに変え、ブッシュ類を新品に変えたところ、素晴らしい足回りになりました。フワつかず、ダンピングがしっかり効き、ボディー、サス、適度な大きさと硬さのシート、それぞれの役割のバランスが取れていて、6時間くらい下道を走ってもどこも体が痛くなりません。乗車姿勢を崩さないで座っていられる素晴らしい乗り心地です。
コーナリングのロール特性もバランスが良く、アクセルオンで2次旋回を始めるので、直線同様非常に安定しています。その結果雪道の登りも下りも全く怖くありません。4駆は不要です。
リッタークラスのボディーに1600ccなので、低中速トルクがけっこう有ります。
フェンダーの裏や下回りの処理を見ても、国産車とは明らかに違う作りです。おかげでロードノイズが少ないです。
荷室は十分に広く、リヤシートの座面を外し(簡単に外せ、非常に軽い)、背もたれを前に倒し、荷室の床に高さをあわせたテーブルを自作し、助手席の後ろのレッグスペースにも高さを合わせたテーブルを自作しました。対角線で180cmの荷室になります。荷室で足を伸ばして寝られます。
- 不満な点
- 電装系のマイナートラブルは国産車より多いですが、保障や保険でカバーできる程度です。修理代も国産車とほとんど同じです。怖がる必用は無いと思います。トヨタで販売していたこともあり、全国のディーラーで修理を受けられます。買うなら3年保障などをつけられるトヨタ系列の中古車屋さんがいいのではないでしょうか。
シート生地の柄は紫を着こなすヨーロッパ人のセンスなんでしょうね。あまり馴染みません。
乗ると開放感よりも囲まれ感を感じます。でもそれが五感が伝わる感じに通じていると思っていますし、前後左右の見切りには問題点はありません。
エンジンの吹け上がりはあるのですが、そんなにスピードは乗りません。山道ではエンジンパワーに頼った追い越しは難しいですが、コーナリングスピードが速いので、立ち上がりで十分に追い越しは可能です。踏むとエンジン音は結構入ってくるので、ゆったり移動したい人や静かな音楽を好む人には向かないと思います。
ポロには走らせる上で決定的な短所は無いと思います。メーター周りでびびり音がしたりとか、1DINのスペースしかないとか、落ち葉がドレーンホールに詰まって、車内に雨漏りするとか、エンジンがいきなりハンチングしたりとか、窓が落ちたりとか、ドアの鍵を回したらキーシリンダーが取れたりとか、あ、沢山有りますね。でも、走りの基本性能の素晴らしさの前には、ケチは単なるケチな事に過ぎません。車が好きで走るのが好きな人にはお勧めですよ。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験