フォルクスワーゲン ポロ 「昔のゴルフが今のポロ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

昔のゴルフが今のポロ

2022.7.28

年式

2018年3月〜モデル

総評

多少高くてもいい物を長く使いたいという方には好適なコンパクトカー。長距離をドライブしたいという方にも適した足回りだ。

満足している点

日本の道にピッタリのコンパクトサイズ。ゴルフが大型化していったいっぽう、ポロは5ナンバーに近いサイズなので取り回しがよい。

不満な点

同クラスで同じシャシーを使うアウディが購入できるプライスタグが付いているところ。ちなみにアウディの方が足が柔らかめだ。

デザイン

4

スタンダードでクセの少ないエクステリア。6代目から全幅が3ナンバーサイズに拡大されてしまったが、それでもコンパクトであることに変わりはない。インテリアもモダンなので、広く人に愛されるだろう。

走行性能

3

エンジンは1リットル、1.5リットル、2リットルの3種類で、全てターボチャージャー付き。馬力は95馬力、150馬力、200馬力と50馬力ごとにアップしているが、コスパが高いのは150馬力仕様。95馬力仕様は物足りなさを覚える。

乗り心地

3

国産車に慣れている人からすると驚くほどの硬質な足回り。だが高速道路やワインディングでは、その硬さが走りの良さ、快適さに変わっていく。長距離になればなるほど、その良さは輝いてくる。

積載性

3

積載性はコンパクトカーとしては標準的。ただ後席の足元は日本車のコンパクトカーと比べて狭いが、これは欧州車ではよくあることだ。

燃費

3

街乗り8割、高速2割程度の走行をした場合、2リットルのGTIでリッター10km程度。1リットルエンジン車でリッター15kmを少し上回る。どちらもハイオク専用車なので、ガソリン代は少し気になるところ。

価格

2

1リッターエンジン搭載のポロTSI Rラインで329万9000円。純正オプションナビ「Discover Proパッケージ」が15万4000円なので、約350万円が車両価格といったところ。これに諸経費を入れると、420万円を超えたあたりが乗り出し価格となりそうだ。ボディサイズから考えると、ちょっとお高めだ。