フォルクスワーゲン パサート GTE ヴァリアント のみんなの質問

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フォルクスワーゲン等の欧州車ってダウンサイジングして燃費を稼ぐ車が多いですが、逆に言えば、大排気量で燃費の良いエンジンを作る技術がないのですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

EUは、2015年に走行1キロあたりのCO2排出量を130gに削減するという規制を施行すると発表しています。数値は、メーカー別に測定され、達成できないメーカーには賦課金が課され、経営に打撃を与えますので、各メーカー必死になってCO2削減に取り組んでいるのです。
この規制は、もともと2012年に施行される予定でしたが、欧州の主要メーカーが「非現実的だ」と反発、政治的圧力を行使して2015年に施行を先延ばししました。ところが、2015年を待たずして、規制の前倒し達成に目処をつけたメーカーが現れました。トヨタとフィアットです。この2社は、それぞれ2009年の実績で131g、132gを達成し、3位のBMW(151g)、4位のVW(153g)を大きく引き離しています。(http://d.hatena.ne.jp/gianni-agnelli/20101106/1289019440)
当初、日本メーカーはドイツ勢に後れをとっていると見られていましたが、蓋を開けてみればトヨタの圧勝です。しかも、当初予定の2012年までに楽々と規制を達成してしまいそうな勢いです。トヨタの高笑いが聞こえる一方で、VWは涙目、もう、どんな手段を使ってでも、CO2を削減するしかありません。本来2.4Lクラスのエンジンがふさわしいパサートに1.4Lを載せたりして急場をしのぎ、なりふり構わず130gを達成しようとしています。
幸いに、ドイツの自動車税は排気量比例で高くなっていきますので、小排気量化は消費者にとってもメリットのある話として受け入れられ、大衆車クラスの大排気量エンジンはラインナップから落とされていきました。もはや、欧州のメーカーにとって燃費の改善は一刻の猶予も許されない課題となり、ハイブリッドなど売れるわけないと冷淡だったVWのCEOも、今や公然と「今後10年の本命はプラグインハイブリッド」などと言い出す始末です。(http://www.carview.co.jp/news/0/148691/)
しかし、そのハイブリッドに関して、VWはまだ試作車レベルの段階です。モーター駆動に関する有用な技術は、15年も先行するトヨタが特許でがっちりと押さえていて簡単には手が出せないのが現実です。
そんな今のVWにとって、CO2排出量の削減は至上命題です。賦課金を喰らえば企業の存続に関わる問題ですから、燃費とパワーの両立などと言っている余裕はありません。とにかく少しでも燃費を向上させようと血眼になっているのです。

その他の回答 (4件)

  • >大排気量で燃費の良いエンジンを作る技術がないのですか?

    ありますよ。例えば直噴インジェクションを採用したり、気筒停止機構を取り入れたり
    トランスミッションの多段化。あるいはメルセデスの12気筒エンジンはツインプラグに
    したりと色々やっています。気筒停止機構なんかはものによっては20%くらい
    燃費が改善するんだそうだ。

  • 在りますよ
    (・ω・)ノはぃ☆
    アウディ」が色々☆試しています

    ガソリン消費の削減」が中心
    希薄噴射→高圧縮化」
    回転数の減少」
    気筒休止」…など
    (。-`ω´-)うぅ~む
    大排気量での良さ」を打ち消し兼ねない?アプローチも含め→色々ね

  • 残念。見方が違うんですよ。

    排気量を減らしただけで燃費は向上しませんよ。TNPを謳うダイハツだってリッター27。一方で排気量が倍もあるようなSKYACTIVやってるマツダなんか30超えて来る。クラウンに軽のエンジンを入れてもあんまり向上しないし、軽にクラウンのエンジンを入れてもあんまり悪化しないし。つまり排気量と燃費は一致しないんです。もっと言えば、10馬力を発生させるために必要なガソリンの量って軽エンジンでも2000ccでもあんまり変わらない。

    じゃぁなんでVWとかがダウンサイジングして過給器で武装するかというと軽量化なんですよね。今のTSIエンジンなんかスーパーチャージャーも取っ払ってSOHCにしてカムすら1本省略。これやってエンジン単品で14%の軽量化。マツダのデミオはボディ自体を軽量化して燃費を伸ばしてる。

    そう。昔々のクルマは燃費が良かった。軽でも昔のダイハツシャレードでもリッター30ぐらい普通に伸びてたんです。これは軽量だったためです。VWのやってるのは原点回帰なんだけど、最新のテクノロジーをふんだんに入れてイマドキでも満足出来る性能を維持してるところが凄いのです。

  • 燃費というよりCO2の排出削減に有利なんだと思います。
    欧州では非常に厳しいCO2排出基準が設定され
    成績が悪いと高額なペナルティ(罰金)を収めないといけないようです。
    CO2排出では大排気量は排気量がデカイ訳ですから
    絶対的に不利になります。

    燃費だけを取り上げるなら欧州ではディーゼルや天然ガスなんて
    選択肢もあるのですから。
    EVさえも普及している国もありますよ。

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