トヨタ ヴィッツ 「久しぶりに・・・ 仕事で出張の際レンタカーで5日間、500キロ程を走り回りました。香りは残っていないものの距離数と綺麗なボディから車検証を見ると納車3」のユーザーレビュー

久しぶりに・・・ 仕事で出張の際レンタカーで5日間、500キロ程を走り回りました。香りは残っていないものの距離数と綺麗なボディから車検証を見ると納車3

2012.8.2

総評

久しぶりに・・・
仕事で出張の際レンタカーで5日間、500キロ程を走り回りました。香りは残っていないものの距離数と綺麗なボディから車検証を見ると納車3週間目の新車で、仕事でよく国産コンパクトカーを借りて乗ることが多いものの初めての車種だった事と、新車おろしたてだったことが嬉しくて期待たっぷりに乗り込みました。
・・・そして、5日後に返却した時の感想は「ガッカリした」でした。・・・最近の国産車は総じてよく出来ており、印象に残らない車はあれどここまでガッカリしてしまう車種もなく正直トヨタから出た車なのか？と口から出てしまったほどでした。・・・自分はもとより知り合いにも買わせたくないな・・・と思ってしまいました。その原因は以下に続けます。

満足している点

■狙いのはっきりしたインテリア
　好みは分かれるところですが個人的にはアリだと思います。インパネのデザインは'70年代のスポーツカーみたいで好みませんがゲート式ATにハンドブレーキ、黒と銀を基調としたインテリアに極太グリップのステアリングはスポーティで若い男性を狙ったのがよく分かります。タコメーター無しのグレードでしたがメーターパネルもスポーティに仕上げてあり、もともとタコがあった蓋の部分もスポーティな模様で演出されていたのは良いと思う。ステアリングは革巻きではないが太いグリップで断面が抉れていて私好みで、モモのコルセやチューナーといったステアリングを彷彿とさせるものがあり、その気にさせてくれる。
　シートは廉価グレードだからなのかリアがヘッドレスト調整式なのに一体式のちょっとガッカリなデザインではあるが、トヨタの車とは思えないほどしっかりと出来ており疲れづらかったのは意外でした。・・・感覚的に昔乗っていたS13シルビアの前期型のヘッドレスト一体バケット風シートに似ていると思った。
　リアシートのセンターシートベルトは視界の邪魔になりがちだが、この車のそれは使わない時は天井に格納できるようになっていて視界に極力入ってこないようになっているのはとても良いと思う。・・・ただし、ベルトを装着した際のバックルの外し方がワンタッチなら言う事ないのに・・・。

不満な点

■スカスカの低速を演出するシフトスケジュール
これがガッカリした一番の理由です。最近の車は総じて中低速でのパワー感が厚く、街乗りするのに無駄にアクセルを踏まなくて良いと思っていましたが、この車の出足はスカスカで信号発進で他車と同じ感覚でアクセルを踏み込むと原付バイク以下の出足しかしないのに驚きました。・・・期間中同僚が借りたデミオの1300を追走して目的地に向かう機会がありましたが、ヴィッツは出足で置いていかれてアクセルを全開し、追いつく前に隣の車線の車に割り込まれる・・・というシチュエーションに何度も遭遇し、正直「ありえない」と思わされました。高速では他社のこのクラスの車に遜色なく元気に走るのでパワー不足ではなくシフトスケジュールがカタログ燃費狙いでハイギアードに振られているように思います。借りた初日にあまりのパワーのなさに1000ccなのかと思ってボンネットを開けたら4気筒エンジンだったのと車検証に1.3リッターと書かれていたのでまた更にガッカリしました。・・・そして、その副次的効果でまともに走らせると燃費が良くない。
■低い質感とガキっぽいインテリア
内装の質感がトヨタの車とは思えないほど落ちていると感じました。かつて圧倒的な品質と質感で他社を圧倒しただけに酷いです。インパネ周りは触らないから手触りは置いておいていいとしてもオーディオ周りの化粧パネルは段差を超えただけで浮いてくる状況で、エアコンのセンター吹き出し口も細かな角度調整が難しく片手で操作すると右を向けるか左を向けるかといった動きしかしないので運転中に暑くなったり寒くなったりした際の操作は不向き。ドアの内張りは色が違っているので布張りかと思ったら色違いのハード成形の樹脂とは・・・かつてコストカットが叫ばれた時代に登場したかつての愛車AE86の前期型を彷彿とさせるコストカットに脱力しかけました・・・。
長所で触れたステアリングは個人的な好みであって一般の人があの極太な上断面が変形したグリップのステアリングを好むとはあまり思えない。断面は好きな私も微妙にDタイプの形状にしていたのにはこれはやりすぎだと閉口した。あとリアワイパーが全車無間欠なのは不親切。昔乗っていたEP71スターレットですら間欠/常動切替式だったのに20年以上を経てグレードダウンとは。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験