トヨタ ヴィッツ 「特筆すべき長所のない車 通勤用にと二代目ヴィッツから乗り換えました。酷評が多い三代目ですが、ここまで言われるほどの酷い車ではありません。しかし、他のコ」のユーザーレビュー

特筆すべき長所のない車 通勤用にと二代目ヴィッツから乗り換えました。酷評が多い三代目ですが、ここまで言われるほどの酷い車ではありません。しかし、他のコ

2011.10.17

総評

特筆すべき長所のない車
通勤用にと二代目ヴィッツから乗り換えました。酷評が多い三代目ですが、ここまで言われるほどの酷い車ではありません。しかし、他のコンパクトカーと比較して「これがあるからヴィッツなんだよね!」というような特別な長所がないところが酷評の一因と思われます。
　これは車の評価に限らないことだと思いますが、人間、不思議なもので、評価する対象に何か抜きん出た長所があると、短所まで目が届かなかったり、眼を瞑ってしまいがちです。私も今回の買い替えを機に評判のよい他社コンパクトカーをいくつか試乗させてもらいましたが、他のコンパクトカーにもここに「ヴィッツの短所」として挙げられた点はいくらでもありました。ただ、いずれもそれを凌駕する長所を持っていて、それが高評価に繋がっている印象です。つまり、得手、不得手がはっきりしている車の方がユーザー側も評価しやすいし、何より、その車の長所の部分を評価して購入している、または感想を書く訳ですから当然、その車の評価は高くなり、短所は過小評価されやすくなります。
　例えば、このクラスのコンパクトカーの宿命とも言える「内装の安っぽさ」。走行性能や収納能力が高く評価されている車では「安っぽいのがたまにキズ」程度で許容されても、これが三代目ヴィッツのように特別な何かがない車は短所の方だけが目立ってしまい、「いくらなんでも安っぽ過ぎる!ふざけるな!」となり、挙句の果てに、そうしたマイナス評価だけが一人歩きして「乗るのが恥ずかしい」だの「車を知らない人間が乗る車だ」だの全く車自体の評価と関係ない乗り手への中傷にまで発展する負の連鎖が起こります。
　でも、そこから一歩引いて客観的に見てみると、実際にはどの項目もそこそこの出来、というのが事実だと思います。

満足している点

私は二代目1.3Uグレードからの乗り換えですが、同じ三代目1.3Uグレードは、中速域までの加速性、高速走行時の安定性、シートのホールド性、車内の静粛性と剛性、細かいところでは前席中央のエアコン吹き出し口からの送風力、これらの項目については確実にアップしています。

不満な点

逆に、二代目と大差ないか若干負けている程度の実燃費、低速域での不自然なエンジンブレーキの効き目、前席周辺の小物入れの極端な減少、などが気になるところです。
　因みに、私が車としての長所を知りつつも他のコンパクトカーを選ばなかった理由は、単純にどれもエクステリアが苦手な車ばかりで、その中ではヴィッツがよいと思った、というそれだけの話です。実は一番最初、三代目ヴィッツのエクステリアはむしろ嫌いだったのですが、じっくりコンパクトカーを比較して見慣れてくると、何故かヴィッツだけが馴染んできたんですよね。本当に不思議なデザインだと思います。
　結局、車を選ぶ基準は人それぞれですが、私はこれで十分です。ただし、そもそも明確な長所のないFMCに踏み切った開発チームの姿勢には疑問ですが。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験