トヨタ ヴィッツ 「これは・・・中途半端だろ 会社の営業車を選ぶので、高速も含め長めの試乗をしました。結論から言ってしまうと自分は「否」です。買いたいと思わせるモノが何も」のユーザーレビュー

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トヨタ ヴィッツ

グレード:-

乗車形式:仕事用

評価

2

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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これは・・・中途半端だろ 会社の営業車を選ぶので、高速も含め長めの試乗をしました。結論から言ってしまうと自分は「否」です。買いたいと思わせるモノが何も

2011.1.5

総評
これは・・・中途半端だろ
会社の営業車を選ぶので、高速も含め長めの試乗をしました。結論から言ってしまうと自分は「否」です。買いたいと思わせるモノが何もありません。営業車としてなら無味無臭的で良いかも知れませんが。
まず、このエクステリアデザイン、どうも美しくない。韓国車のよう。自分が車を選ぶ際、性能・価格も重要な要素ですが、何よりまず「その車のデザインが美しいか?どうか?」から入ります。この車はその時点でアウトです。初代&先代までは丸みを上手く活かしたデザイン。しかも、女性でも男性でも乗っていても何の違和感もない絶妙な外観。特に初代がデビューした時は日本車離れしたデザインで非常に衝撃を受けた事を覚えています。それが、このモデルでは女性ユーザーを捨てたの?とさえ思えてしまう方針転換。かと言って、上記の様に大して格好良くない。とても中途半端な印象です。
そして内装、まずセンターメーターを止めて通常の位置に計器類が戻りました。個人的にはこっちの方が良いと思います。しかし、どうもダッシュボードの角度がキツ過ぎるというのか?何となく圧迫感を感じてしまいます。もう少し角度を緩やかにして欲しかったですね。そして質感ですが、単純に色合いの影響もあるのかもしれませんが、コストカットを感じます。全体的にプラスチッキーな感じが先代よりも強いです。さらに収納スペースですが、もう一工夫欲しいですね。正直ライバルのフィットの圧勝です。
そして安全装備ですが、全くダメです。これは何もヴィッツに限った事ではなく、他の国産メーカーにも言える事なのですが、後席の全てに3点式シートベルトを標準にすべきです。これを国産メーカーはやらない。事故を起こした際のダメージを考えると、むしろこのクラスこそ装備するべきと思うのに。サイドエアバックもオプション。どうも安全装備を疎かにしている節が、この車にもあります。
走行性能は、やっぱりというか「如何にもトヨタ的」で楽しくありません。おまけに燃費を稼ぐ事に重点を置きすぎて、か細いタイヤを装着した結果グリップ感は欠落。ヒョコヒョコとする足回り、「燃費がぁぁぁ」と訴えかけてくる様な意図的に設定したかのような元気に回らないエンジン・・・‘走る悦び’を更に感じる事が出来ませんでした。
最初にも記載しましたが、営業車には適した車だと思いますが、自分がプライベートでと言われれば「否」な車でした。
満足している点
まず、どこぞの国賊メーカーの様に、目先の利益最優先(社長は8億以上貰って、まだ少ないと言っているのに)で、さっさと日本から出て行って、人件費の安いタイで生産したものを逆輸入して売る事をせず、日本製に拘ったこと。これは素直に評価できる。日本にある日本の企業として、日本人の雇用を守るという最低限で一番重要な社会貢献は遂げている。
総評にも記したが、センターメーターを廃止したので、視認性は格段に向上。やっぱりこっちの方がいい。また一番良かったと思ったのはCVTのセッティング。もっさりして、クセがあるのがCVTだと思っていたが、違和感が殆どない。単に自分がCVT車に慣れただけか?でも非常に素直な加速と、それに比例したエンジンの回転数を見せる。今までのCVTで一番好印象だった。アイドリング機能も自然。マーチの様に「せ~の!はい!ストップ!」という感覚がない。この辺りは独創性は無いが「他社の穴」を埋める事に関してはピカイチに上手いトヨタならではの技だと思う。
ボディ剛性は先代よりも確実に良くなった。ドアの開閉音で分かる。欧州車レベルではないものの、ある程度の進化は見られる。だからこそ、更なる安全装備の設定が欲しくなる上に、短所に記す部分も出てくるのだが・・・。
不満な点
まず女性ユーザーは好まないであろう、エクステリアデザイン。とても中途半端だ。初代&先代が可愛らしくもあり、と同時に品のある嫌味のないデザインだっただけに余計にマイナスの衝撃が大きいのかもしれない。アクがあるというのか?癖のあるデザインは慣れるまでに相当な時間がかかりそう。しかし、このカテゴリーにはライバルが乱立しているので、トヨタの販売力を持ってしても苦しいだろう。
また、長所にボディ剛性が上がったと記したが、それに見合った足回りが出来ていないこと。RSではどうだか分からないが、非常にヒョコヒョコしたサスペンションと、細くてグリップ感のないタイヤの影響で、非常に足回りが頼りない。更にあまりにも燃費重視で元気のないエンジンも加わり、本当に走って楽しくない車に仕上がっている。もう少し、エンジンを自由にさせてあげても良いのでは?と本気で思ってしまうセッティング。
総評にも記したが、全席3点式シートベルトが標準装備ではないこと。もっと真剣に「もしも」のことを考えて欲しい。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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