愛着がわかない
社用車として6,000kmほど乗ったので、思ったことをツラツラ書きます。
評価対象のクルマは2010年3月登録の90系ヴィッツの最終型
2011.3.30
- 総評
- 愛着がわかない
社用車として6,000kmほど乗ったので、思ったことをツラツラ書きます。
評価対象のクルマは2010年3月登録の90系ヴィッツの最終型になりますので、
初期のネガティブな面が改良され、90系ヴィッツの完成形と思うのですが、
正直に評価すると今一歩な感じの車です。
外観はドアミラーにウィンカーが設けられ、今風な感じで良いと思います。
好みの問題もあると思いますが、その他外観は極めて特筆すべき点もなく、
誰が乗っても違和感がないフツーのトヨタのクルマって感じです。
内装はカッチカチの硬いダッシュボードなのは今やあたり前ですし、質感も
このクラスでは妥当なレベルでしょう。可も無く不可もなくって言葉がピッタリ。
使い勝手はちょっとした小物を置くスペースが充実しており、カップホルダも
デザイン性と使い勝手が両立できており、トヨタの良心が見えます。
メーターは文字が遠くの方に見えるデジパネなど初代の方が金もかかっている
だけでなく、実際の視認性も良く、また盤面の角度なども初代の方が見えやすい
ように思います。
単にセンターメーターを踏襲したってだけで90系のセンターメーター自体にはあり
がたみを感じません。ただ、3代目は更に退化してオプティトロンメーターでさえ
なくなりましたから、まだマシかもしれません。
安全性はこのクラスでカーテンエアバッグを備えています。3代目はオプションになって
しましましたので、ここもまだクルマとして評価できる点でしょう。
肝心の走りですが、燃費重視のセッティングのためか、60キロ位で巡航している時は極めて
回転数が低いように思えます。エンジン音自体は静かなのですが、フィーリングははっきり
言って悪いです。運転していて気持ちよくないクルマなので愛着なんて沸きません!
低速度時のパワステのフィーリングも不自然で、これが21世紀のクルマかと思うと残念
でなりません。バンのプロボックスの方がよっぽどマシです。
デザインや内装は納得できるクルマなのですが、走ってみてフラストレーションが溜まる
クルマです。別に遅いわけもなく、ブレーキが効かないわけでもなく、ちゃんと走る、曲がる、
止まることは出来るクルマなんですが、乗っていて楽しくないです。
免許を取って最初に乗るクルマがヴィッツって人も多いでしょうに、こんなんでいいのでしょう
か?クルマ離れが進むのも分かる気がします。
- 満足している点
- ・取り回しのよさ
・まあまあの燃費(平均16km/L)
・後席ヘッドレストの設計
・カーテンエアバッグが標準装備
- 不満な点
- ・走りのフィーリングの悪さ(おそらくCVTが悪い)
・所有欲がまったく沸かない
・フロントの見切りの悪さ
・触った感触が悪いステアリング(まだ初代ムーヴの方がマシ)
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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