gr86ATとスープラATについての質問です。 gr86ATの変速スピードは当時世界最速の0.2秒でしたがこれはスープラよりも速いのでしょうか？

Question

ATにもいろいろ種類がありDCTとかCVTとかいろいろあるみたいですがgr86とスープラのATは同じなのでしょうか？

Answer 1

まず、トランスミッションの製造メーカーが違います。

GR86はスバル工場製、GRスープラはBMW（厳密に言えばマグナシュタイヤー）製です。で、トランスミッションはどちらもサプライヤーから供給されていて、GR86はトヨタ傘下のアイシン製６速ATで、GRスープラはドイツのZF製８速ATです。どちらもトルクコンバーター式のATですが、ZF製の８速ATは、そのフィーリングも含めて世界最強の呼び声が高いです。（アイシンの６ATが当時世界最速かどうかは分かりません。）

トヨタ車は基本的にアイシン製、BMWはZF製のトランスミッションを採用することが多いです。一時期、ゲトラグ製のDCTがはやった時期も多かったですが、最近の高級車系統はアイシンかZF製の多段ATを採用することが多いです。日本車やハイブリッド車に多いCVTは、世界的にはあまり普及していません。ギア自体が存在しないので、日本のようなストップ＆ゴーの多い環境では乗り心地が良いのですが、回転数と速度がマッチしないといったベガティブナ要素で、欧州などでは使用されておりません。もっとも、欧州でのコンパクトカーは依然としてMTが主流なのですが。

GR86とGRスープラでは、乗り比べてみれば、その違いを感じられると思います。86は、やはりMTの方が楽しく感じる一方、スープラはATで十分と感じる人も多いようです。それでもスープラのMT搭載も決定したようですね。