環境に優しい車は

Question

何でしょうか？
ＮＯｘやＣＯ2など大気汚染防止に効果があるような車は今のところ電気自動車以外ではどんな車がありますか？
素人目にはメルセデスベンツのE320 CDI ディーゼルターボとかトヨタプリウス、ホンダインサイトかなと思っていましたが、皆さんの意見をお聞かせください。

Answer 1

比べるものが何かによります。

たとえば例に挙げられているメルセデスベンツのE320 CDI ディーゼルターボ。同排気量のレシプロエンジンと比べればCO2に関しては排出量は少ないですが、NOx排出量はそれ以上に少ないレシプロエンジンはいくらでもあります。
小排気量レシプロエンジンと比べた場合はNOx・CO2ともベンツディーゼルの方が多く、環境にやさしいとは言えませんし、同じディーゼルで海外のminiなどに搭載される1.6lエンジンに比べるとほぼ倍のCO2を排出します。
あくまで「同排気量、または同程度の排気量のレシプロエンジンよりはCO2排出量が少ないから環境にやさしい」と謳っているだけで、燃料消費率・CO2排出量からみると、環境にやさしい車ではありません。

プリウスですが、燃料消費率・走行距離１kmあたりのCO2排出量では全車種中トップクラスです。
ですが生産・廃棄に黒い部分があります。バッテリー処理等の環境負荷がトヨタから公開されていません。よって環境にやさしいかどうかも憶測の域を出ません。
レアメタルの使用もある為、正確なソースが明かされない以上はプリウス全体での環境負荷については分かりませんが、生産部分を除外して考えた場合はやさしい車と言えると思います。
しかし、ヴィッツ1.0等と比べた場合は、燃料消費率・走行距離１kmあたりのCO2排出量ともにほとんど差が無い上に生産にかかるCO2量が1.2～1.3倍、廃棄は不明＋レアメタルの使用ということになりますので環境にやさしいとは言えません。

インサイトはプリウスと大差なしです。

他の回答者の方も仰っているように、本来「環境にやさしい車」というのは存在しません。
走ればそれだけで化石燃料を使用し、CO2を排出。車体や消耗品・道路などの生産にも環境負荷があります。
電気自動車もそれは同じことで、燃料の効率が良くなっているというだけです。電力を生産するのにCO2は発生しています。
あくまで、「今よりはマシ」というだけです。

環境負荷が少しでも少ない車は、小排気量で車体の小さな車です。

質問者からのお礼コメント

なるほど、理論的な回答ありがとうございました。
となると一番いいのは今のところ燃費のいい軽自動車となるのでしょうか？

Answer 2

粒子状物質は大気汚染をしますが、CO2は汚染するのではなく温室効果ガスです。まずそこを理解しましょう。ディーゼルは新しい技術を使ったものでも、ガソリンに比べれば粒子状物質を出します。その反面CO2排出量は少ないです。ハイブリッドは排気ガス的にはどちらも少ないです。

しかし的を得た答えでは無いかもしれませんが、一番粒子状物質とCO2の排出量を少なくする方法は、新車を買わないことです。これらが一番排出されるのは製造時なので。ですから比較的新しい中古のガソリン車を買うのが、皮肉なことに環境に一番優しい選択ということになります。

Answer 3

ありません。
車を運転する以上、何らかのエネルギーを使っています。
環境に優しいのは、徒歩ですね。

Answer 4

今のところはトヨタ・プリウスだと思います。
乗用車の中では最も燃費が良いですし。

燃料電池車は確かに地球には優しいですが、今のところ経済的に成立しません。
いくら環境に良くても高すぎて買えないのでは意味がありません。

環境に優しい車なぞ無いという意見もありますが...

車に乗るのは必要悪だと思います。
地方都市では車がなければ話になりません。

Answer 5

有りません。
除外されている電気自動車の類でも『環境に優しい』わけではありません。

例えば他人を殴るのにグーから平手に変えたらそのヒトは『優しい』でしょうか？
平手で殴ってその人は優しい人と褒められるべきでしょうか？

『環境に優しい』
はトヨタがプリウスの販売促進の為に編み出したキャッチコピーでしかなく、プリウスが走ったからと言って大気汚染が改善するわけでも防止されるわけでもありません。
むしろ確実に環境は破壊されます。
ハイブリットとはいえガソリンを消費しないわけではありませんから。
CO2が地球にとっての"毒"であるとするなら、10kmでガソリン1L消費していたものを20kmで1Lにしたからと言って、それは変わらずに"毒"のままであり決して"薬"にはなり得ないのです。

質問中で除外されている電気自動車でさえ、燃料電池に使われる水素は今のところ石油から作らざるを得ないのが実情で、クルマそのものは無公害でも、そのエネルギーを作りだす過程でCO2を排出するので結局は同じことです。
現在はその燃料になる水素を石油以外の何で作りだすか様々な試みがされている程度です。

ですので今のところ「環境に真の意味で優しいクルマは存在しない」ということになります。

Answer 6

実用は先ですが、燃料電池車ではないかと思います。排出するのは水だけなので、かなりクリーンです、理論上は。