ミッションの仕組みについて伺いたいです。

Question

この前マニュアルのMR-Sを運転していて長い下り坂でニュートラルにしていました。シフトレバーもニュートラルにしていました。いざエンジンブレーキかけようとした時にクラッチを切り4速に入れようとしたらギアなりして入りました。（70~80程出てたと思います。）その時から4速の入りが悪くなったように感じ、入れる時はほぼギアなりします。

ミッションの仕組みとしてこのような操作をした場合ギアに負担をかけながらギアがはいるのでしょうか？

浅い知識でですがメインシャフトが止まっているところにギアを入れようとしたからでしょうか？その場合シンクロは働かないのでしょうか？ただこの前ミッションブローして中古の過走行（約20万キロ）ミッションをつけたのでそのせいもあるかもしれませんが。

この操作方法が悪かったとしてもしやってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか？ニュートラルでクラッチをつなぎアクセルをあおりメインシャフトの回転をあげてからクラッチを切りシフト操作をすればいいのでしょうか？
止まれば1番いいんでしょうけど。

Answer 1

カタカナで言うとわかりづらいので、
日本語に直して、
・クラッチと繋がってるシャフト：入力軸
・タイヤと繋がってるシャフト：出力軸
とします。

フルシンクロMTは「常時噛み合い式」なので、
入力軸から１～６速ギアは「常に繋がって、同時に回っています」

シフトレバーは、シンクロスリーブを動かして、どこかのギアと出力軸を繋げるレバーです。
シフトレバーが「ニュートラル」というのは、１～６速ギアに対して出力軸がどこにもつながっておらず空回りしてる状態。


これを踏まえて質問の状況は、
下り坂をニュートラルで、クラッチを繋いで下っている。
⇒この場合、
①エンジン：アイドリング＝800rpm
②クラッチ：800rpm
③クラッチから１～６速ギアは常に繋がっていて、
４速ギアのギア比はほぼ１：１なので、４速ギアは800rpm
④出力軸からタイヤは常に繋がっている。下り坂を７0キロで下ってるなら、出力軸は3000rpm（数値はざっくり）で「タイヤに回されてる」状態。

この状態でクラッチを切る⇒クラッチ～1速～６速ギアは、惰性で回り続けるが、一瞬の間でも回転が落ち700rpmとかに下がってる。

クラッチを切ったままシフトレバーを４速に入れようとする⇒
700rpmで回ってるギアと、3000rpmで回ってる出力軸を、
シンクロがつなげようとする。
⇒が、あまりに早くレバーを動かしたので、ガリ、と音が出てしまった。
⇒それ以降４速の入りが悪いなら、シンクロが傷んだ可能性大です。
・・・レバーを４速の入り口に軽く押し当てていると「するぅっ」と吸い込まれるように入る瞬間があるので、そうすれば傷まない。
その後は、ブリップしてエンジンを3000rpmまで上げてからクラッチを繋げばいい。


対応方法は単純で、ニュートラルで坂道を下らない。
坂道を下り始める前に、
エンジンの回転がアイドリングまで落ち切ってない前に、
つまり、入力軸と出力軸の回転数の差が大きくない時に、シフトダウンしておけばいい。
・・・レーサーがサーキットで、フルシンクロの車でヘアピン手前でブレーキする際、５⇒４⇒３⇒２と一つずつギアを落として行くのは、一気に落とすと出力軸との回転差が大きくてシンクロを痛める可能性があるからです。

Answer 2

特定のギアだけ入りづらいのならシンクロ不良でしょう。
「この前ミッションフローして」ということは「知らず知らずのうちにミッションに負担をかける操作を多用していた」ということでしょう。
リビルトならともかく中古はどういう状態かは分解してみないとわかりません。既にシンクロが壊れる寸前であり、貴方がそれに最後のとどめをさしたに過ぎないことも考えられます。
Nから目的のギアに入れる際、レバーに軽く力をかけて待っていると回転が合った時にレバーが吸い込まれるように動きますが(その時の感触はバターを熱したナイフで切るのに例えられます)、そういった丁寧なをせずに力任せに操作していたのではないでしょうか。
ダブルクラッチのやり方は質問者の述べているとおりです(ただし実践を積んでリズム感をつかむまでは失敗も多いでしょう)。ただシンクロが完全に駄目ならダブルクラッチではなくクラッチを使わない変速(パーシャルにしてNに入れ、レバーに軽い力をかけながら回転合わせを行うと回転が合った時にレバーが吸い込まれる)でもよいでしょう。

Answer 3

その時から4速の入りが悪くなったように感じ、
シンクロ関係のトラブルだと