水素ってどうやって作るんですか？ 理科の実験みたいな方法ではないですよね？ ミライとか燃料電池車や水素エンジンも研究開発されていますが 大量に作ろうとしたらどのようにやってるんでしょうか？

Question

現在は化石燃料を輸入に頼っていますし、天然ガスなども採掘していますが、将来は輸入しなくても国内工場で大量生産できるのですか？

Answer 1

再生可能エネルギーを使った発電で電気を作り、電気分解で水素を作る。ということになるだろうと思います。

Answer 2

理科実験では薄い塩酸に亜鉛を入れ、水上置換で水素を集めますが、
今自動車に使われている水素は、石油から作られています。
それを基に燃料電池で電気として貯え動力源としています。
基本、電気自動車と同じです。

でも、将来は無尽蔵にある海水から水素を作る研究をやっています。
昨年、アメリカの委員会でSMR（スモール・モジュール・リトラクター）という原子炉が承認されました。つまり、この原子炉は直径5メートルぐらいしか無く敷地も大きな公園ぐらいの土地に設置でき、しかも常温冷却ですから、今国内にあるビルのような巨大な原発の時代は去って行くと思います。
そのSMR活用での海水からの水素製造の見通しが立っています。
日本の周りは海ですから、いずれ輸出されるようになるのではと、期待しています。いずれ水素社会は到来します。

因みに、電気自動車のリチウムはコンゴ共和国を南米チリが主な産地です。コバルトも同様です。しかし現地の環境破壊や労働問題がある上資源に限りがあること。電気自動車が普及すれば、その電気は確実に足りないことから、欧州委員会や中国では、将来の動力源として水素自動車（水素を直接燃やす）の研究に舵を切ったそうです。

Answer 3

理科の実験の電気分解と同じです。水を電気分解すると酸素と水素に別れます。原発被害のあった福島県浪江町には、福島エネルギー研究フィールド
(FH2R)という世界最大級の水素製造研究所があり、太陽光パネルを利用した電気を使用して水素を製造しています。

https://m.youtube.com/watch?v=hwuXGvQ6JR4

ただし、この方法は理想的なグリーン水素を製造しますが、コストがかかるのがネックであり、今でも研究が進められています。トヨタの水素製造所では、使用されたペットボトルリサイクルから水素を生み出す研究もしています。

現存する水素は、天然ガスを精製する際に発生する副産物であるのがほとんどです。水素を作ろうとしてではなく、てんねんを使用するのにどうしても出てしまうゴミみたいなものです。それを再利用しようという考えです。ただし、この方法はCO2やメタンといった温暖化ガスも発生させてしまうので、将来的には効果的な方法ではありません。

水素は発生させるだけでなく、安全に保管、管理、移送する必要があり、コスト面も含めて改善されていく必要があります。その技術開発が、
NEDOをはじめとする国の機関や、研究所、企業を通して行われている真っ只中です。

Answer 4

今現在の主流は石油精製の段階で作られる物ですが
将来的には、水の電気分解やらバイオマスやらと
様々な方法の研究がなされています

個人的に面白いと思ったのはアルミの廃材から
水素を取り出すと言う方法
↓
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100560.html

現在は実用化に向けての実験プラントでの検証実験を行っている所です
もし、この技術が確立すれば、水素ステーションに
高圧の水素タンクを設置せずとも、アルミ廃材から必要に応じて
水素を作り出すなんて事も可能かもしれません

アルミの廃材であれば、三協ア〇ミやらＹＫ〇ＡＰやらLI〇ILと言った
製造プラントから、容易に調達可能ですしね

Answer 5

必要は発明の母ですね、近年どんどん新しい水素精製の研究が行われ
色々な 方法で水素を精製しています メタンからの生成が 主流だったのですが
最近 水と天然鉱石との反応だけで水素の生成を実現。 水素生成量は、1時間に100Nm3以上。 なんて 発表もありました、 まだまだ
進化するのではと 思います。

Answer 6

https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy/suiso_nenryodenchi/suiso_nenryodenchi_wg/pdf/005_02_00.pdf

調べたらありました。
理科の実験みたいな方法も含まれているようですね。

Answer 7

いい質問ですね！

私も知りませんが、ＬＮＧから作るみたいです
ですから、化石燃料で作ったエナジーです