トヨタ マークX 「130系前期からの進化」のユーザーレビュー

飛鳥亮 飛鳥亮さん

トヨタ マークX

グレード:250RDS(ECT_2.5) 2016年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
3
デザイン
5
積載性
4
価格
4

130系前期からの進化

2020.1.23

総評
5年間乗った130系前期Sパケとの比較です。
トラブルは一切なくV6FRライフを満喫していたのですが、生産中止が決まってしまい、2度のマイナーチェンジを受けて進化した最終型を思い切って購入しました。
元レーシングドライバーの服部選手もレビューしていましたが、想像以上に進化しています。

まず、運転席を開けるとステアリングがオートチルドでお出迎え。メーター周りは見慣れた安心のデザインですが、エアコンパネルの液晶が青色に変更されいい感じ。また、アルカンターラ+合成皮革シートはお洒落で肌触りも良くて高級感も増しています。
そして、最も驚いたのは、ボディー剛性アップによるカッチリ感です。
ハンドル操作に対してフロントが正確に反応し、路面の凹凸をボディーがしっかり受け止めることで足がより動き、乗り心地が確実に向上。峠では、思った以上にフロントが踏ん張ってくれるので、嫌なアンダーステアはまず出ません。

また、トヨタセーフティーセンス装着も大きな進化です。プリンクラッシュセーフティシステムやレーンディパーチャーアラートはいざというときの安心感がありますし、やはりレーダークルーズコントロールはめちゃめちゃ便利です。
落ち着いた雰囲気だった前期も好きでしたが、モデリスタエアロキットを装着した後期は、迫力満点で文句なしにかっこいい!

周囲の評判も大変良くて大満足です。
街でほとんど見かけないのもいいです。(生産中止になるくらいだから当然ですが・・・)

YouTubeの前期のレビューでモータージャーナリストの五味さんが言っていました。「何でもっと売れないの?」
ほんとそう思います・・・。

熟成の域に達した、今や希少なV6+トルコンAT+FRのセダン。
大切に乗り続けていきたいと思います。
満足している点
・スポット増しと構造用接着剤による高剛性ボディー
・コーナリング時の応答性
・LEDヘッドランプ(デイライト付き)
・お洒落なアルカンターラ+合成皮革シート
・快適装備(快適温熱シート・電動チルト&テレコ・ナノイーなど)
・超便利なレーダークルコン付きトヨタセーフティーセンス
・液晶がブルー
不満な点
・足踏み式パーキングブレーキ
・前期と変わらないインテリアデザイン(TFT液晶無し)
・全車速追従ではないレーダークルコン(40km/hでキャンセル)
・高速燃費は良いが、街乗りの燃費
デザイン

5

3眼LEDヘッドランプにデイライト。G’s譲りのリアのクリアランプで、非常にスパルタンな印象です。
サイドは余計なラインがなくすっきりとしています。
ノーマルフロントの口を大きく開けたようなデザインは好きではありませんでしたが、モデリスタエアロ装着で大変身!
めちゃめちゃかっこいいです。
走行性能

4

ボディーの高剛性化により、ハンドリングに対する挙動がより正確で、トラクションもよくかかります。
また、エンジン関係は変更されてませんが、ノーマルマフラーのおかげか低速トルクが増していて、街乗りの運転がしやすいです。
ただ、中間加速ではややトルク不足を感じるので、多人数乗車時や高速道路を多用する場合は不満が出るかと思います。
乗り心地

4

いつもの通勤路を走ると、進化がはっきりと実感できます。
ボディ-がしっかりしたおかげで、ショックが路面の凹凸をより吸収し、よりフラット感が増しました。
また、前期でも感じていましたが、AVSの効果が大きいです。ブレーキング時にノーズダイブが抑えられ、コーナリング時にはロールが抑えられて、車体の揺れが本当に少ないです。
また、アイドリング中はほぼ無音で振動も皆無なのは驚きました。(前期は購入後すぐにマフラー交換したため、もともとノーマルはそうなのかもしれません)
積載性

4

前期同様、リアが分割可倒シートなので長いものも積載できます。
ほぼフルフラットにできるのも〇
燃費

3

2.5Lという排気量を考えると頑張ってはいますが、ハイブリッドの時代となった現代では厳しいです。
市街地7~8、郊外10~12、高速13~15という感じです。
6ATのお陰で、100km/hの回転数が1,800回転程なので、巡行時間が増えると燃費は大きく伸びる印象です。
ちなみに、都市高で40kmをAC80km/hで設定して巡行したら、18km/Lを記録しましたw
価格

4

250RDSの本体価格は343万。
一昔前なら2.5LターボのツアラーVが買えた価格帯だと思うと、決して安いとは思いません。
ただ、安全装備やシャシーの進化、この時代にV6FRという贅沢な駆動方式を採用していることを考えると、妥当なのかも知れません。
前期の下取りは、Sパケ7年落ち5万km越えが某買取店にて90万だったので、セダン不人気のご時世を考えると大満足です。
故障経験
納車直後なので割愛。

ちなみに、前車である前期に5年間で4万km乗りましたが、故障は一切ありませんでした。
さすが、トヨタ品質です。

2022年1月追加
購入から丸2年、初年度登録から4年6か月が経ちましたが、やはり故障は全くありません。
内装の劣化や足回りのへたりなども特になく、耐久性も問題なしです。唯一、塗装が黒なため、コーティングを施工していますが新車時のような輝きは失われつつあると感じています。

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