これぞ王冠(クラウン)
親の車で、実家に帰省の際などにはたまに乗ります。借りると言っても、今までに5,600km乗っていますのでその感想です。
まず感
2008.3.28
- 総評
- これぞ王冠(クラウン)
親の車で、実家に帰省の際などにはたまに乗ります。借りると言っても、今までに5,600km乗っていますのでその感想です。
まず感じるのは、これぞクラウン、というキャラクターがはっきりしていると思います。これ以前のクラウンにも乗ったことがありますが同様に感じます。
まずは、どっしりとした安定感。ハンドリンクはゆったりで、スポーツとはまったく逆。「ゆっくり楽に運転してください」といわんばかりのどっしり感を感じます。運転しても、同乗しても、これは不変です。運転手も含め、乗る人をもてなす車、それがクラウンだと思います。
将来、クラウンに乗ることがあれば、やはりその感覚をこの車には求めるのではないかなと思います。
ゼロクラウンも少しだけ乗ったことがありますが、その際にこれがクラウンかと思ったのはこれに乗った経験からだと思います。個人的にはゼロクラウンに乗るなら、クラウンではなくウインダムでも、マークⅡでもいいかな?と感じてしまいました。おそらく、ゼロクラウンは、これがクラウンというコンセプトだけではなく、他の車と比べてといった考え方の設計になってしまったのではないかなと・・・
その為、ハンドリングを中途半端にクイックにしたり、中途半端にスポーティーな外観になったりと迷走をしてしまったような気がします。
先日発売したNewクラウンの評判を見ると、ゼロクラウンからの個性を引き継ぐアスリートと、それ以前のクラウンを引き継ぐロイヤルサルーン、そして新たな個性としてハイブリッドとキャラクター分けられたという記事を見ます。ロイヤルサルーン、ハイブリッドには一度乗ってみたいと興味をそそる今日この頃です。
- 満足している点
- ●やるときはヤル、といった加速力。気が付くと街中で80kmオーバーでびっくりしてアクセルを離してしまいます。動力性能は2.5Lで十分だと感じました。
●FRなのに意外と雪でも何とかしてくれる性能の高い駆動系
●しっとりと落ち着きのある内装は、乗っていてリラックスできます。
●必要十分な小物入れ
●非常に静かな車内は街中、高速を問わず快適な空間です。オーディオも最小限の音量で十分楽しめます。
●ブランド、車体から感じられる歴史。
●しっとりとした乗り心地。非常にしなやかなサスで、突き上げなどもほとんど無く、柔らかなシートと相まって乗り心地は非常にいいです。しかし、柔らかなサスのため高速走行時、特に1○0km以上には多少ふらつきを感じることもあります。
日本で最も古い車の名前(ブランド)、これからも是非トヨタにはこの車を作り続けてほしいと思います。
この車はいろいろな意味で社会のバロメーターになると思います。古きよき時代の観音開き、アメリカナイズされ大型化したクジラクラウン、バブル時代の豪華絢爛さ、車のハイテク競争の中のさまざまな電子デバイス、エコ時代のハイブリッドなどその時代を反映してきた車のひとつであり、その中で現在も現役という稀な存在だと思います。
正直な話、私はアンチトヨタです。でも、そんな私でもいい車だな~と思わせてくれるクラウンというブランドは日本車の代表だと思っていますし、これからも気になる車のひとつだと思います。
- 不満な点
- ●今では時代遅れのカーナビ。でも新車で納車されたころは最新のHDDナビでした・・・
●スポーティーにはなれないハンドリング。これは求めるところが違いますので、これを求める方は他の車orゼロクラウンにどうぞ
●伸びない燃費。街乗り8km、高速9~10km(車重、排気量を考えたらそんなに悪くはないですがあえて言うならもう少し・・・)
●高速走行時(オーバースピード時)のふらつき。出さなきゃいい話ですが・・・
●少々古くなった為か、マフラーを変え、ダッシュボードに白いファーをひき、ダウンサスを組まれた哀れなこの車を見ること。決まってそんな車の運転手の方の多くは、常識的な運転もできない方なので、そんな方に乗られてしまっている車がかわいそうです。特にロイヤルサルーンよりマジェスタに多いですが・・・
以上!
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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