トヨタ クラウンハイブリッド 「電気式CVT(THS-II)に飽きた人に乗って欲しい」のユーザーレビュー

ベルメーゼ ベルメーゼさん

トヨタ クラウンハイブリッド

グレード:3.5 G エグゼクティブ(CVT_3.5_ハイブリッド) 2020年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
5
乗り心地
4
燃費
5
デザイン
3
積載性
4
価格
4

電気式CVT(THS-II)に飽きた人に乗って欲しい

2022.5.18

総評
納車して1ヶ月時点でのレビューですので、今後変わる可能性はありますが、現時点での評価です。
まだまだ成熟(特にトランスミッション)は足りないと感じますが、現時点でも充分楽しい車になってるのではないかと思います。やはりステップATのような制御は楽しいです。

補足ですが、2020年11月の一部改良で(公表はされてませんが)、足回りがコンフォート寄りに改善されたみたいで、本来のクラウンらしさが帰ってきたとの評判です(モータージャーナリスト、水野さん、五味さんより)。
満足している点
他のトヨタハイブリッドでは感じない高揚感、マルチステージハイブリッドの制御によるもので運転していて楽しいです。
排気量が大きく6気筒エンジンですので、4気筒と比べるとエンジン振動が少なく、高速道路でもエンジンが唸ることも少ないのでジェントルに走ることができます。
この動力性能を得つつ、市街地でも14〜15km/Lの燃費を誇るのは素晴らしいと思います。
不満な点
まだまだマルチステージハイブリッドでは出来ることがあると思います。下り坂で強制的にエンジンブレーキがかかる制御、おそらくステップATをベースに制御していると思われますが、ハイブリッドなら回生ブレーキにしてほしいところです。ちなみにAI-SHIFTはこのモデルでOFFにすることはできません(ターボモデルのみ)。
マルチステージハイブリッドの成熟を期待してマイナーチェンジを待ってましたが、無さそうなので残念です。
デザイン

3


エクステリアは賛否両論あると思いますが、6ライトなデザインは古さを感じず近代的なので好きです。
ただ、フロントノーズが長いとはいえ長すぎる気はしていて、横から見たときのフロントとリアのバランスが悪く、間延びしたような感じもします。慣れたらマシになるかもしれません。
レクサスGSのように、クォーターガラスの下を最後持ち上げると間延び感は無くなるのかもしれません。
ただFRならではのフロントオーバーハングが短く、フロントドアとタイヤの間隔が広いのでカッコよくみえます。ここは大好きです(*´∀`)


インテリアですが、Gエグゼクティブでは他のグレードとは違い本杢調パネル(本物の木を樹脂で固めたものですが)を採用し、黒の本革に茶色の杢目がいいアクセントになっています。黒の本杢調よりは茶色の方が個人的に好みだったので、一部改良で茶色に変わったのは嬉しいです。
ナビ画面は一部改良で大きくなり、210クラウンよりも見やすいと思います。ただ欲を言えば現行NXの様に全領域ナビ画面になればよかったなぁとは思います。ただこれでも充分見やすいです。
走行性能

5


210クラウンアスリートでは2.5Lハイブリッドでしたので、下道はよかったものの高速道路でどうしても物足りない印象がありました。
もちろん踏めば走るものの、高級車ならではの余裕の走りではなく必要十分という感じです。

今回はその物足りなさもあり、かつ今後6気筒エンジンは絶滅していく可能性もあったので、3.5Lモデルを選択しました。
210クラウン2.5Lモデルの7割位のアクセルが、3.5Lモデルの半分くらいのアクセルで済むみたいな印象です。かつエンジンサウンドも4気筒のザラザラ音ではないので気持ちよく走ってくれます。
一般道は2,000rpm、高速道路は3,000rpmくらい回せば充分です。ただし4,000rpmまで行くとスポーツカーみたいな音になります(つまりうるさい)。210クラウン2.5Lモデルだと2,000rpm強くらいで4気筒特有の強い振動がありましたが、V6エンジンはさすがにその振動は感じません(かすかに振動はしています、それは仕方ない)


(すみません、写真は試乗車です)
もう一つ、マルチステージハイブリッドシステムは普通に走っていても高揚感が味わえるので、これは購入前に想像してた以上に気持ちいいです。
210クラウン2.5Lモデルの電気式CVTはスムーズな反面、エンジンサウンドが一定で高揚感が一切ありませんでした。
このトランスミッションは4速のCVTみたいなものですが、制御は完全にステップATなので、普通に走っててもエンジンサウンドで(疑似ですが)変速が分かり、それだけで高揚感が出ます。やっぱりサウンドって大切なんだなって思いました。

変速ショック(いわゆるギクシャク)は確かにありますが、急激にアクセル操作をしない限りは運転技術で消せる範囲だと思います。
アクセルの踏み方にもよりますが、20〜30km/h程度で機械的な2速、50〜60km/h程度で同3速に入るようです。主に2速切替時はモーター主体の走行ですが、ギアチェンジ時にモーター出力を絞るらしく、ここがギクシャクする原因となります。MTのように2速のギアチェンジ付近でアクセルを弱めるとショックが軽減されるので、スムーズに走行することができます。
(Eco モードで走っているので、他のモードだとタイミング変わるかも)

次にステアリング操作ですが、TNGA世代のシャシーということもあり素直かつ反応のいいステアリングです。210クラウンのダルっとしたステアリングに慣れてしまっていたので、乗り換えたら反応が早すぎると思いましたが、今では慣れました。

V6エンジンを搭載しているので、旋回はさすがに重さを感じますが、加速力はあるので直進加速は軽く感じます。210クラウンハイブリッドより重いはずですが、それを感じません。
乗り心地

4


Gエグゼクティブですが、前乗ってた210クラウンアスリートと同じような硬さです。自分はフワフワ系が嫌なので、この硬さは程よく好きです。
プラットフォームが新しくなったことで、210系よりもボディが強くなり不快な振動が少なくなりました。納車時にパフォーマンスダンパーを装着していますが、未装着の試乗車でも感じられたので新型の効果だと思います(ただし、タイヤの可能性もある)。
積載性

4


4歳と1歳の子どもがいるので、ベビーカーと2、3日分の旅行バッグが入ることが条件でした。
試乗車では無理できなかったんですが、マイカーで再度確認したところ、トランクにベビーカーを立てて載せることが出来たので非常に満足です!これで旅行も完璧ですし、お土産も充分乗せることができます。
ゴルフはしませんので、ゴルフバッグは不明です(^_^;)

床下収納も便利で、買い物袋などを入れておくと、トランクの中で食料品が散乱することもなくストッパー代わりになるので、大変重宝しています。
210クラウンはスペアタイヤにしていましたが、積載を考慮してスペアタイヤは無しにしました。最悪家にスタッドレスタイヤはあるので、緊急時はそれで...
燃費

5


まだ納車して1ヶ月程度なのでこれからなんですが、メーター読みだと一般道や市街地走行で14〜15km/Lほど。高速道路や郊外であれば16〜17km/Lになります(Eco モード常用)。
3.5L エンジンを搭載していると考えれば、かなり優秀ではないでしょうか?
価格

4

オプション込みで820万円でした。クラウンではなく、もはやレクサスGSの価格帯になります。
ただ、プラットフォームはレクサスLSのナロー版、エンジンやトランスミッションもレクサスLSと同じものと考えれば、破格の値段設定だと思います。
決して安くはありませんが、動力性能を考えると妥当なのかなぁとは思います。
故障経験
まだありません
1ヶ月で故障することはまず無いかと(^_^;)

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