トヨタ クラウンハイブリッド 「隠れた名車かも ハイブリッドなのに燃費が悪いという声がありますが これほどハイパワーな車がきっちりとエコドライブができれば 市街地燃費で11km/L前」のユーザーレビュー

隠れた名車かも ハイブリッドなのに燃費が悪いという声がありますが これほどハイパワーな車がきっちりとエコドライブができれば 市街地燃費で11km/L前

2010.5.28

総評

隠れた名車かも
ハイブリッドなのに燃費が悪いという声がありますが
これほどハイパワーな車がきっちりとエコドライブができれば
市街地燃費で11km/L前後、高速燃費で16km/前後Lまで伸びるというのは
本当に驚異的なことです。
本来クラウンであればもっと燃費よりの小さなエンジンがいい
という意見はもっともなのですが
イチからそんなエンジンを開発するとお金がかかるので
売行きが悪いGS450hのシステムを
若干燃費よりにリファインしてクラウンに移植したわけです。
それでもD-4Sの最高出力296馬力のスポーツエンジンに
最高出力200馬力のモーターがくっついているわけで
他のメーカーであれば間違いなく500馬力クラスと誇大広告を
するような静かな超ハイパワースポーティーカーと言っていいと思います。
システム最高出力345馬力は、ほぼ全域で実現可能であり
回転数を上げた時だけしか最高出力を出せない
ガソリンエンジンのみの345馬力の車を大きく上回るパワーを持っています。
こんな車に燃費数値のみを求めるのは大きな間違いですし、
パワーを考えれば十分にエコな車と言えると思います。

満足している点

トランクに積む大型のニッケル水素バッテリーのせいで
実はほぼ前後50：50のバランスのいい重量配分。
サスペンションが乗り心地重視なので峠をギリギリまで攻める車ではないですが
ワインディングも相当楽しめます。
マイナーチェンジで変更されたロイヤルベースのエクステリア。
下品なクリアテールもなくなりましたし、グリルも若干大型化して
バランスがよくなりました。ぱっと見ロイヤルと大差ないので
威圧感がないのも好印象。威圧感を求める方には不評かもしれません。
ボディサイズも実用性が高いと思います。

不満な点

マイナーチェンジで追加されたシルバー加飾や安っぽいインテリア。
これはブラック一色のマイナー前の方が地味ですがまだよかった。
エコを売りにした販売の仕方。営業マンもこの車のすごさを
よくわかってない気がします。買う方も勘違いして
ハイブリッドだからとにかく燃費がいいはずと思って
買ってしまっている人も多い。だから実燃費に失望する人も
出ているのですが、M3やAMGクラスのハイパワーな車が
ブンブン回しても10km/L前後走るのですから高い評価に値します。
乗り心地重視のサスペンションも峠で一体感が得られないとか
ドイツ車至上のモータージャーナリストには不評なようですし、
確かに追い込むとボディの重さは感じます。
理想を言えば更なる軽量化を望みたいところですが
現状の技術水準からいえばこれはこれで
バランスは取れていると思います。
EVとの競争でどんどん実燃費向上させていく時代になっていくので
恐らくこんなバカみたいにハイパワーなハイブリッド車は
消えていくのだと思いますが、だからこそ希少価値を感じます。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験