トヨタ カローラフィールダー 「『買い！』です。「（この価格帯で）コレ以...」のユーザーレビュー

『買い！』です。「（この価格帯で）コレ以...

2002.12.15

総評

『買い！』です。「（この価格帯で）コレ以上何を望むというのか？」という感じにまで仕上っていると思います。道具として使うなら上等過ぎる優れたクルマではないでしょうか。“カローラ”と言っても車格は完全に他社同クラスより１ランク上。燃費も良いしトヨタのクルマだから滅多には壊れないでしょうし。敢えて欠点を挙げるとしたら、面白みが無いこと。でもカローラにソレを求めたらいけません、実用車の優等生ですから。排気量は１５００ｃｃで十分。よってベスト・バイは１．５Ｘ　Ｇエディション（恐ろしいほど何でも付いてる）にお好みのパーツ（エアロなど）をチョイスしたもの。
こんなお値段でこんなクルマが造れてしまうのは国内外カーメーカー見渡してもトヨタだけでしょう。
ストリーム（ｉＬ）と乗り比べが出来る環境にあるのですが、トータルではフィールダーの勝ちです。
ホンダも早く真剣にクルマを造って欲しいものです（“エンジンだけ”ではダメ）。
余談ですが、プジョー３０７ＳＷのボデーと足に、ホンダのエンジン、アイシン製Ｔ／Ｍ、トヨタ系列の電装品、イタ車の室内デザインとトヨタの内装設計＋レカロシート、トヨタの品質管理をミックスしたらとっても楽しいクルマが出来ると思ったりするのは私だけでしょうか？（ですかね）
外観では今年のモーターショーに出展されていたトヨタの新型車“ウィッシュ”がそのイメージに近いクルマです。発売がちょっと楽しみです。

満足している点

①スムーズなＡ／Ｔ：加減速共にシフトショックはあまり感じません。シフトを積極的に減速操作した時の気持ち良い繋がり感には驚かされます。モーメンタリー式のＯ／Ｄスイッチは使い勝手・フィーリング共にグッドです。
②全長を意識させない・小回りも利く：最小回転半径４．９ｍ！！ワゴンという感じは後ろを見なければ全く感じません。アレックスも時々運転するのですが、前を向いていると判別出来ません。長さを意識する必要は殆どありません。
③必要にして十分なエンジンパワー：排気量は１５００ｃｃでも小人数の乗車ならさほど不便も無いです。恐らくフル乗車時の登坂や追い越し時以外はパワー不足を感じないと思います。
④ドアの閉まり音：個人的にはクルマの第一印象を決める大事な要素です。「バスッ」っと良い音がします。
⑤抜群の内装：インパネ・メーター・スイッチ類の質感、形状（適度な囲まれ感）等々、さすがは内装のトヨタ。デザインはともかく不満は無し（但しシートは除く）。
⑥静かな室内：どこを走っていても静かな室内。クラスレス感覚です。

不満な点

①パッと乗りしなやか、でも実はフニャ足：好みと慣れの問題かもしれませんが足が柔らかいこと（それでも数年前のトヨタ車を考えると信じられない程良くなっていますが・・・）。真直ぐ走っている時は適度な堅さを出しつつ乗り心地良いですが、曲がり出すと突然グラッと傾きます。直線の運転は楽チンですが、山坂道はグッタリ疲れてしまいました（シートの不出来と合わせて）。
②危険なＡ／Ｔ：空走感がキツイです。Ｄレンジで走っている時にアクセルを離すとスゥ～っと逆に速度が伸びる感覚です。前方にクルマが停車している時などはヒヤッとすることがあります。要は全く
エンジンブレーキが効く感じがしない。「オートマ」だからある程度は仕方無いですがそれにしても・・・ブレーキ命のクルマです。結局自分でレバー操作でシフトダウンしてしまいます。マニュアルの方が良かったのかも？
③シートがダメ：やっぱりシートはお金の掛け具合が露骨に出てしまいます。形状もまだまだ小ぶりだし、５０ｋｍ程走行したらお尻が痛くなってきました。安っぽい起毛タイプの表皮を使用しなかっただけマシですが、一見スポーティー風の表皮はツルツル滑ります。早々にレカロシートへ交換したいところです。『レカロパッケージ』なんてのもオプションに加えて欲しいですね。
④パワーウィンドウスイッチの位置：あと５ｃｍくらい前にあれば・・・。ちょっと腕を後ろに引かないとスイッチが押せません（個人差がありますが・・・）。
⑤バックドア引き下げ用の取手が右側にしかない：ＶＷはルポにだって左右２箇所ある。いい加減左右に設定して欲しい。かゆいところに手を差し延べないトヨタ。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験