トヨタ カローラフィールダー 「中途半端な車です。 トヨタのカローラといえば少し前のモデルまでは全世界に輸出していたワールドカーのビッグネームでした。ついにビッツとプラットフォームを」のユーザーレビュー

中途半端な車です。 トヨタのカローラといえば少し前のモデルまでは全世界に輸出していたワールドカーのビッグネームでした。ついにビッツとプラットフォームを

2012.6.19

総評

中途半端な車です。
トヨタのカローラといえば少し前のモデルまでは全世界に輸出していたワールドカーのビッグネームでした。ついにビッツとプラットフォームを共用するに至って出来が気になったので見てきました。
まずは、内装のクオリティですが．．．国産同クラスと比べても輸入車のビッツクラスと比べても安っぽいのは明らかです。往時のカローラの当時としてのレベルの高さを知るものにとってはクラス世界一といわれたカローラの内装クオリティはもう遠い過去の逸話ですね。
走り始めるとＳグレードにもかかわらず、足回りは柔らかくてロールはかなり大きいです。
シーケンシャルモードが付いていたので、低いギヤ比で５千回転くらいまでまわしてみました。
この車もビッツやアクアと同じく遮音性に乏しくて、不快な音質のエンジン騒音が車内に響き渡りました。ビッツの部品共有してコスト落とすだけではなく、遮音に少しくらいお金をかけないと本来は１クラス上の車として問題だと感じます。
タイヤが１８５／６０なので走行性能がという意見がありますが、重量やボディサイズからすればこのタイヤで十分なはずです。
それよりもスポーツバージョンに全く相応しくない柔らかすぎるサスをアクアのオプションである。「ツーリングパッケージ」のような少しはマトモなサスにすべきでしょう。こんな不出来でまともにセッティングも出来ていないような足回りの車では安心して体をあずける気にはなれませんよ。
本来はマツダのアクセラや輸入車ならゴルフと同等クラスの車ではあるはずですが、価格も同等で発売から二年経過したアクセラに対して何ひとつアドバンテージはありません。すべての面で明らかに後塵を拝しています。ゴルフワゴンとは価格差もありますが、価格差以上に車としてチープなできばえで比較するとかなり寂しい気分になるでしょう。もはやカローラにとってこの二車種はいまや完全に一クラス上の車です。
今回の新型にした意味は安いプラットフォームを使用することでメーカーが利潤を追求したかっただけにみえます。
カローラという伝統のコンパクトカーの名前をつけた本来のカローラクラスの車としては内容がとても中途半端な車になってしまいました。こんな車を選ぶならば他に良い車が沢山ありますね。

満足している点

・１８５／６０－１５という適正なタイヤサイズ
（ビッツの足回りをベースに開発したためタイヤサイズが制限されただけかもしれませんが）
・しっかり確保されたキャビンと荷室スペース
（さすがこのあたりは実用性が高いですね）

不満な点

・低い内装の質感
（メーター周りなどもかなり安っぽいです）
・低い遮音性
（格上の車なのにビッツと大差ないのでは駄目でしょう）
・柔な足回り
（Ｓグレードならもっと確りした足回りにしてほしいです。国内専用車種ではありますが）
・運転がつまらないこと
（相変わらずのトヨタ車です）
・高すぎる価格設定
（こんな内容で車両価格２００万円は高すぎます）
・同価格帯のアクセラにすら全く及ばない出来の悪さ
（かつてファミリアという車名の頃はカローラのほうがずっと出来は良かったですが．．．いまや．．．）
・旧モデルのほうがまだマシだと感じること
（どうしてもフィールダーならば旧モデルにすべきでしょう）

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験