クラスで5位くらいの目立たない模範生徒
2008年11月から2011年10月までの約3年間に12万キロ走行しました。
信号の少ない田舎道:高速道路:渋
2011.6.13
- 総評
- クラスで5位くらいの目立たない模範生徒
2008年11月から2011年10月までの約3年間に12万キロ走行しました。
信号の少ない田舎道:高速道路:渋滞の激しい市街地で6:2:2くらいの走行内容です。
仕事とプライベート兼用ですが、装備と排気量の充実した1.8Sグレードのため、動力性能や内装については評価が甘いかもしれません。
今まで所有した車は、日産ルキノクーペ1994年式、日産エクストレイル2004年式、トヨタカローラフィールダー2008年式で、いずれも10万キロ以上走行しました。現在はスズキスイフト2010年式に乗っています。
社有車では、トヨタファンカーゴ2000年式、日産ウィングロード2005年式を5万キロ以上走行しました。
また、友人の車ですが同年式のカローラフィールダー1.5Xを運転する機会もあるので、総合的に比較してのレビューになります。
- 満足している点
- ・燃費が良い:季節を問わず常にエアコンを使用した状態で、平均燃費が夏はリッター12キロ、その他の季節でリッター14キロでした。
・充実した装備:オートエアコンは花粉除去機能、ドアハンドルに手をかけるだけで解錠されるキー、誤作動の少ないイモビライザー、スペアキーもメインキー同じものであること、明るいディスチャージライト、トノカバー他、1.8Sはオプションがほとんど必要ありません。
・必要充分な動力性能:一般道、高速道路を法定速度前後で普通に走る分には問題ありません。
・ちょうど良いサイズ:荷室も必要充分なサイズで全長も4.5M以下のため、比較的せまい道や駐車場でも取り回しに苦労せず、仕事でもプライベートでも使い勝手が良いです。
・無難なスタイル:特にビジネスでは、訪問先企業でマイナスイメージを持たれることのない外観だと思います。利益の出ている堅実な会社だと感じさせます。
- 不満な点
- ・旋回能力の限界が低い:山道や高速道路のランプウェイでは、走行速度によってはかなりロールします。
・足回り全般:純正タイヤのSNEAKERは雨天時にかなり滑ります。また、やわらかい足回りは法定速度以下でも、路面状況によってはふらついて安心できません。
・低速時のギクシャク感がある:特にエンジンブレーキを活用した減速時ですが、時速30キロ以下になるとグワングワンした感じで、不快なショックを感させながら減速します。
・1.5Xとの差が大きい:友人のグレードですが、1.8Sと比べるとCVTのもっさりした部分が強調され、出足の悪さも気になりました。
・ディーラーの修理対応が悪い:エンジンのリコール1回、オイル漏れ1回のトラブルでは、代車がないなどの理由で一カ月以上待たされました。
おとなしく国内を走る分には非常に優れた車だと思います。
仕事でもプライベートでも、充分な荷室と装備、サイズはとても使いやすいと感じます。
一方で、安全に対するコストが削られている印象もあり、それが足回りや純正タイヤの不満につながっているのではないかと思います。
また、リコールの際は販売台数が多く代車もないためか2か月待ちとなり、代車も先代のカローラセダンで、内窓が汚れきって曇っている喫煙車両でした。オイル漏れも同様で、安全に問題ないとの説明で一カ月待ち、代車は要望通りワゴンタイプでしたが荷室が汚れており、10万キロ超えの10年落ちで変色ショックもひどく、怖くて仕事では乗れませんでした。
今はマイナーチェンジなどで改良されていると思いますが、2008年式の場合は多少高くてもグレードは1.8Sがオススメです。
安全についてはもっとも重視してほしい項目のため、トヨタの車はしばらく様子を見ようと思います。
ディーラーの対応やメーカーの安全に対する考え方には疑問を感じさせる車でしたが、それがなければ今も愛用していたかもしれません。
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