社用車で使ってますが・・・
最近のトヨタ車とは違って快適な着座位置に調整することができます。左右のアームレストの位置はやや低めのきらいはありますが、問
2008.2.7
- 総評
- 社用車で使ってますが・・・
最近のトヨタ車とは違って快適な着座位置に調整することができます。左右のアームレストの位置はやや低めのきらいはありますが、問題ないレベル。シートのホールド性、座り心地も悪くなく、マークXジオより余程快適です。メーター類もスピードメーター、タコメーターだけでなく、水温計(油温計?)や燃費計を備えており、スポーティな「雰囲気」はバッチリです。加速性能も1.8Lでは日常生活では十分な性能を持っています。社用車としては十分な性能を持っています。
反面、足回りは典型的なトヨタのヨタ足です。ホンの少し急な車線変更をすると加重方向が異常に沈み込み、捩れヨーを発生させます。以前の社用者はカローラバンで足回りは硬めだったので、差異は大きく感じます。柔らかい足周りですが、段差ショックは割りと拾います。しかし、安い車ですので、特に劣っているという訳ではありません。
自動車の安全性にはpassive saftyとactive saftyの二つの概念がありますが、リベット補強のみで「衝突安全性が高い!」と称した時代の車体ですので、passive saftyには元々期待はできませんが、運動性能も高くないため、active saftyは期待しないほうがいいでしょう。元々サンデードライバーをターゲットにしているのがカローラなのでこんなものでしょう。
遮音性に関しては「まぁ、こんなモノでしょう」というレベルです。95km/hを超えると走行性能に問題ないながら、ラジオの音は聞こえないほどノイジーになります。高速道路走行中の会話はやや苦労します。
フィールダーに乗って気づいたのですが、ニュートラルでブレーキを踏まなくてもエンジンを掛けることができます。コンシューマな工業製品にはfail safeとfool proofの概念を盛り込まねばなりませんが、fool proofの概念はあまり盛り込まれていないようです。fool proofが効いているとわずらわしい面がありますが、human errorによる事故(最近もコンビニに車が突っ込みましたね)はなくなると思います。ユーザーに事故を起こさせないようfool proofを強めるか、ユーザーが事故を起こす可能性を残しても「わずらわしさ」を感じさせずに「いい車」と思わせるところにコストをかけるか、車つくりへの概念を感じることができます。もっとも、事故を起こす可能性を残すような車を作る姿勢には同意できませんが。
- 満足している点
- 1)トヨタ車である事(故障時に近所で修理が受けられる)
2)快適な着座位置を取れる事(適切な高さのアームレスト。ハンドルはやや低すぎるが。)
3)ホールド性の高いシート
4)いい雰囲気をもつメーター周り(最近の車では絶滅しつつある水温計を備えている)
5)高い積載性(なんせ、ワゴンですから・・・)
- 不満な点
- 1)柔らかい足回り(Active saftyは期待できないレベル。)
2)リベット補強時代の「衝突安全ボディ」時代の車体である事(詳しく知りたい方はNHKアーカーブをご覧下さい)
3)低い遮音性(95km/h以上ではノイジー。ただし、値段を考えると「こんなモン」ですので、特に欠点とはいえないかもしれません)
4)ワゴンであるが低いラグジュアリー性(がんばっても所詮カローラの枠を出ないのが悲しいトコロ)
5)低いfool proofの概念。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 故障経験