トヨタ・センチュリーについて 社表が付いていないのはトヨタの社長が「この車の品が落ちるから」という理由で付けていないと聞いたことがあるのですが 本当でしょうか？

Answer 1

こんにちは。
現在のトヨタマークが現行GZG型センチュリーのデザインの中に考えられていない、とのディーラーでの説明でした。

先代のVG型の登場時は社表はトヨタマークではなく、「TOYOTA」という英文ロゴでした。
こちらはデザインの中に入れ易かったらしく、VG型には豪華な装飾まで施して堂々と「TOYOTA」と、さりげなく入っています。

GZG型では「車格を鳳凰に託す」傾向をより強めようと、リアエンブレムが大型化され、鳳凰マークと
「CENTURY」という文字の２つに限定し、リアビューにもトップレンジのメッセージ性を持たせたものになっています。

先代VG型で長きにわたり築いてきたセンチュリーが持つ一種異様な、トップレンジにしか出せない不思議な雰囲気のデザインが定着し、それを正統的に継承したのがGZG型で、このデザインに現在のトヨタマークは入れるところがない、というのが理由です。「鳳凰」こそがセンチュリーをセンチュリーたらしめる、そこが一般車種との完全な車格の差別化にもなっています。

つまるところ、センチュリーの品格を落とさぬよう、GZG型のデザインでは社表を示さず鳳凰のみを象徴としている、という考え方で
おおむね正解です。