トヨタ センチュリー(セダン) のみんなの質問

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車のシート素材に本革や合皮が使われることが多くなってきたのにはどんな背景があるんですか?ファブリックシートを望むユーザーは少数派なのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

ぱっと見の豪華さでしょうね。

車はモデルチェンジする度に前の車より優れていなければなりません。という縛りがあります。前の車より安全装備が向上したとか,燃費が良くなったとか。そしてぱっと見でよく見えるのが,インテリアの質感とか,シートのレザー化とか。車自体が大きくなっているとともに価格も上がっています。手っ取り早くレザーシートにすれば高級感が上がったと消費者が思ってくれます。

ファブリックを望むユーザーもいるとは思います。ただ,その理由は安いからというのがほとんどでしょう。本来ファブリックの方がレザーよりもフォーマルですし,日本を代表する高級車センチュリーは今でもウールファブリックです。スーツにしても高級スーツはレザーではないし,レザースーツは形式張った場所では御法度です。しかし,時代と共に合成繊維が普及し,安くて手頃なファブリックが日本中に普及しました。丁度日本にモータリゼーションが起こった1970年代は,安い車=ファブリック,高い車(輸入車)=レザーという成り立ちになっていました。日本人にとってはベロアのような高級布よりも,安い化学繊維のイメージが布にはあるのです。

実際,日本のレザーは手入れが楽なんです。ウール等のファブリックは維持が大変です。こまめに清掃する必要があります。ウールならばさっと拭くだけ,下手したら何をしなくても埃等が付かない仕様だったりするのです。アルカンターラなどの,天然レザーを超える高品質合成革も開発されています。ウールなどのファブリックは,その素材の良さが求められますが,レザーにすればとりあえず高級感OKみたいな感覚が日本人にはある気がします。手入れが楽で,見た目が豪勢,まさに日本人好みではないでしょうか。

おそらく昔の国産車にあったビニールレザーなら,こんなに普及しなかったでしょうね。同じように輸入車にありがちな,硬くてすぐひび割れするようなレザーなら。しかし日本には技術があり,高温多湿に耐え,シートヒーターやベンチレーションなどでそのネガを消すようなテクノロジーを活用することで,レザーシートが高級の証と考えられるようになり,現在では,多くの支持を得ているのだと思われます。

その他の回答 (4件)

  • 普通車でも革のオプション仕様が増えてきたのは高級志向を満足させるためだと思いますが、まだまだファブリックの方が多いと思います。自分もファブリックの方が好きです。わざわざ余分な金を出してまで冬は冷たく夏は熱く蒸れるような素材にしようとは思いません。

  • クルマは馬車から始まっている
    昔から皮は使われてますよ

  • 高級感演出でしょう
    冬冷たく夏蒸れる合皮は実用的でない
    革は退色劣化するので車用は表面を樹脂処理してあるそうな
    合皮でもアルカンターラなら本革と遜色ない感じだし
    丈夫なのでサイド部分に好都合
    それでも硬く感じがちなので乗り心地重視には向かないかな
    白いファブリックだと経年汚れで見すぼらしくなるのがイマイチ

  • 使われることが多くなってきたのにはどんな背景があるんですか?
    快適装備の高級感思考

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