トヨタ アルファードハイブリッド 「のんびりゆったり乗るには静かで良いクルマ」のユーザーレビュー

のんびりゆったり乗るには静かで良いクルマ

2021.4.19

総評

昭和の男的には、部分的に不満も多いが、
燃費も街乗り12k前後でまぁまぁだし、
何よりも利便性が良いので、長く大切に乗ろうと思います。

満足している点

現在は、車高調+20インチにしてますが、ボディの軋み音は無し。
20系に比べると、ボディ剛性はアップしてるのかなぁという印象です。
現行モデルは、熟成を重ねているので、信頼感もあり飽きないフォルムで満足です。

不満な点

・エクステリア

前期型は何だかな～と思っていたが、後期型ともなれば目が慣れてきます（他意無し）
四駆のHVということ、タイヤは17インチで車高も高く、平凡です。
このままノーマルで乗るのは、昭和の男としては許せません。

・インテリア

ゴージャス感を狙ったインパネ。コストダウンの証が垣間見える。
その質感から、贔屓目に見ても安っぽく見えます。
特にセンターパネルが派手で威圧感あり。
逆にシックに地味に振った方が、昭和の男にはウケたと思う。

ダッシュボードやドア周りの質感もイマイチ。
イルミはHVだからか、基調色はブルー。
操作系もブルーだとチープなイメージ。
運転中は、左のHVメーターが元気に動きすぎ。
HVと言えど、タコメーターと切り替えられたら良かったのに。
（昭和の男は、エンジン回転数を常に見ておきたいのです）

シフトレバーの位置が遠く、レバーが長くて貧弱。
操作感もイマイチと感じた。パドルシフトがないのはダメです。
今の時代、ブレーキパカパカのクルマが多すぎ。
（昭和の男はエンジンブレーキを多用するのですよ）

ハンドル位置が好みよりも高く、調整幅が狭い。
もう少し低く出来ればよかった。
ウインカーレバーは機械式で操作音が“ガチャッ“と、雑に聞こえる。
逆に作動音は静かに“カチカチ“で好印象。
シートは座面をもう少し低くできたら良かった。
シート生地は、合成皮革で感触があまりよくない。
ベンチレーションはマニュアルなのでちょっと不便。
長距離運転では疲れるかもです。
ドリンクホルダーが縦に配されていて「俺のはどっち？」になるかと。
ドアポケットが低くて、奈落の底に感じます。
降りるとき、ドア内側下部を蹴っ飛ばしてしまいます。

ディスプレイオーディオはスマホとの連携をコンセプトにしているが、
個人的に、その本質は後退していると思った。
クルマはクルマ専用のナビで良いと思う。
運転中にスマホを弄るような場面が増えるのはいただけません。

オーディオは、がっかりする音質。
箱がデカいせいか、スピーカーの鳴りが悪すぎ。
明らかにスピーカーが負けている。
車外への音漏れも気になるところ。
（ディープ・パープルやレッド・ツェペリンを気持ちよく聞けない）
JBLにすれば少しは良くなったのかな~？
多分、音質はお金に比例しますね。

USBがひとつしかないのは使い勝手が悪い。
夫婦で音楽の趣味が違うので、切り替えが面倒なのはダメ。
USBハブを追加して、入力を増やすしかない。
（前車のレクサスはUSBが2個、SDが1個で便利だった）

デジタルインナーミラーは、最初、老眼にはキツかったけど、慣れると快適です。
リア5面をフルスモークにしても、後ろの視認性が良いのは便利。
ここは時代の恩恵を素直に受け入れました。

・走行性

2t超えのボディに、150馬力しかない2.5Lエンジンでは非力感を否めず。
HVだから出足はそこそこ引っ張ってくれますが、
高速での追い越しなどはエンジンが唸るだけで、拍子抜けします。
先を急がず、大人しく左側を走りましょう。
（納車後、即ショップへ入庫したので、ノーマルの乗り心地は覚えてません）
車体が重いせいか、ブレーキが甘い印象です。
車間距離には注意しましょう。

低速域、信号待ちでは静かで良いです。特等席の2列目なら尚更でしょう。
HVならではの回生ブレーキの作動音、電子音など、
それほど大きく聞こえないので気にはなりません。

デザイン

3

走行性能

2

乗り心地

3

積載性

3

燃費

3

価格

3

故障経験