テスラ モデル3 「EVはまだ将来の車?いえいえもう待つ理由はないかと」のユーザーレビュー

ドミトリー ドミトリーさん

テスラ モデル3

グレード:ロングレンジ_RHD_AWD 2021年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
5
乗り心地
4
燃費
5
デザイン
5
積載性
4
価格
5

EVはまだ将来の車?いえいえもう待つ理由はないかと

2022.8.6

総評
納車前は、毎日充電のことばかり気にする生活が始まるんだろうなと身構えていましたが、使い始めて1ヶ月半、まったく気にしなくなった自分に驚いています。充電は3~4日に1回。最大82kWhもバッテリー容量があると、県内移動主体の生活なら残量が1日で50%を切ることはまずありません。減った分は帰宅後に充電コードを挿しておけば、スマホと同じで翌朝には満タンに戻ります。ガソリンスタンドに行かない分、日頃はむしろ時間を取られなくなりました。

自宅充電が可能なら、テスラはもう十分な実用車と言えると思います。長距離は充実してきたスーパーチャージャー網で回数少なく効率的に充電します(ただし道東、南紀、南九州などはスーパーチャージャーだけでは往復できません)。これは実際に利用してみてまた報告したいと思います。
満足している点
全身筋肉のような加減速性能と旋回性能。十分すぎる電池容量。ガソリン車時代の1/4になった燃費。あれ何か未来的、と思わせるデザイン。広い後部座席。回生制動のお陰でブレーキが減らないのでホイールはピカピカ。圧巻のイマーシブ・オーディオ。ほとんど自動モードに任せておけるライト、ワイパー、そして空調。等々限りなく...
不満な点
テスラがAndroid Auto/Apple CarPlayを拒絶する理由は分かるが、であればもっとサード・パーティーのアプリを増やすか、少なくともブラウザーから音を出せるようにして欲しい。また、日本の狭い道でも自動運転の経験を積んでもらいたい(対向車が来るたび急ブレーキ笑)。
デザイン

5

Franz von Holzhausenのデザインは、エンジンがないことを活かした低いフードと低いショルダーラインが特徴で、実車を見るとウーパールーパーと言うより、エイのようなワイド&ローなスタイルでシンプルにかっこいいです(現代の車は実物を見るまで分かりません)。全車高は普通のセダンと同じなので、グラスエリアはその分大きくなり、視界はC4ピカソと遜色ないほど広く、車幅があるので室内も狭くありません。

海外ではMIC(Made in China)テスラは組み上げの品質で定評がありますが、確かに写真↓のようにパネルのチリも合わせも見事で、2020年に最初に試乗した時の米国産モデルから大きく改善しています。ボディはガッチリで、車内にも異音、きしみ音の類いは今のところまったくありません。
走行性能

5

電気モーターは低回転時のトルクがエンジン対比で圧倒的に高くて切れ目ないので、エンジンで言うと低ギアにする状態(発進加速時や登坂時)ほどエンジン車に対してメリットが出ます。テスラは他社EVに比べ瞬間供給電流を高めに設計しているため、私のモデルでは0-100km/hが4.4秒と絶速です(床まで踏んだことはありません。一般道では3秒後にはチケット切られます)。峠の上り坂も同様に得意です。良く曲がるのでカーブの進入速度も高めに維持でき、カーブ脱出時には胸のすく加速で引き離せますので、峠では嫌みなやつになってしまうかも知れません。空いた峠道でひとり自己満足でかっ飛ぶことにしています。下りで充電されるので、飛ばしたつもりでも上り下り合計の電費は平地を行くのとあまり変わらないのにも驚きます。
乗り心地

4

前車がシトロエンC4ピカソなので、乗り心地だけは固くなりました。ただ最近は日本車もドイツ車的に固いので、それと比べるとアメ車的な角の丸さがあり、ストロークが深いのでフラ車の猫足感もあります。バランスの取れたサスペンションだと思います。

OEMタイヤの韓国(Hankook)Ventus S1 evo3は、アラミドのサイドウォールに加えて厚めの吸音フォームが入った静かなタイヤで、新しい舗装面なら舐めるように静かに走ります。既存の高級車のように吸音パネルを張り巡らせて音を抑え込むことはしていないので、路面が荒れるとロードノイズがうるさくなりますが、普段はこれ以上静かにして何の意味があるだろうと思えるほど原理的に静かな車です。
積載性

4

広いリアトランクの下に、もう一つ大きなトランクがあり、前方にはフランク(フロント・トランクの略)もありますから、セダンとしては十分だと思います。写真のように開口部も四角く大きいですから、出し入れが容易です。それに小さなトランク・リッドが宙に浮くようなこの開き方が好きです。
燃費

5

自宅での深夜電力充電という前提になりますが、燃費はC4ピカソに比べて1/4以下になりました。私は実際に1キロ走るのに何円かかるかで比較しています。C4ピカソはこんな坂道ばかりの山国で7年間の通算燃費が14.2km/リッターでしたので、純ガソリン車としては非常に優秀でしたが、1リッター180円で計算すると、180÷14.2=12.7、つまり1キロ走るのに12.7円はかかります。モデル3はここまで1,174km走っての平均電費が148Wh/kmです。拙宅の電力契約は深夜15.89円/kWh+再エネ付加金3.45円/kWhなので、合計19.34円/kWh。となると19.38×0.148=2.86、すなわち1キロ走るのに2.9円しかかかりません。ピカソの12.7円/kmと比べると1/4以下になっています。
価格

5

EVは表面上は割高です。でも上で述べたように、1キロ走る度に約10円差がつくなら、10万キロ走ると燃料代だけで100万円も取り戻せます。新車購入時には国と一部の自治体から補助金も付きます(特に東京都は国と合わせて110万円~)。それに加えて、モデル3にはエンジンオイルとフィルター、12V鉛バッテリー、ベルト類、プラグ類は最初からないので生涯交換不要ですし、ブレーキは減らないので多くは10万キロでも交換不要、重量税が当面は0~半額、排気量0ccなので自動車税は最低額、など車検やメンテナンス上の数万円単位での大きなセービングがあります。従って、同クラスのガソリン車との総保有コスト差は、軽く逆転する場合もあると思います。是非一度計算してみてください。むろん現状の計算であり将来を担保するものではありません。
故障経験
納車から1ヶ月半、今のところ故障はなく、画面やシステムのリブートをかけたことすらありません。

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