スズキ スイフトスポーツ 専門家レビュー・評価一覧

走ることの楽しさが味わえる本格スポーツハッチ

2023.1.19

年式

2017年9月〜モデル

総評

スポーツハッチのお手本のような存在。さらに過激さが欲しいという人もいそうだが、この使い切れる性能がスイフトスポーツにはピッタリなのだ。自在に乗りこなせる6速MTがベストの選択肢だが、パドルシフトを備えた6速ATもスポーティな走りが楽しめる。次期型スイスポも気になる存在（2023年1月現在）だが、走りの楽しさを味わうのであれば、現行のスイスポを買っても損はない。

満足している点

ターボエンジン＋6速MTの組み合わせが選べ、フルオートエアコンや運転席シートヒーター、プッシュスタートシステムなどの快適装備にリヤパーキングセンサー、アダプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備がそろっておよそ200万円は激安。実用性にもすぐれ、パーソナルユースにはちょうどよい1台だ。

不満な点

大人しく走らせれば燃費も悪くないが、ペースを上げてターボを効かせて走らせると燃費が悪化する。ブレーキも初期タッチに唐突感があり、もう少しじんわりと効くようなセッティングが好ましい。

デザイン

スイフトスポーツはベースとなったスイフトよりもトレッドを拡大し、ワイド化されたフェンダーによって全幅1735㎜の3ナンバーボディを採用する。インテリアもブラック内装にレッドのオーナメントでスポーティさを強調。セミバケットタイプのフロントシートやレッドのタコメーター、260km/hまで刻まれたメーターがタダモノらしからぬ雰囲気を印象づける。

コスパよすぎ！

2023.1.11

年式

2017年9月〜モデル

総評

素晴らしいです。これぞ日本の宝といえるコンパクトスポーツカー。運転を楽しむのに最適かつ、ファミリーカーとしても無理なく使える実用性とのバランスも最高。しかも安い。こんなパーフェクトなクルマは買えるうちに買っておかないと……。

満足している点

とにかく運転が楽しいこと。ベース車（普通のスイフト）よりパワーアップしつつも、しっかり使い切れるパワーを引き出しながら走る感覚は、まさにホットハッチ。コーナリングも軽快かつ安定しています。イチオシはマニュアルトランスミッションですが、新型は2ペダル車でも6速AT化され、しかもスズキのATはロックアップ率が高くてダイレクト感に優れるので何気にATもオススメです。そして、車両価格の安さは驚異的！

不満な点

ちょっと見当たりません。これ以上何を求めたらいいのか……。クルマ好きや運転好きにとっては、そのくらい全方位で商品力が高いですね。

デザイン

アグレッシブな顔つきなんだけど主張しすぎない。そんな絶妙なバランスがいいですね。そもそもスイフトスポーツのベースとなっている「スイフト」自体が欧州ハッチバックのような優れたデザインで、お洒落な雰囲気。そこに程よくスポーティなエッセンスを加えてまとめたスイフトスポーツのデザイン力に拍手を送りたいと思います。ちなみに、3ナンバーになっているのは普通のスイフトよりも張り出しの大きなフェンダーを組み合わせたことで全幅が5ナンバー枠を超えているから。それはスタイルに力強さを感じる理由の1つになっています。

最高のFFコンパクトスポーツカー！

2022.12.22

年式

2017年9月〜モデル

総評

どんなクルマでもボディサイズが大きくなり、車両価格も高くなっている今、コンパクトで軽量で価格も手頃なスイフトスポーツ。今や絶滅危惧種の貴重なスポーツカーだと思います。誰が乗っても楽しいモデルですが、初めてスポーツカーを買う人にもおすすめです。

満足している点

軽快でキビキビとした走行性能がとても楽しいスポーツカーで、このクルマが200万円前後で購入できてしまうことに驚き。さらに、5人乗りということに加えて、荷室もしっかり使うことができるので、運転を楽しむ以外に実用性が高いのもスイフトスポーツの美点です。

不満な点

スイフトスポーツは、コストパフォーマンスが良すぎるため、ほとんど不満はありません。あえて挙げるとすれば、価格を考えると仕方ないのですが、インテリアの質感などはややチープに見えるかもしれません。

デザイン

ベースとなるスイフトからバンパー形状などが変更され、スポーティな印象が強められているスイフトスポーツ。可愛らしさとかっこよさがうまくバランスされていて、サーキットやワインディングロードなどだけではなく、街中でも映えるデザインになっているところも◎。

高コスパのフレンドリースポーツ

2022.12.21

年式

2017年9月〜モデル

総評

通常モデルのスイフトでもRSなら軽快で走りが楽しいと感じますが、やはりスイフトスポーツの楽しさは別格。1.4Lの直噴ターボはエスクードにも搭載されているだけあって、出力、トルクとも十分にパワフル。ワイド化されてボディ剛性は高まり、専用設計のサスペンション、扁平率の低いタイヤ、強化されたブレーキと、先代からさらに磨かれた走りは欧州コンパクトにも負けないものです。しかも、コスパは最高！

満足している点

ステアリングの握り心地や操作感がとてもいいと感じます。真円ではなく、フラットボトムタイプになるので慣れるまで扱いにくいと感じる人もいるかもしれませんが、手がすべらないようにグリップ部分のレザーにディンプル加工が施されていたり、細かな気遣いがあります。ATモデルには、パドルシフトも装備されているので、減速時のダイレクト感も楽しめます。

不満な点

スイフトスポーツにはセーフティサポート非装着車の設定もあり、20万円弱のディスカウントになるのですが、そうするとACC（アダプティブクルーズコントロール）やブラインドスポットモニターなど、長距離ドライブに安心な先進装備をはじめ、誤発進抑制機能やふらつき警報機能といった、日常でのうっかりミスを防止する装備や、SRSカーテンエアバッグなどまでごっそりと省かれてしまうので要注意です。

デザイン

精悍なスポーティさの中にも、コンパクトカーらしいフレンドリーな要素や、躍動感、若々しさなどが表現されているデザインだと感じます。デザイナーさんに話を聞いたところ、5年10年先を見据えたトレンドを採り入れながら、スイフトスポーツが受け継いできたDNAを残したとのこと。停車している時ももちろんかっこいいのですが、やっぱり走っている時がいちばん輝いて見えるデザインです。

この小ささが問題にならないならば最高の一台

2022.12.21

年式

2017年9月〜モデル

総評

運転という行為を楽しみつつ、幸せで実益的な日常生活も送りたいと考えているすべてのドライバーにおすすめしたい車である。6MTの運転が面倒くさいという場合は6速ATもあり、そちらの運転も6MT車と同様に楽しい。この小ささが問題ない人にとっては「最高の一台」となることだろう。

満足している点

鋼のようなボディとしなやかな足回りに、力強いエンジンが組み合わされ、しかし小型軽量であるため、きわめて軽快に走ることができる。それでいて近年の車としては価格も非常に手頃であるということで、Goodなポイントだらけである。

不満な点

気になる点というのは特にないが、これはもう仕方のない話として、最近はこういったボディタイプは好まず、ミニバンやSUVに引かれる人のほうが多いため、「小さすぎて我が家には不向き」と感じてしまう場合は多いだろう。

デザイン

逆スラントした大開口のハニカムグリルやルーフエンドリアスポイラー、なかなかの存在感があるデュアルエキゾーストパイプなどでスポーティに装っているが、決して「やりすぎ」ではない、ちょうどいい範囲のスポーティさで収まっているのが好印象。また従来型よりも車幅が広くなったことで、フォルム全体としての安定感も増している。インテリアも同様に「スポーティだが、やりすぎではない」という、まずまず大人な雰囲気でまとめられている。

軽さとしなやかさにこだわった小型スポーツ

2022.6.24

年式

2017年9月〜モデル

総評

このままのボディサイズと乗り味を活かしながら、少し大人のスポーツテイストが盛り込まれたらさらに良い思う。マツダのオープンスポーツカー「ロードスター」は歴代、内装色やボディカラーを特別に仕立てた限定車があったが、スイフトスポーツでもそうしたファンを飽きさせないプランがこの先、用意されると良いと感じた。また、時流に合わせ電動化されたスイフトスポーツの姿も見てみたい。

満足している点

走行性能と価格、これに尽きる。しかも、ただ速くて安いだけでなく、走行フィールはとても刺激的で、ゆっくり走らせても軽量ボディだからスムースで楽しい。おまけに足回りはスイフトスポーツ伝統のしなやか系なので、ファミリーユースにもちゃんと使える。人によってはもっと派手な外観で標準グレードとの差別化を望むかもしれないが、その標準モデルからして躍動感満載なので、すでに十分。

不満な点

困ったことにじつは不満な点が少ない。厳密にはもっと車内が、ラゲッジルームが、それぞれ広ければと思うこともあるが、それであれば小さく、軽く、しなやかにを目標に開発されたスイフトスポーツを選択しなければ良いこと。今や国産の同クラスでは唯一無二といっても良い存在に成長。これを親愛の情をこめて「鈴菌」と呼ぶようだが、一部のマニア向けに懲りすぎないよう見守りたい。

デザイン

コンパクトハッチバックモデルのお手本のようなデザイン。タイヤを4隅に追いやって、ルーフをコンパクトに見せながら力強い顔付きと引き締まった後ろ姿でまとめ上げた。これだけで気持ちの良い走りが想像できる。ベースとなったスイフトからの大きな変更点はグリル回りの処理と、ボディ前／横／後のブラックアウト化だ。2本出しマフラー形状もスポーツの識別点。

コスパ抜群！日本の、庶民のホットハッチ！

2022.6.20

年式

2017年9月〜モデル

総評

優れた走行性能の高さと充実した運転支援システム、日常使いも難なくこなす汎用性の高さ、これらを兼ね備えているのに200万円台前半で購入できるのはバーゲンプライスと言える。これほど総合性能が高いクルマもそうそうないだろう。トルクの立ち上がりが今どきからするとややドッカンターボぽい感じもあるが、クルマのキャラクター的にはそれもアリと感じさせる。スイフトベースの…といってなめてかかると結構硬派な部分までやれるモデル。それがスイフトスポーツなのだ。

満足している点

走行性能の高さとコストパフォーマンスの高さだろう。走行性能と価格の面でも触れたが、クラスを超越する走行性能の高さと充実した運転支援システム、そして日常での利便性を持ちながら200万円台前半で入手することが可能なのだ。スポーツモデルとしてだけでなく、ハッチバックとしての完成度も高いといるモデルだ。どんな場面でも大きな不満が出ないのに、これだけ多様な用途に使えるのはなかなか他にはないと思う。

不満な点

正直価格を考えればあまり求めてはいけないと思うが、もう少しインテリアの選択肢を増やしてほしいと思う。それはインテリアの質感が高いグレードを導入して欲しいという訳ではなく、赤×黒基調のカラーしかないという点にもっと選択肢を増やしてほしいという意見だ。改良によってボディカラーが増えたので、もっと色んなカラーに合わせやすいインテリアカラーも増やしてほしい。黒×銀などモノトーン系が1つ増えるだけでもいいと思う。また、シートヒーターが装備として用意されているが、運転席だけというのが寂しい。もし用意するのであれば助手席にも付けれるようにした方がいいと思う。

デザイン

ベース車であるスイフトがあり、スイフトベースと分かるイメージを残しつつも、スポーティー度がグッと上がっているデザイン処理は素晴らしいと感じる。特にフロントバンパーのダクト系処理や各所がブラックアウトされているのはスポーツカーの王道なデザイン処理をしていて雰囲気は抜群だ。もちろん、5ナンバーのスイフトに比べて3ナンバーに拡大されて、ワイドになっているのもスポーティーな印象を演出するのに一役買っている。