車の運転で急な下り坂を降りる時は、ギアをLにするのが良いですか？ それともフットブレーキのみか、スペーシアなどについてるS機能が良いのでしょうか？

Answer 1

長い下り坂や急な下り坂で頻繁にフットブレーキを使用すると、ブレーキパッドが熱を持ち、摩擦力が低下してブレーキの利きが悪くなることがあります。
これを「フェード現象」といいます。
また、摩擦によってブレーキフルードが沸騰し、気泡が発生します。
この気泡が制動力の伝達を妨げ、ブレーキが利かなくなることがあります。
これを「ベーパーロック現象」といいます。

そのため、長い下り坂や急な下り坂ではフットブレーキだけではなく上手くエンジンブレーキを併用することが必要です。
そのエンジンブレーキをより強く使えるようにするためには、シフトレバーを
「Dレンジ」から「Ｌレンジ」や「Ｂレンジ」、「Ｓレンジ」に切り替えます。（「Ｌレンジ」「Ｂレンジ」「Ｓレンジ」はメーカーや車種によって表記が違っていますが、概ね同様の働きをしてくれます。）

そのことによりフットブレーキへの熱入力を軽減し、十分な制動力をキープすることができます。

もし、長い下り坂や急な下り坂を走行中に「ブレーキの利きが悪くなった気がする」「ブレーキペダルの踏み応えがおかしい」と感じたら、迷わず至急安全な場所に車を止めてブレーキ関連の温度が下がるまで運転を中止しましょう。

Answer 2

車の運転で急な下り坂を降りる時は、ギアをLにするのが良いですか？
L＋足ブレーキ