スズキ アルトラパン 「下位グレードでも充実装備!」のユーザーレビュー

タカラパン タカラパンさん

スズキ アルトラパン

グレード:L(CVT_0.66) 2015年式

乗車形式:マイカー

評価

3

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

下位グレードでも充実装備!

2019.11.10

総評
2019年6月にアクセルブレーキ関係の安全性能がマイナーチェンジしたそうですが、その前のモデルです。
スズキKeiからの乗り換えです。
そもそもの購入条件が以下のもので、いろいろ試乗して買いました。
・通勤路の都合で軽自動車
(狭い道が、ね。)
・屋根の高いハイト系はイヤ。
(ハイト系は乗車姿勢が起き気味に味付けされているので。屋根の低いモデルはやや寝気味の味付けなので、こちらの方が体に合います。あとはイメージですが、軽ハイト系は無駄が多い。室内が広いので空調効くのが遅い、屋根が高いのでカーブで振られる、重い。形がダサい。以上、根拠のないイメージですが。)
・高身長の自分が乗っても信号が見える
(シート位置が後ろになり、視点が高いので、屋根の低い車だと天井に遮られて前方上方が見えなくなる。試乗したアルトやミライースでは運転不能に近い視界の悪さでした)
・シートリフター、チルトステアリングがある
(要は体格がやや規格外なので、シートやハンドルの高さが調整できるものでないと、平均的な高さで固定されているものはキビシイ。さらにいえばハンドルが前後に調整できると理想的ですが、軽自動車ではそんな車はないです。)
・肘掛けがある
(腰痛もちなので、少しでも楽な乗車姿勢をとりたいので。ハイト系を避けた理由と同じです)
・シートヒーターがある
・以上の条件で、できるだけ安いもの。
という条件で選びました。
一番下のグレード(L)で比べると、アルトやミライースなどの廉価車より高額ですが、
一番下のグレード(L)でも上記のように装備が充実していて、質感も高いので、価格的にも廉価車と遜色ないと思います。
※ちなみにグレードLよりGのほうが安いですが、Gは別車種といっていいくらいの特殊なグレードなので、外しています。

半年以上かけてガチガチに検討して購入したので、本来なら☆5つになるはずなんですが、
実際は試乗ではわからなかった不満があり、☆3つになりました。なんといってもエネチャージによる低速時のおかしな挙動です。
試乗では2~4人乗った状態なので気づきにくいのですが、1人で乗ると如実におかしいです。時速15~20kmで故障かと思うような変な加減速を見せます。購入検討の方はぜひここを気にして試乗してください。ちなみにこのレビューはCVT車です。AGS車(Gグレード)は、そもそもクセが強くて普通じゃないですよ、という注意があるはずなので、その心配はないでしょうが、CVTのエネチャージ搭載車は低速域の挙動を(できれば一人乗りの)試乗で確かめていただきたい。とにかく私の購入後最大のがっかりポイントです。
満足している点
・シートリフター、チルトステアリングで変な体格の人でも運転しやすい。
・4WD車じゃないのに運転席にシートヒーターが標準装備。冬あたたかい
・屋根が低いモデルの中では格段に窓が大きく、外が見やすい。
・軽のCVT車には珍しく、シフトレバーにsモードボタンが付いていて、昔のオートマ車のオーバードライブスイッチのように、軽いエンジンブレーキを掛けられる。
・ヘッドレストが取り外しできる。
(1人乗りの時は後方視界および後続車の前方視界を確保したいので取り外します。)
・車重が軽いのに、それを感じさせない安っぽくない質感
(アルトなどは全体にペラペラで安っぽいし、ホントに安全なのか不安になる)
・上記に通じるが、室内密閉性が非常に高く、窓を閉めているとドアが閉まりづらいほど。なので、車内は軽自動車の中では比較的静かなのではないかと。(たぶん)
・走行時のエンジン音(?)が案外スポーツカーみたいに低くてシブい音でカッコイイ。…まあ、これはかわいい女性向けの車としてはむしろミスマッチなのかもしれませんが。
不満な点
・エンジンの始動時セルモーターのキュルキュル音がいちいちするので、アイドリングストップがうっとおしい。
・アイドリングストップはOFFにできるが、乗るとき毎回OFFボタンを押さないといけないので、忘れるとストップする。
・アイドリングストップがオンでもオフでもメーターわきにランプが点く。安全に走行できる状態ならランプは何も点かないでほしい。
・ガソリン残量メーターが減っていって、最後の1メモリになるときに「ポーン」と大きな警告音がなるのでビックリする。鳴らない設定にできない。
・室内灯が前席の上ではなく、前席と後席の間の上にある。後席も明るくなるようにとの配慮かと思われるが、運転席(または助手席)でミラーで顔を見たいときに逆光になるので、夜は自分の顔が見えない。まあ女性向けの車種なので、みんな手鏡くらい持ってる前提なのかもしれないが、それにしたって振り返らないと見えないし、二つのサンバイザー両方にミラーつける配慮があるならそこまで考えてほしかった。
・後席はリクライニングできない。
・カードホルダーがサンバイザーの裏にしかないので、カードを一時的にさしておくのにバイザーを下げなきゃいけない。前が見づらい。
・ドリンクホルダーが1人1つ。軽なのでしょうがないかもしれないが、真ん中にもう一つほしいなぁ。
・跳ね上げ式のバックドア、閉めるときの手をかけるへこみがない。昔のモデルにはあったらしいし、女性向けモデルなら背の低い人も多いだろうに、なぜないのか。そんなにコストかかるものでもないだろうに。
デザイン

-

走行性能

-

・エネチャージによる、低速時の加減速のクセがひどい。高速時や満員乗車時にはほとんど感じないが、一人乗りで15~20km/hくらいで故障かと思うような挙動をする。中速域ではちょうどいい減速感かな。
ちなみに気温が10℃以下くらいで、車が温まる前はエネチャージが機能しないので、乗り味が変わる。なんの勧告もなく加減速の仕方が変わるのでちょっとビックリする。
・以下は前に乗っていた4速オートマのスズキKeiとの比較なので、ラパン特有のものか、CVT車はみんなこういうものなのかわかりませんが、
・加速はスムーズで、静かなせいか、段変速がないCVTのせいか、気づかないうちに60km/hくらいまでスッと加速する。
段変速がない、と書きましたが、実際には40~50㎞/hで一回段変速します。なので、強い加速をしている時はその速度域でいったん加速がもたつきます。
・アクセルを踏んでから加速するまでに1秒くらいタイムラグがある。これはしかたないかもしれませんが、4ATから乗り換えるとけっこうなストレスです。速度に合わせた完璧にちょうどいい踏み加減以外のときは、強くても弱くてもキックダウンと同じ、ギア比を合わせる1秒くらいのタイムラグがあります。そのくせ、強く踏んでも大した加速はしないので、危険回避で加速したいときなどは言うこと聞いてくれないので、危険は回避できません。
・sモードボタンがシフトレバーの親指位置にあります。4AT車でいうところのオーバードライブスイッチと似たような機能で、普段より低めのギア比になるので、スムーズなエンジンブレーキが掛けられます。もちろんLシフトでもエンブレはできますが、止まりかけくらいの速度じゃないと使えないので、中~高速域でエンブレがつかえるのは個人的には嬉しい。だが女性向けの車種でなぜこれが付いているのかは謎。
ちなみにエンブレは嬉しいが、キビキビ加減速する4ATのオーバードライブOFFと違って、sモードはなぜか加速が普通より鈍くなる。なので、コーナーをスムーズに抜けるには、手前でsモードonで減速、直前でフットブレーキで制動、曲がりながらsモードを解除、アクセル踏みながらコーナーを抜ける。というマニュアル車のような忙しさw。すみません。これはマニアックな乗り方なので、参考にならないと思いますが。
山道の下りなどはsモードonで快適、山道の登りは、sモードonがコーナーリングは楽ですが、加速悪いので踏みまくるぶん、ちとうるさいですね。
あと、エアコンonだとsモードのエンブレが強くなります。
あと、sモード中はアイドリングストップしません。これを逆手にとってアイドリングストップしたくないときにsモードにする、というワザもできます。(sモードボタンはすぐ押せますが、アイドリングストップOFFボタンは走行しながらだと難しい位置にボタンがあるので、とっさに押せない)
乗り心地

-

・乗り心地は柔らかくてとてもいいです。
シートが柔らかいのか、サスペンションが柔らかいのか、両方なのか。わかりませんが。
コーナーリングを攻めるなら短所になるかもしれませんが、まあ、そういう車じゃないですし。
・後席は若干固めというか、リクライニングもないし、やや補助席のような印象もあるかな。でも前に乗ってたKeiよりは断然広いです。
・密閉性がすごくて、軽さの割にドアも厚みがある質感なので、アルトなんかよりは静かですし、安心感もあります。
積載性

-

軽自動車なので、荷室はだいぶ狭いですが、
居住空間が広い割にはまあスーパーの買い物には困らないくらい積めるのでいいかな。ワゴン系やハイト系ではないですしね。そこは求めません。
昔の車と違って、スペアタイヤを積んでいないのも広さの理由かもしれません。
ちなみに後席倒して荷室にできますが、フラットにはならないし、後席の背面が布一枚のフヨフヨ状態なので、上に物を置くのはちょっとやりづらいです。まあ、アウトドアを楽しむ系の車種ではないですからね。
燃費

-

田舎でも都会でもない郊外の通勤で使用、時々渋滞、一人乗り、週末3人乗りで買い物、
といった条件です。
だいたい24km/Lくらいでしょうか。
冬の寒い時期や、夏のエアコン使用時期は悪くなるので、22km/Lくらいになります。
前に乗ってたKeiは18km/Lだったので、まあいいかな。アクセル強めだということきかないですが、ほどほどアクセルだと高速域までスムーズに加速するので、まあ、この燃費でこの走りならいいとこかな、と思います。
ただ、エネチャージが燃費に貢献してるかのかどうかアヤシイので、取り除きたいです。ムリですが。
価格

-

故障経験
まだちょうど1年なので、さすがに故障はないですが、前述(後述?)のとおり、低速時のエネチャージによる挙動は故障かと思うほどの不自然さです。

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