電池燃料自動車はなぜ普及しないのですか?

Answer 1

水素が 貯蔵にも運搬にも充填にも不利な物質であるのと
アンモニア燃料電池にしなかったため

１６ｋｍ走行するコストが、圧縮天然ガスの３倍もする上
水素供給拠点の数が少なくて、ユーザーは彷徨い
故障したら高額の修理費がかかるせいです

水素は 人力発電とか ナトリウム冷却原子炉や
浮体風力発電同様に 技術的に筋が悪いから

世界的には石油代替燃料の商業生産量は
NO1はエタノール NO2は化学合成石油（炭化水素）
自動車用水素は商業生産は微々たる実験レベル

だから「水素は石油代替燃料界のもんじゅ」
と ささやかれている有様です
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タクシーで 水素SCIB電池山盛りEVに勝てません
電池山盛りEVは航続400km 200kw充電15分で
16km走行費用は 電気30円 圧縮水素200円

乗用車でもPHVに水素は勝てない
PHV200-300万円 水素FCV700万円
16km走行費用は 電気30円 化学合成石油100円
圧縮水素200円

トラックでもトロリーHVに水素は勝てない
60年社会コスト
高速道路架線建設・維持 5兆円
トラック1000万台に燃料電池装着200兆円
４km走行費用は 電気30円 化学合成石油100円
圧縮水素200円

水素にやや可能性があるのはニッチ用途
EVに暖房用と非常用でアンモニア燃料電池装備
製鉄都市の都市バス そして音響ステルス軍用車両
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■水素 VS 炭化水素（化学合成石油）
アルゼンチンのパタゴニアでは風車が年間４-５割も回り
たった４円/kwhで発電でき、電気分解水素が安くできるにせよ

麦わらとか、セルロースエタノール醸造残渣とか、褐炭
のような「有機廃棄物」「低品費石炭」で

炭素を水素と化合させると
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簡単にメタンや LPGや 石油になるから
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炭化水素にしてしまえば
貯蔵・運搬・充填が飛躍的に楽になってコストが下がり
日本までタンカーで運んでガソリンスタンドやガス充填所
で供給できる上に

我々が手持ちのガソリン車・DIESEL車・LPG車・CNG車
で焚ける
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水素だとトルエンと化合してMCHにしてタンカーで
運ぶと トルエンの往復運賃が余計にかかり

日本の港で圧縮水素ボンベトレーラーで非効率に運び

水素ステーションは１箇所５億円もかかり
水素を７００気圧に充填するポンプはEVを満充電できるほど
電気を食いまくり

７００万円の水素FCV買って水素Sta探して彷徨って
故障して修理費が数十万円-数百万円。

水素は化学合成石油 LPG メタンに勝てそうもない
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■水素FCV VS 電気自動車 エネルギー効率

電池自動車 効率８２％
送電効率９５％ｘ充電所電池９５％
ｘ自動車電池９５％ｘ電動機９５％

HVトロリートラック 平均６３％（高速９０％ 下道３６％）
送電効率９５％ｘ電動機９５％ DIESEL３６％

水素自動車 効率２３％
送電効率９５％ｘ電気分解効率６５％
ｘ燃料電池40％x電動機９５％

水素は軽水炉の効率３０％より悪い
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■水素FCVトラック VS HVトロリートラック
60年 社会コスト

HVトロリー 5兆円弱
高速道路 架線建設 7000kmｘ3億円＝2.1兆円
建設国債金利 250億円x60年= 1.5兆円
架線保線人件費 700人ｘ600万円x60年＝0.25兆円
架線保線資材費 1.05兆円

水素FCV 200-400兆円（FC寿命7.5年400兆/15年200兆）
トラック1000万台ｘ60年8回交換ｘ燃料電池500万円=400兆円
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もんじゅは ナトリウムを原子炉冷却材に使ったのが致命的
水素FCVは 水素を輸送用燃料に使ったのが致命的に間違い

水をかけると燃えるものは原子炉冷却材として失格だし
体積エネルギー密度が石油の数百分の１のものは貯蔵・運搬・充填低性能

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！
勉強になりました。

Answer 2

燃料電池車のことでしょうか。
現在、MIRAIが一番安くて（補助金があるので500万円）入手しやすいですが、それでも1日3台しか出来ません。今年の年末までに700台しか出来ません。普及にはもうしばらくかかります。

それ以上に、現状ではガソリン車を越せそうに無いんです。
チャージの容易さでは、燃料電池は電気自動車より遙かに有利ですが、

水素ステーションに1億円は施設に必要です。
赤字のガソリンスタンドには作れません。

しばらくは、特価で出しますが、普通の値段では現状で水素はガソリンより高価です。

水素を作るのに、結局は天然ガスやガソリンを使います。
（製鉄所から余るのですが、それはそれで産業に使います）
実は、水素は原発さえ動かせればめちゃくちゃ安価に出来るんですが、現状は原発動かせていません。

水素は、実は20Mpa（だったかな）までは安価にできるんですが、MIRAIは航続距離を伸ばすために70Mpaまで詰めるんですが、実はこれが凄く高価になる。水素が無料だとしても、ガソリンより高くなる。水素からでるエネルギー効率は、それほど高いわけでは無い。この充填で使うエネルギーを考えると、結構もったいない。

ただ、水素は、電気と違って貯蔵することが出来るので、海上風力発電や、太陽光発電などの貯蔵としては有効です。が、これなら燃料電池（来るまでなく固定）発電としても良いわけで。また、電気と違って送電ロスが小さいので、解決するメソッド町ですなあ。

水素にしても、結局は電池式の電気自動車の布石なんですが、現状では電池の性能が低すぎて、解決の方法も見つかっていません。水素（実は電気自動車）で技術の継続を狙っています。あと10年以上は電池の性能が伸びそうでは無いので、トヨタは水素にかけています。良い方に行けば良いと思っています。
何しろとんでもない頭脳が「次は水素」と判断したんですから、大丈夫と信じていますが。