VWが不正で2兆円の罰金制裁？

Question

アメリカでクリーンディーゼル車が公表値よりも酷い数値で環境に悪いものを販売していたとして2兆円規模の罰金制裁になるといわれています。
そこで幾つか質問です。

VWが2兆円の純利益を得るのにおよそどれくらいの台数の車を売らなければならないのでしょう？
VWやAUDIやポルシェなど含めて。

そして今回の件でクリーンディーゼルへの偏見が増したと思うのですが他のメーカーはどうなのでしょうか？

マツダのクリーンディーゼルはドイツメーカーと比べても環境に優しいのでしょうか？

2兆円の罰金制裁となったらVWの経営は傾きませんか？
信用ががた落ちで売り上げ台数にも響きませんか？
世界中に報道されてしまってますし。

Answer 1

↓の記事の通り、2014年12月期の営業利益（＝粗利）が約1.7兆円ですから、2.1兆円となれば1年分以上の金額です。

http://response.jp/article/2015/03/02/245468.html

つまり、1000万台を売ってもなお、追いつかないくらいの金額だということです。

制裁金を喰らえば、当然ですがVWの経営は傾きます。
1970年代の「ラビットの悲劇」で北米から撤退を余儀なくされて以来、VWは40年かけて北米におけるブランドイメージ回復に注力してきたわけですが、これでまた奈落の底に転げ落ちてしまった感があります。

何よりも、VWは平気で組織的に嘘をつくメーカーだということを、広く世界に知らしめてしまいました。
こうなって見ると、日本国内でのDSGの品質問題に対する不誠実な態度や、スズキと仲違いした一件なども、さもありなんと納得してしまいます。
4600億払ってでもVWと縁を切った鈴木修の判断は正しかったと言うことです。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！
1000万台以上売っても2兆円にならないのですね。
あれだけの詐欺をやらかしたのでしょうがないですよね。

Answer 2

高速でクリーンディーゼルの後を追走していれば分かりますよ
再生時にマフラーから煙 吐いているのが良く分かります

分割清算と公的資金の投入が行われるでしょう
欧州での排ガス規制の先送り（見直し）がなされるでしょう

Answer 3

対象が48万2千台で、一台あたり約400万円の制裁金です。
精々1台あたり20万円程度の利益でしょうから、その20倍もの制裁金となります。
単純計算しても、約50万台×20倍=1000万台の利益に相当します。
2014年の全販売台数が1,019万台ですから、1年分の利益がすっ飛んだ計算となります。
当然、経営に大きな打撃となるでしょう。

(ken1200001111azさんへ)

Answer 4

マツダのクリーンディーゼルは他社の物とは違いますので大丈夫です。
アメリカでさディーゼルの乗用車は殆ど走っておらず、マツダはアメリカでは殆どの車種はガソリンで勝負をしています。（アメリカのガソリンスタンドで軽油を販売している店は２割り程度しか無く、軽油が安いのも日本だけの話しですから…。）

Answer 5

環境負荷はそんなに問題では無いようですが、アメリカを騙した罪が許せ無いようですね。

この騙した罪は相当に厳しい制裁になりますから・・・・
ＶＷは北米戦略を見直す羽目になりますね。

Answer 6

去年の営業利益は1.7兆円です。

後報を見てるとどうやら北米と欧州ではソフトが違うらしいので制裁金は北米のみが濃厚。あくまで完全に黒の場合ですけど。

ディーゼルのみだけだから日本への影響は信頼の低下だけかと。ま、そこが日本人が一番敏感なのですけどね。

Answer 7

VWグループの一年間の利益が吹っ飛びますね。
他の自動車メーカーへの影響はすぐには分かりませんが、排ガス処理に尿素を使っているところは、自社のエンジンや排ガス処理技術だけでは無理だということで、PMやNOxを尿素に吸着させてクリアしているでしょう。

ただ、確実に影響があるのはディーゼルエンジンに必要な部品を、独占的に製造しているボッシュや日本ガイシでしょうね。

Answer 8

スズキの株売ったから5000億位は余裕有るね

Answer 9

利益は決算してみないと分かりません。

2兆円ですが、損金になると思いますので、その分税金が安くなります。