スズキのKeiターボの事についてなんですが、アイドリングで１５分もするとボンネットからフェンダー、エンジンルームが異様に熱くなります。

Question

原因不明なんですが知恵をかしてください。

隣で同じくＭＣワゴンR同年式とテストしても確実にKeiの方が火傷しそうなくらいあつくなります。

補足

ＨＩＤバラストが高熱に耐えれなくすぐに潰れてしまいます バラストハーネスもグニャグニャになり困ってます

Answer 1

水温さえあがっていなければ無視してもいいのでは？（１５分もアイドリングすることがいようでしょう。）

Answer 2

●原因は？
下記添付図をご覧下さい。

軽自動車や小型車の多くは，エンジンルーム下部に「アンダーカバー」が設定されていません。このためアイドリング時には，ラジエータやエンジン周囲を通過した高温になった空気流の大半は，再度，ラジエータに吸い込まれます。つまり循環するわけです。このためアイドリング時間が長いと，エンジンルーム内は高温になります。

●トラブルかどうかをチェックしましょう？
エアコン（AC）スイッチをONしてください。窓ガラスを開け，外気導入状態で，ファン風量を最大にします。2～3分もすれば，エアコンの冷凍サイクルの高圧側圧力が17キロ（kgf/cm2）になり，冷却ファン（電動ファン）が稼働します。
この冷却ファンが稼働していなければ，下記が怪しいです。

(1) 冷却ファン・モータの故障
(2) 上記モータへのコネクタ，電線系の故障
(3) エンジンECUの故障 … 冷却ファンの駆動を指令

→ 信頼の置けるディーラで修理しましょう。冷却ファンが正常なら，下記の通りです

●どうすべきか？
下記の2つが現実的です。

(1) 空気流の改善
(2) アイドリング時間の管理

●空気流の改善
空気流の改善には，下記の2つが有効です。

<1> アンダーカバー … 添付図のようなカバーをつけると有効です。ただ走行中にはずれると大事故になりますので，くれぐれもご注意下さい

<2> 熱交換器周囲の隙間ふさぎ … ラジエータやコンデンサという熱交換器の周囲には隙間があり，冷却ファンを駆動しても漏れています。この隙間を硬質スポンジなどでふさぐとファンの空気流の漏れが減り，冷却性能が向上します

●アイドリング時間の管理
アイドリング時，エンジンの吸入空気量が少ないため，燃焼室内のスワール速度が低くなり，燃焼時間が長いため，未燃分が増えやすい状態です。つまり長時間のアイドリングは，燃焼室内部を汚す原因のひとつです。このため長時間のアイドリングは好ましいことではありません。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。