スズキ エリオ 「納車後、家族を乗せて一般道、高速道を走行、ほどなくして出た言葉は「なっ、ﾊﾟﾊﾟの目に狂いはなかったろ」だった。初乗りの場合、ｸﾙﾏ（車両感覚、ﾌﾞﾚ」のユーザーレビュー

納車後、家族を乗せて一般道、高速道を走行、ほどなくして出た言葉は「なっ、ﾊﾟﾊﾟの目に狂いはなかったろ」だった。初乗りの場合、ｸﾙﾏ（車両感覚、ﾌﾞﾚ

2009.11.29

総評

納車後、家族を乗せて一般道、高速道を走行、ほどなくして出た言葉は「なっ、ﾊﾟﾊﾟの目に狂いはなかったろ」だった。初乗りの場合、ｸﾙﾏ（車両感覚、ﾌﾞﾚｰｷ等）に慣れるためにそれなりの時間を要するものだが、ｴﾘｵの場合、その時間はきわめて短かった。運転のしやすさ、楽しさ、快適さ、足回りの良さは期待していた通りだった。さらに言えば、6万キロを超えた4年落ちということで、ある程度の「ｶﾞﾀﾋﾟｼ感」は覚悟していたが、それは全くと言っていいほど気にならないというか、感じなかった。
今回のｸﾙﾏ選びでは国産の1.5～2ﾘｯﾀｰｸﾗｽの中から候補を絞ることにしたが、その際に、幾つかの、絶対に譲れない条件があった。そこにこだわって検討していった結果、残ったのはｴﾘｵ、ｴｱﾄﾚｯｸ（三菱）、ﾍﾞﾘｰｻ（ﾏﾂﾀﾞ）、ｱｳﾞｧﾝｼｱ（ﾎﾝﾀﾞ）。ｴﾘｵ、ｱｳﾞｧﾝｼｱは名前すら知らなかった。ﾒｰｶｰを問わず自分の好みに徹底的にこだわった結果、存在することすら知らなかったｸﾙﾏを愛車に選んだという、実に面白い体験をすることができたし、非常に満足度の高いものとなった。
ｴﾘｵを選ぶなら、やはり後期型（平成15年のMC以降）がお奨め。後期型に絞れば、Carviewのﾕｰｻﾞｰﾚﾎﾟｰﾄでも評価はほとんどの項目で8.5ﾎﾟｲﾝﾄを超えてくる。ただ、不人気車で絶版車となっている今、自分の好み（色、排気量、駆動方式）にﾋﾟﾀﾘと合うものを探すのであれば、ある程度時間にゆとりをもって臨んだほうがいいと思う。

満足している点

①走行性～各速度領域において接地感のﾚﾍﾞﾙは高く、直進性・旋回性ともに安定している。堅めの足回り（好み）ながら段差等での突き上げ感は不満のないﾚﾍﾞﾙに抑えられているし、ｺｰﾅｰでのﾛｰﾙもおとなしめなのでｸﾙﾏに弱い家族にも好評。
②遮音性～ﾛｰﾄﾞﾉｲｽﾞ、ｴﾝｼﾞﾝ音ともに静粛というﾚﾍﾞﾙではないが、ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰへの情報伝達という意味で好ましく感じている。また、高速での風切り音は全くと言っていいほど気にならない（個体差？）。
③AT～まるでCVTかのように滑らかに変速していく。かといって、CVTに違和感を覚える自分にとっては、わずかに伝わる変速ｼｮｯｸはかえって心地良い。これまで乗ったAT車の中でもその出来は上位に入ると思う。
④運転席～運転席から鼻先は見えないが、短いﾉｰｽﾞと適度な座面の高さにより見切り、取り回しとも楽。大柄なｼｰﾄは肩から大腿部に至るまでｻﾎﾟｰﾄ性が高く、長距離も苦にならない。
⑤後席～前席よりやや座面を高くすることで閉塞感がなくなり、実寸以上のゆとりを同乗者に感じさせている。乗降については年配者にも楽（両親の感想）。
⑥ｲﾝﾃﾘｱ･装備～平成15年のMCにより質感はかなり向上している。もし、「第2のﾘﾋﾞﾝｸﾞ」的なものを求めるのなら不満だろうが、そうでなければ、品良くまとめられた質素さは思いのほか落ち着きを感じさせる。必要最小限の装備はｽｲｯﾁ類の配置・操作性が機能的で使い勝手は非常に良い。

不満な点

①段差、ｸﾙﾏ止め等でﾌﾛﾝﾄ部を擦りやすい。
②擦り傷、掻き傷がつきやすい（やや塗装が弱い？）。
③小物の収納ｽﾍﾟｰｽが少ない。
④もう少しｸﾘｰﾋﾟﾝｸﾞ現象があってもよい（特にﾊﾞｯｸで駐車場に入れる際に）。
　①②は実体験によるものではなく、4年落ちの中古車の状態から予想されるｴﾘｵの弱点といったところ。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験