スバル XVハイブリッド のみんなの質問

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スバルグローバルプラットフォーム



いつもお世話になっております。

次期車にフォレスターを検討しているのですが、SGPの雑誌等での評価が高く、まだ採用されていないフォレスターの末期モデルにするか、次期型にするか迷っています。
現行型はファイナルモデルということで、一般的にはネガはつぶされた完成度の高い状態の車を好条件で買えるのが魅力だと思いますが、インプレッサとXVの評価が劇的なまでに走りの質感が向上した、のような記事を見てしまうとフォレスターもSGP採用を待ったほうがよいのかな?と思う部分もあります。

SGPはそれ以前のスバル車とそれほどの差があるものなのでしょうか。またこの技術の概要などをほとんど知りませんので、他社の技術との比較、SGPのメリットだけではなくデメリットなどもご解説頂けますと深甚です。

ただしエンジンや駆動方式についてはあまり進化したような事は書かれていないのと、1.6ターボがレヴォーグのみというのはスバルの現状の少し気になる点です。

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ベストアンサーに選ばれた回答

●スバルグローバルプラットフォームとは?
新しいインプレッサから導入されるスバルの単一プラットフォームです。BRZ/86以外の車両に共用されるようです。

現代のプラットフォームは,サイズ変更にかなり対応できるので,プラットフォームの種類を減らすことで,開発効率と生産効率をあげることができます。このため多くのOEM(車両メーカ)で,プラットフォーム共用化は進んでいます。しかし問題は中身です。単にコストを下げるだけのプラットフォーム開発では,将来はありません。今回の「スバルグローバルプラットフォーム」では,中身を大幅に進化させています。その良い例が,欧州のOEM(VWなど)やトヨタのTNGAです。たとえばTNGAでは,リヤサスペンションをトーションビーム式からマルチリンク式に変更しました。このように中身を良くするため,開発効率をあげるというのが正しい姿ですが,今回の「スバルグローバルプラットフォーム」は,これに合致しています。

問題は,安い車まで高いプラットフォームを使うため,コストアップするという問題ですが,これは台数規模の拡大でクリアしたのでしょう。

●中身の進化は?
2つあります。
車体構造と走行性能の改善です。車体構造での剛性アップでは,ハイテン(高張力鋼板)の拡張採用や取り付け点の改善も入っているはずですが,具体的な発表はありませんでした。走行性能では,低重心化やサスペンションの変更があります。水平対向エンジンは,吸排気の取り回しがあるため,クランク位置が高く,必ずしも,直列エンジンより低重心ということではありませんでした。ここを改善したのでしょう。

●タイミング
プラットフォームで大幅進化したので,エンジンを含むパワトレインの進化は次のフェーズになるのでしょう。これは当然のことで,全部を変化させると,不具合をなおすのが大変だからです。

●プラットフォームの期限
今回の「スバルグローバルプラットフォーム」は2025年までつかうそうです。つまり7年くらいの寿命ということになります。これは欧州OEMの進歩に似ています。一方,日本では,クラウンなど10年以上も同じプラットフォームを改良しながらつかっており,欧州からみると,大幅に遅れています。
昔の日本のように4年ごとのモデルチェンジは不要ですが,7年くらいで進化させるのは重要なことです。

●「不利」が進化の原動力
水平対向エンジンを前輪軸前に配置し,四輪駆動を基本とするというのは,重量増加や重量配分から見て,けっして良いことではありません。この不利な状況を,あえて受け入れ,それを改善させる原動力にしているのは,素晴らしいことです。

「不利」な条件を受け入れるというのは,クルマに特徴をもたせることになります。現代のようにクルマの基本性能(=走る・曲がる・止まる)に関心がない人が多い状況では,「特徴」をもたせることが重要です。

●回答
「スバルグローバルプラットフォーム」は大幅進歩技術の集大成なので,「買い」です。もし心配なら,半年程度待てば良いでしょう。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2017.6.21 19:32

ご回答有り難うございます。実はフォレスターのボディサイズが大きくなる事も予想して現行型も視野に入れていた部分はあったのですが、それほどの差があり、かつ走りに貢献しているのであれば待ってみたいと思います。
この度はご回答有り難うございました。

その他の回答 (2件)

  • 待ちでしょう。
    アイサイトも4に。
    XV試乗するといいです。
    良さがわかりますよ。

  • 3世代ぐらいでフロアやモノコックがガラッと変わるのはどこのメーカーでもいつものことですよ。乗員保護、軽量化、剛性確保、コストの4つは同時に成立しないので、テスト繰り返して落とし所を探りながら、その時点でベストと思われる結果のを採用してます。

    ただ汎用設計では専用設計にはかないません。もちろん妥協できる部分は今までも汎用設計なんですが、今回はちょっとその範囲を広げたってことですね。汎用設計でコストダウン!では流石に聞こえが悪いので横文字の名前が付けられたようですが(笑)

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