スバル ステラ 「そこそこ長いレビュー的なもの Ver.1.2」のユーザーレビュー

そこそこ長いレビュー的なもの Ver.1.2

2017.10.4

総評

ちなみに乗っていた型式はRN2D51F。
星一つはかわいそうなのだが、星二つでもつけられない。星1.5くらいが正直なところ。10か1なら完全に1のクルマ。車好きが乗って楽しめるかどうか難しいところだ。お買い物車としてはいい・・・にしてももっと利便性の高いクルマは他にたくさんある。燃費はいいんですよ。燃費は。

満足している点

ごめんなさい。これがね、特にないんですよ。

不満な点

純正ステアリングは個人的に細いほうが好みだがコレは細すぎる。樹脂感ありありで太い2本スポーク。細いのに持ちにくい。ハンドルカバーで多少の改善は図れる。

シートチルトが無いのはまだいい。ステアリングチルトが無いのは辛過ぎる。このせいで楽な運転姿勢が若干取りづらく、遠乗り時の苦痛にもつながってしまう。まあ、コラム割って中の「あるところ」にワッシャ挟んで調整するっていう裏技があるみたいよ。

あと、眠たい。とにかく乗っていて眠たい。走りの楽しさを感じる車ではない事は十分わかっているつもりだが、まろやかな乗り心地もあって本当に眠たくなる。事故には要注意。

デザイン

2

別に醜いわけではないけど、印象には残らない。

走行性能

2

スバルのCVTは独特らしいという話を聞いてナルホド、と思った。Dレンジでもアクセルオフ時に妙なエンジンブレーキが掛かっている感触が常に憑きまとい、信号が赤になった、アクセル離そう！という時の空走時間も、慣れないと何度も踏んで調整する必要がある。

つまり文字通り「踏まないと進まない」これに尽きる。こうやって文字に起こすと、何言ってんだコイツと思われるが乗ってみるとわかる。なんというか、せっかく燃費がいいクルマなのに損した気分になる。

加速はまろやかで鋭さなど微塵も感じないが実用速度域では何ら問題はない。高速道路でも「ああああああ！」という軽特有の唸りこそあるものの突風が吹かない限りは安心して乗っていられる。

CVTに依るものなのか知らんが、どんな速度域でも尻窄むこと無く常に一定の加速が得られるってのは、地味にすごいことなのではないだろうか。

サイドブレーキはフット式で、ラッチ（ロック）がかなり深い位置にある。これを踏まえて、熟練するとスピンターンなどで重宝しそうだがそもそもこの車で熟練しようとも思わない。

乗り心地

3

段差入力は非常にマイルドで、何かフィルターが掛かっているかのようなボヤけた感触をドライバーに伝えてくる。要は、乗り心地は割とイイ方だと思うのだが、滑らかなCVTってのも相まっておもっクソ眠たくなる。意外と安定性はある程度持っているので、速度が乗ってきてもフラつきはそんなでもない。しかし、本当に眠たくなる。肌寒いからと暖房でも入れようものなら、黄泉の世界への入口が徐々に近付いて来るだろう。

純正シートは気持ち固めで、長距離でも腰は痛くなりにくい。が、アームレストもついてないしステアリングチルト機能も無いせいで楽な運転姿勢を取りづらく、かったるいなんてもんではない。このまま熟睡してしまいたくなる。

ドリンクホルダーは運転席・助手席側それぞれに一個ずつ付いているのみで、灰皿はもちろん付いていない。エアコンルーバーはちょっと網目がきつい気がするので、挟む系のホルダーは一部使えるかどうか怪しい。運転席上部にある、小物入れの存在価値も疑わしい。

【音響】
従来のツイーターがある場所にメインスピーカーが付いており、ドア側にスピーカーホールこそ空いているがスピーカー自体入っていない。たぶんオプション。そのため軽トラのような妙な音質になるが、純正デッキが見かけによらず高音・低音で細かい調整ができるので純正状態でも多少マシな音質には変更可能。それでもまだ篭っているが。スピーカー増やすといいのかも。

シートポジションにもよるだろうが、あのAピラー側の小さな三角窓はあってないような物に感じる。

積載性

1

あんまし期待してはいけない。後部座席は倒せるがフラットにはならないし大して物も積めない。むしろシートを倒すくらいなら起こしたままにしたほうが積み荷の安定性的な意味でマシなレベル。

燃費

3

カタログ値リッター21.5Km。ガソリン代2000円払って約300Km走行できるくらいには走ってくれる。推測計算で街乗り・遠乗り複合でリッター18Kmペース。燃料計が妙にグングンと下がってくる気がしたが、意外と燃費は良い。流石はCVTといったところか。

【フューエルリッド】
置き忘れ防止のゴムコード付き。しかし、キャップを引っ掛けるような仕組みにはなっていないためブランと垂れ下がっている状態で給油する。正直カッコ悪い。

価格

3

同型を今更手に入れようとするのは、余程何らかの思い出か何かがある奴なんだろう。他に選択肢が無かったから、という場合とか。流石にクソ安くなっているが距離とか考えると、一年くらいで使い捨ての感覚が良いのかも。でもそれって実際どうなんだろうね、コスト的に。

故障経験

壊れるほど乗らんかったが、壊れるまで乗りたいとは思えない。