バランスの取れた万能選手
平成15年式の8年落ちを購入して1年余り乗りました。
当時は他にホンダビート、シトロエン2CVを所有しており、普段のアシとし
2012.12.7
- 総評
- バランスの取れた万能選手
平成15年式の8年落ちを購入して1年余り乗りました。
当時は他にホンダビート、シトロエン2CVを所有しており、普段のアシとして購入しました。
正直、利便性以外は余り期待していませんでしたが、乗ってみると居住性、快適性、操縦性、動力性能、乗り心地のほぼ全てに◯をあげられる軽自動車としては非常に優れた車でした。
それなのに何故手放したのか?・・・普通車で更に優れたモノに出会えて、それ一台で事足りてしまったためです。もちろん経済的な事情もありましたが、名残惜しさも感じております。
そのため、この車の美点を他の方々にもぜひ知っていただきたいと思い投稿しました。
- 満足している点
- まずは利便性です。
背が高く開口部の大きなハイト系ワゴンの例に漏れず、使い勝手が非常に良いです。普段の買物では運転席側のリアシートが荷物置場として重宝しました。2・3ドアではあり得ない便利さですね。
また引っ越しの際には、リアシートを倒して生まれるフラットで広大なスペースが大活躍してくれました。Lサイズの洋服ケース4つを積み込んでも、前後方向と上部にはまだまだ余裕がタップリです。
さらに荷室の床板を持ち上げると、その下に小分けされた収納スペースがあり、バッテリーケーブルや工具などを見易くしまえる機能的なものでした。
ダッシュボードのグローブボックスも蓋付きで上下に2つ用意され、とても使い易いです。
次は予想外でしたが、高速巡航性の高さです。
高速道路を120kmでストレスなく快適に運転でき、踏み込めば騒がしくはなりますが130kmでも十分安定しており驚きでした。道交法上オススメはしませんが、そういうポテンシャルを持っています。
ハンドリングも高速時のビビリやフラつきは全く感じませんでした。日常の運転でも若干軽めながら、自然でスムーズな好ましい印象でした。
動力性能も、ワイドボディの重めの軽自動車としては十分です(プレオがワイドボディ化されたのは買ってから車検証を見て気付きました)。もちろんビートには及びませんが比較するものでもありません。
快適性についても、この時期の軽自動車としては珍しくオートエアコンが装備されています。
さらに窓が大きく見晴らしが良いため、車庫入れや車線変更も安心でした。
- 不満な点
- ボディが重いためか(車検証上は870kg)、ローギアードでエンジン回転が高めで、常用域は3~4千回転位でした。必然的にエンジン音は大きめで(音質はギュイーンというメカニカルなものでさほど耳障りではないですが)、燃費も測定はしていませんが、おそらく12km前後かと思います。
よく回るエンジンですが、3速で5500回転位になるとリミッターが効いた様にガクンとなってそれ以上踏み込めなくなります。そういう設定なのかどうかはわからず終いです。追い越し時にはかなりプレッシャーとなりました。
またブレーキは贅沢な4輪ディスクでしたが、強く踏み込むとガクガクと振動して故障かと思いました。しかし、通常の使用では何の問題もありませんでした。
やはり背が高い車の宿命か、タイヤの選択が甘かったのか、タイト目のコーナリングは不得意です。相当ボディが傾きフロントも外へ流れがちで、ハイスピードで突っ込むのはとても危険です。足回りを固めようかとも考えましたが、日常での快適性を優先してノーマルを維持しました。路面からの突き上げもマイルドで乗り心地が良かったためです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験