スバル レヴォーグ 「ツーリングワゴンってこれくらいしかないよね。」のユーザーレビュー

ツーリングワゴンってこれくらいしかないよね。

2023.11.13

総評

家族が増えて奥様から「ワンボックスにしなさい」というプレッシャーをかけられているお父様方が、何とかして低いアイポイントの車を買うための最後の砦的存在。
全日本スライドドア教により洗脳を受けた奥さまへ「ほら、アイサイト着いていて安全だよ」「ATだから君も運転できるね」「荷室も広々！(自転車は乗らないけどね)」「ボンネットの穴は万が一の時は郵便ポストになるよ」等と言って一生懸命口説いている姿が目に浮かぶ一台である。
今回2.4リッターのグレードに乗ったが、エンジンパワーが期待していた程無い気がする。それはピークパワーに向かってまるで大排気量NAの様に緩やかに力が出るようにしている演出なのかもしれないが、1.8リッターに比して税金や価格など明確に差が出る事に対する言い訳としては弱い気がする。ただ、1.8リッターの方には乗っていないので、あくまでも他の2リッターや1.5リッターの車と比較しての話。

総じて言えば物は乗るし、人も大人5人がしっかり乗れる。いわゆるミニバンと比して運動性能もそこそこ良い。余程大きな車じゃなきゃダメって人でなければ、充分に買って満足できる一台だと思われます。

満足している点

シートの質感含め乗り心地は非常に良い。
物もそれなりに乗るので日常の使い勝手は良いと思われる。

不満な点

アイサイトは慣れないと危ない。
2.4リッターターボなのにイマイチパンチの無いエンジン。

デザイン

4

最近の流行りなのかフェンダー周りに樹脂パーツを配する風潮があるようですが、あれ、10年くらい経つと白ボケして一気に古い車感出るんですよね。それを分かっててか、採用しなかったのは偉い！もうそれだけで充分です。
それだけでヘッドライトの不思議なデザインや、実はリアウインドが傾斜しているために荷室後部には背の高いものが積めないとかいう弱点は帳消しです。
まぁその辺は慣れと使い方です。
一目でレヴォーグと分かるようにしつつ、しっかりとデザインを変えているあたり、素晴らしいと思います。

走行性能

3

走行性能という程限界を攻めていませんが、アイサイトについては少し…。
そもそもアイサイトは運転補助装置であって、人間がしっかり運転しろよってのはわかってるって前提です。また後で知りましたが、自動追尾は高速道路で使うための機能らしいです。それを踏まえて。

前走車を自動追尾してくれる機能があるのですが、前走車が消えた瞬間に設定した上限速度まで加速を始めます。具体的に言うと、自動追尾機能を使って前走車にあわせて信号待ち。前走車は直進、自車は左折というシチュエーション。左折を始めた瞬間に前走車が居なくなったと認識して加速が始まります。これはビビりました。
普段運転補助機能が全くついていないロートルな人間がハイテクな車に乗るときには充分に注意が必要です。しっかり説明書を読まなくてはいけないなと反省した出来事でした。アイサイトは悪くないですね。

アイサイトのブレーキだとまだまだカックンブレーキになるのは仕方の無いことなのか。制動が終わった瞬間、縮んでいたサスペンションが伸び始めるのに合わせてブレーキを少し抜くことで最後のショックをいなす。これについてはまだまだ人間の方が上手いと感じました。

アイサイトについては危険を感知したときに仕事してくれる分には良いと思いますが、自動運転の様に積極的に出てくるのはちょっとなぁと感じるものでした。

乗り心地

4

椅子の座り心地は素晴らしい。
この椅子でこの車を選んでも良いと思いました。

積載性

5

ワゴンなのでそこそこ積めます。
ただ、前述の通りリアウインドが傾斜しているので、荷室後部に背の高い荷物は積めません。

燃費

-

代車なので割愛。

価格

-

代車なので割愛。

故障経験

代車なので割愛。