スバル レガシィB4 「この車は、「走ること」に並々ならぬ情熱を...」のユーザーレビュー

この車は、「走ること」に並々ならぬ情熱を...

2006.9.15

総評

この車は、「走ること」に並々ならぬ情熱を傾けて作られている。たいていの日本車は、「如何に日常生活の快適さをを車の中に持ち込むか」を考えているとしか思えない。だが、「走るということは非日常の行為で、そのために万全を尽くす」という発想でこの車は作られている。そういう発想でコストが割り振られれば当然内装に不満な部分は出てくるだろう。しかしそれはこの車に対する本質的満足とのトレードオフだと思う。
しかし、日本社会が二極化していく中、これからスバルはどういう方向に向かうのだろう。「勝ち組」の欲求に応えるため、内装も頑張り、高級化路線を追求し、「プレステージカー」を目指すんだろうか。もしそうなら、私は次の買い換えの時に、レガシーを購入することはないだろう。「デザインも内装も少々あか抜けないけど、走行性能が車の本質。そこは妥協していません」という車作りをしてくれるなら、次もぜひ。

満足している点

街のりでは2500回転以上でシフトチェンジしないと流れに乗っていけないので、ストレスがたまりがち。はっきり言って街のりは不得意科目。しかしこの車は高速道路に入ったとたん、豹変する。車の全てが、この時のためにびしっとチューニングされたかのごとく安定し、少々わだちがあろうと、路面が波打っていようと、厳しめのコーナーだろうと、意に介さず走り抜ける。ああ、いつまでもこうして走っていたい。

不満な点

これでもう少し低速トルクがあれば、万能なんだけど。また、そうなれば街のりの燃費もだいぶ改善されるだろう。
内装については、不満はない。ともすればコストを内装（しかも、どうでもいいような小物入れや見てくれだけのデザイン）にかけて「売らんかな」の商売をするメーカーが多い中、スバルの実直さは得がたい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験