スバル レガシィB4 「車に対する要求は十人十色だと思われるが、...」のユーザーレビュー

車に対する要求は十人十色だと思われるが、...

2006.1.15

総評

車に対する要求は十人十色だと思われるが、代表的な要求として
「速く走れる」ということがあると思う。
ただ、日本の公道では他車に意識的に競り勝とうとしている
相手に対し、最終的に競り勝つことは容易ではない。
昨今エンジン排気量が1500ccもあれば、180km/h位は出てしまう。
血気盛んな若者や傍若無人なオヤジなどは、こちらが160km/hを
出してようが、平気で食い下がれるわけである。
その場合、車の能力やドライバーの能力の差ではなく、
どれだけリスクをわきまえ「ない」か心臓が太いかの勝負となる。
あえて言えば、そのような勝負に勝ちたいのであれば、
その車を見て、進んで勝負をあきらめるくらいのオーラを
持った車に乗る必要があると思う。

したがって、特に圧倒的なオーラを放っていないこの車に対して、
他人の車に競り勝つことを求めてはいけないと思っている。
この車の美点は他人を刺激することなく「さりげなく速く走れる」
ことだと思っており、私もそのような要求でこの車を買い、
期待に応えてくれている。

また、うがった見方かもしれないが「この車を運転しているぞ」
という感情が快感なのであって、「絶対的運転感覚」自体の
楽しさでは、上位に属するとは言えども、この車より一歩も二歩も
上の車があるはずだと考えている。

そのような意味で、ともかく運転する楽しさを第一に考える方には
別の選択肢が妥当と考えるが、長距離を静かに速く全天候で安全に、
なおかつ適度に運転を楽しみながら走りたい、という要求を持つ方に
とっては、この車は有望なチョイスとなると確信する。

満足している点

購入から１年半が経ち、14,000km 走行した。

主観的な面が多々あるが、

スタイリングが良いこと。確かに斜め後ろから見た形はカッコいい。

この車が好きで乗っているという主張を感じ取ってもらえる可能性が高いということ。

燃費が良いこと。高速道路での平均燃費は、14km/l 近辺だと思われる。四輪駆動で 280 馬力も出している車としては驚異的である。５速ＭＴで100km/h時にエンジンはおよそ2500rpm。この場合シフトダウンしなくても瞬時に強力に加速するので５速ＭＴを搭載した意義とスバルの意思を感じる。６速化するのであれば、同時にエンジンの有効トルク発生回転数も400rpmほど下げることとセットでお願いしたい。

乗り心地が良いこと。10000km 位から、ダンパーの当たりがついてきたのか「プレミアム」な乗り心地に変化した。角が取れつつ、ビシッとした乗り心地でで非常に満足。

実用的であること。大人４人が十分乗れて、トランクも広い。装備も必要十分。

そして、もちろん走行性能が高い（特に静かに速く走れる）こと。

不満な点

MTのフィーリングがが良くない。STIシフトレバーに交換しているが、
それでもまだ節度感が足りないと感じる。また、３速への入りが
シビアで、少しでも１速側にぶれるとゲートにさえぎられて入らない。

方向指示器のスイッチを入れるフィーリングがいまひとつ。
もっと滑らかなタッチにならないのだろうか。
このフィーリングだと操作するごとに自然とエイヤッと「叩き込む」
ような操作になってしまう。

カップホルダーの位置。やはりフロントコンソールにうまく工夫して仕込んで欲しい。

シートは不満。シートバックは、座面から15cm程度上の部分が、
もう3cmほど、盛り上がってくれて良い。ランバーサポートの
調整点は下過ぎて私には意味を成さない。

余計なお世話かも知れないが、運転の技量を磨く車としては不適。
走行性能が非常に高いため、この車で挙動が乱れるほどの運転をする
ことは危険である。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験