スバル レガシィB4 「時代の終わりを記念するクルマかも」のユーザーレビュー

時代の終わりを記念するクルマかも

2020.10.12

総評

外内装の上品さ、過剰な動力性能、ハードな乗り心地など・・現代のクルマからはなくなってしまっているものがたくさん残っています
何よりも人間の意志の通りに動き余計なことはしません
タイトル画像に２年前の新車が写っていますがクルマの方から「後ろからクルマが来てる」とか「線からはみ出てる」とか言ってきて「わかっててやってるんだっちゅうに」と言い返したくなるようなことがよくあります
このクルマには一切ありません
そこが一番かも！
もはやヘッドライト消灯すら人間の思うとおりにさせないぞっ！という時代が来てしまっています
頼りない人間を信用せず安全を守ってくださるのはありがたくもありますがたぶんこのさき新車を買うことはないでしょう

満足している点

３リッターのＮＡ６発をマニュアルミッションで動かすクルマなんて今ほとんどありません
孤高の存在として動き続けています

不満な点

年々不満は減っています
人間の方が慣らされたのでしょう

デザイン

5

目立とうとしすぎないアンダーステート感
フォルムで見せるスタイル
「わぁ旧車だぁ」と振り返られることもなく
ちょうどよいレトロ感も含め最高だなぁ・・と

走行性能

5

しゅーんと吹け上がっていく水平対向６気筒エンジンをマニュアルミッションで操る楽しさ
やはり最高です

乗り心地

4

乗り心地はこれが本当に純正と疑うほどの堅さです
が
そこがいい・・っていうことにしておきましょう

積載性

4

セダンです
現在流行中のファストバックではフォーマル感がいまいちだと思っておりますのでこれがベストです

燃費

4

うーん
希少なクルマに乗る人は燃費は気にしません
（と負け惜しみ）
ＡＷＤとしてはとてもいいかと思います
ただ
このごろ遠出ができなくなってしまって・・

価格

5

十四年で割れば月額2.3諭吉（いや・・整備代はけっこうかかってるか）本当に価値あるクルマです

故障経験

基本的には丈夫なクルマだと思います
ブレーキパッドもクラッチもラジエータコアも足回りも新車のまま使っています
プラグがそろそろ交換時期かなぁ
そうそう
触媒一体の排気パイプ
ボディにボルト止めするステーが折れただけで機能的には何も問題ないのにアッセンブリ交換となってしまいかなり高額だったという経験をしています
ドライブシャフトブーツとエアフローセンサーはお約束の交換部品みたいでこのクルマも例外ではありませんでした
こういうところは凝ったメカニズムのクルマなのでやむを得ないのでしょう
でもさぁ十四年間レッカー移動もなく乗れてるわけですから！