スバル レガシィB4 「全天候型グランドツーリングセダン」のユーザーレビュー

全天候型グランドツーリングセダン

2015.4.5

総評

世界でも希にみる水平対向6気筒を味わえる車です。

最近のエコカーと言われる車からすれば消耗するものが多いと思います。(ガソリンやオイルなど)

しかしこの3.0RスペックBはスバルが当時ヨーロッパに本気でレガシィを販売、欧州車と戦うために作られたモデルです。

スバルが北米主体の販売になってしまった現在、エンジンのダウンサイジングなど大排気量車自体が消えつつあり、もうこのようなモデルはスバルでは販売されることはほぼ無いと思います。

現在、新車で6気筒は購入出来ないのでもし興味があれば程度の良い中古が探せるうちに乗ったほうが良いと思います。

なお年式的に数年後には増税対象になります(T^T)

満足している点

2.0GT系より排気量の分だけ税金は高いですがターボのシビアなメンテナンスや部品代、タイミングベルト代などを考えると、NAでタイミングチェーンを採用した3.0R系の方が魅力に感じました。

純正でmomoステやビルシュタインなど走りを重視したアイテムが装着されているのが良いですね。

インテリアもスバルの上級モデルなだけあって作りは上質です。

不満な点

物を置けるスペースが足りないです。ドアにペットボトルや缶が収納出来る場所がほしい。

コンソールにペットボトルを入れるとMT車だと明らかに操作の邪魔になる。

外から入ってくるノイズが大きい。

スバルでは高級な方ですが他メーカーからすれば安っぽく感じられてしまうインテリア。

デザイン

-

走行性能

-

レガシィはターボというイメージが強いかもしれませんが6気筒という選択肢もあります。

3リッター水平対向6気筒は極低速域を除いてトルクフルです。

ターボ車程の加速感は感じられませんがアクセルを踏んだ分だけ忠実に加速していきます。

普通に走っているつもりでもパワーがあるので速度制限に気を使うかもしれません(^^;

スバルが自社開発した6MTも気持ちよくシフトします。

少し長めのストロークがレガシィならではセッティングだと思います。

駆動方式は当然の4WDですが雪国では絶大です！

2リッターモデルより重くタイヤも大きいせいか安定性はかなり高いです。

凍結した路面はタイヤの性能にもよると思いますが雪道では快適に走れました。

高速時においても4WDによる安定感は高くスポーツセダンらしいです。

乗り心地

-

エンジンを始動しても振動はほぼ感じられません。

水平対向6気筒は理論上完全バランスエンジンなので本当に静かでむしろロードノイズなど外から入ってくる音の方が気になります。

BL型レガシィはすでに10年以上前の車両になりますが静粛性においては新車に乗っても驚きません。

乗り心地は純正でビルシュタインがはいっているせいか町乗りでは少し固めです。

ですが速度が上がるほど快適になりパワフルなエンジンもあって積極的に高速域を維持したくなります。

スポーツセダンなだけあって柔らかい乗り心地ではないです。

セダンに快適性を重視するなら別の車両がいいかも(^-^;

積載性

-

トランクは必要十分な容量です。

ただトランクスルーはアームレストのみでリアシートが畳めないので多くは乗せられないです。

自分はあまり多くの荷物を載せないので充分ですが積載性を重視するならやはりワゴンがいいかと。

燃費

-

3リッターエンジンなので当然ですが良くはないです。

それでも普通に走ってればリッター8～10kmぐらいだと思います。

ハイオク専用なので乗ったら覚悟が必要ですね(´-ω-`)

価格

-

故障経験

今のところ無いですがBLレガシィはパワステのポンプが故障が多いみたいです。

スバル車全般に言えることですがマフラーが錆びやすいみたいなので注意が必要です。

3リッターモデルの純正同等の社外マフラーはほぼ無いみたいであってもかなり高額になります。