スバル インプレッサ(ハッチバック) のみんなの質問

解決済み
回答数:
3
3
閲覧数:
380
0

ランエボとインプレッサとでは、WRCではランエボの戦績が圧倒していますが、初期のエボとインプではインプの方が好成績でした。

初期の頃のインプが圧倒していた理由(エボが勝てなかった理由)はどのような要因だったのでしょうか。

補足

徐々にインプが圧されるようになりましたが、これはトルクの太さの差が決定的なのでしょうか。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

質問者のご指摘どおり、
1995年より三菱はWRCで急激な進化を遂げWRCを圧倒しますが、

1993~1994年までは、ランサーエボリューションのセッティングを迷うこともあり、煮詰め不足(特にターマックは最弱)が目立っておりました。

→三菱はギャランVR-4→ランサーとスイッチしますが、ギャランはラリーアートヨーロッパ主体の開発、ランサーは日本側での車両開発と、作りも別物でノウハウが無かったと思われます。(なので、ギャランVR-4の駆動系は英国のもので直結orビスカス。トヨタと同じハイドロロックは失敗)

スバルはレガシィ→インプレッサで中身がほぼ一緒の構成だったのと、英国プロドライブの実績や「縦置きレイアウト」のバランスの良さで、最初から順当な成績を出せてました。

ランサーに光明がさしたのは1993年の最終戦RACラリー。積雪の中ランサーは総合2位に入りますが、この時「リヤスタビライザーの取り付け位置がずれており、設計のロール剛性が出てなかった」と証言がありました。再計算の上2cm(だったかな?)ずらしたところ、本来のジオメトリを取り戻した話もあります。

--------------------------------------
※前提として、三菱のWRCワークス予算は全ワークス「最低」の部類で、スバル(プロドライブ)より半分以下、トヨタの1/10程度しかありません。

※その代わり、三菱はWRC活動の設計・開発をほぼ日本(岡崎)で行うことで、三菱自動車の社内リソースをフルに活かすメリットを得られます。これは英国プロドライブにWRC活動を委託していたスバルとは対照的です。
---------------------------------------

1995年から急な三菱躍進の理由として、以下要因が挙げられます。

(1)三菱が開発した電子制御4WD制御システム(1995年~アクティブデフ)
(2)三菱の駆動系にマッチした「トミ・マキネン」の獲得
(3)1993年から継続したホモロゲーションの進化


(1)特に、RAE関係者も証言している(1)の三菱開発のアクティブ4WDが逸品で、1994年までは、WRC・アジパシでもスバルの後塵を拝していた三菱が、急激に速くなった要因はこの「電子制御アクティブ4WD」以外にありません。

この三菱製4WDトランスファーの基本構造は、エンジン横置きながらも「リヤ直結駆動(FR)」ベースであり「特殊トランスファー(スプラグクラッチ)」で、前後回転差に応じて瞬間的にフロント駆動するという、0:100~50:50まで可変する仕組みです。→ここを電子制御化したのが1995年。

(2)あの「トミ・マキネン」が加入。
当時はケネス・エリクソンがドライバーでしたが、彼も三菱の「電子制御4WDで」武装した1995年、覚醒したかのように速くなり、なんと4戦のみスポット参戦ながら2回優勝、ドライバーランキング3位になります(驚愕)

結果、政治的な理由(と言われてます)により、マキネンをエースドライバーにし、エリクソンはスバルに移籍します。

(3)三菱はスバルと異なり、WRカーより改造範囲が狭い「グループA」に留まりますが、これを逆手に取り「市販車を強化することで、ホモロゲーションを獲得する」手法を取りました。

→1998年、三菱はエボⅤで参戦しますが、なんとGSRで「ワイドトレッド」、RSで「ナロートレッド」というホモロゲーションを取り、ワイドトレッドしか使えなかったWRカー勢に対してグラベルで優位に立ちます。


以上、長文となりましたが、つまるところ「三菱製4WD機構」と「トミ・マキネン」のタッグが、三菱圧勝の方程式になったというところです。

その代わり、この三菱独自の4WD機構はマキネン以外は乗りこなせず、リチャード・バーンズ以外は全く操ることが出来ませんでした。

その挙動は、アクセルを全開にすると4WD(スプラグで一気に直結)、アクセルを緩めるとスプラグがフリーになり「RWDになる」というもので、アクセルを微妙に加減するドライバーはスピンに陥り、危ないと思ったらアクセル全開にしないといけないという、なんとも恐ろしい駆動系でした。

その他の回答 (2件)

  • 当時のスバル/STIがモートリモデルニ(F1)よりもプロドライブに金を突っ込んだからレガシイが速くなってそれがその後のインプレッサ555につながるわけだ。
    三菱については昔から開発を岡崎でやってたので開発スピードはそれほど高くはなかった。それにエボとほぼ同時期に開発を始めたアクティブデフもまだまだモノにならなくて試行錯誤してた時代。ただ4G63はギャランの頃から優秀。

  • 簡単

    スバルより三菱のほうが開発資金があった

    スバルのエンジンはチューニングに向かなかった

    以上

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。
スバル インプレッサ(ハッチバック) 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

スバル インプレッサ(ハッチバック)のみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離