インプレッサWRX STI GRB型に乗っています。 吸気音目当てでエアクリーナーをHKSかBLITZの剥き出しタイプの物に交換したいのですが、交換したらECUの調整も必須ですか？

Answer 1

こんばんは。付けるならHKS一択ですね。
と言うことをまずは前提に‥。
※気づいたら夢中になって超長文になってました‥。ちょっとした読み物感覚でお願いします！

ECUはやらなくても大丈夫です。ただしエアフロの検出はユルユルになるのでデチューンになります(壊さない様に、意図してそう設計されてます)。
ちなみに純正ECUの学習は事なかれ主義に調律されてますから、学習でマッチする‥んじゃなくて、壊さない様にしれっとパワーを抑える方向に制御します。意図されたエアフロ検出特性変更と、ノーマルECUのフェイルセーフに守られる事を予め加味している設計だからこそ、リセッティングしなくても「付ける事はできる」様になっている‥のがHKSなんですね。
やはり本領発揮は、その他の補機類も交換し、
剥き出しクリーナーの利点である吸気効率の向上を効果的に発揮できる環境を作った上で、きちんと知識をもったチューナーさんにECUまでやって貰って初めて輝くパーツです。
モノ自体は良いパーツです、私も使ってますし。ただ本来はパフォーマンス向上の為に使うものであり、それを活かすのに近道はない‥と言う部類のパーツであることは前提として認識しておくべきかと思います。ブーストアップレベル(350PS程度)ならノーマルエアクリで余裕を持って対応可能。タービン交換でやっとこ剥き出しの出番‥と言う感じです。

使う上での注意点はフィルターオイルを塗布する事。乾式はダメ、湿式でもオイル増し塗り推奨。そして2500キロサイクルでフィルター交換。その距離に到達しなくても、表面を触ってベタベタ感が無くなっていたら交換。例えば、強風の時に砂埃の中を通過した後などは入念にコンディションチェックをします。

なぜ乾式はダメなのか？
エンジンにとってのダストと言うのは、目に見える大きさのゴミなどではなく、砂塵の様な浮遊レベルの物体です。これを如何に吸い込まないかがポイントです。
最近のエンジンの長寿命化は、純正フィルターの性能向上が要因の一つと言われており、ダストを「濾す」イメージです。
対してHKSはダストを「捕える」イメージ。
スポンジの様な見た目で光が透けるフィルターだけど実はダストを通さない‥なんてワケがなくて、そのままだと見た目通り問答無用でダスト通過です。そこでオイルの登場。
塗布されたオイルの能力に依存‥という構造です。イメージとしてはゴキ◯リホイホイとか、ネズミ取り粘着シートですかね。
空気がフィルターを通過中、含まれているダストがフィルターオイルに吸着されることでクリーンエアにします。
乾式ではなく湿式を使い、オイルを増し塗りして使いましょう・元々寿命が短いが距離ではなくコンディションベースで交換しましょう、というのはこの様な理由からです。
その代わりに、目の荒いスポンジフィルターのお陰で効率よく空気を吸える「準備ができている」のですね。そのスポンジも不規則かつ互いを補完する様に繊維が走っており、いい意味で素直にエアを通過させない・フィルターオイルにできる限り仕事をさせる為の工夫がなされてます。
パワーフローに乾式フィルターが存在するのは‥「フィルターオイルが飛んでエアフロを汚して壊す」なんていう風評被害対策ですね。
そもそも高粘度なオイルである上に、飛ぶほどの深度までオイルは塗られていません。
だからコアな人は増し塗りして使います。

それに対しブリッツ‥に限らず、規則正しい網目となる金属メッシュ系のフィルターはこの浮遊レベルのダストに対してほぼ無力です。私なら絶対に避けます。

理屈を理解しライフを限定した上で、パフォーマンスダウン覚悟ならばリセッティング無しで付けてもいいと思います。
ですが部品選択や使い方を誤ると、吸気音の満足感と引き換えにエンジン寿命を削っていく事に注意です！

質問者からのお礼コメント

皆さんありがとうごさいました。

Answer 2

他に触媒フルストレートマフラーに交換したりブーストアップとかしてないならエアクリーナー交換した位だと純正ECU補正値内で学習するので不要です。交換して最初はアイドリングが高めになったりするかも知れませんが徐々に慣れてきます 1層のことエアクリーナー交換中にバッテリーのマイナス端子を10~分くらい外しておいて 電装系のリセットをある程度掛けてしまうのも手ですね。

Answer 3

交換したらECUの調整も必須ですか？
必要はありません